すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“負の遺産”核の最終処分場マップ

2017年07月29日 | 地震・原発

経済産業省は28日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を地下に埋める最終処分場選びの基礎資料となる「科学的特性マップ」を公表です。マップは既存の地質学的な資料を基に作ったそうで、新潟県上越3市の一部も“敵地”に含まれているのでビックリです。

この候補地の選定に向けての調査だけで20年、建設に10年かかるそうで、糸魚川市青海地区が「輸送面でも好ましい地域」になっており、フォッサマグナ「糸魚川静岡構造線」を考えると「科学的特性」という点に首を傾げてしまいます。

新潟県米山知事は「本県はすでに首都圏への電力供給のために原子力発電所を抱え、一定の社会的責任を果たしている。この上、最終処分場を受け入れることは、県民感情からしても応じられない」とコメントです。

最終処分場は地下300メートルに埋設、完了まで100年というから気の遠くなる“負の遺産”で、世界の潮流“脱原発”に進まねばトンでもないことになることを政府は自覚すべきで、各地の地盤の調査活動を進める新潟大学立石雅昭名誉教授は「マップの非科学的性」を指摘です。

 

経産省資源エネルギー庁HP「科学的特性マップ」http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/kagakutekitokuseimap/maps/kagakutekitokuseimap.pdf 

今日は曇り空の中を上越へ・・・、友人とランチをしながらの“政治談議”で、県立高田高校1年生の「高校生大使」が国連に提出する署名もお願いです。

ところで“記憶は記録”、一年前のことはすっかり忘れていますが、gooから届いたブログです。真夏の脱原発行動と都知事選


燃料デブリとMOX燃料の輸送と稲田防衛大臣

2017年07月27日 | 地震・原発

24日書き込みの「高校生平和大使」の新聞記事をコピーし、学習塾の先生をしている友人へ差し上げたところ、塾でも核兵器廃絶を願う署名活動を広めてくださることになりました。

今夜、その平和大使の神谷優季さんから電話で、友人からのプレゼント“9条ペンダント”をお守りに身に着けて参加しますと爽やかさが伝わってきました。高田図書館の「平和展」でも署名用紙をお願いしてあるそうで、上越の皆さんもご協力よろしくお願いいたします。

福島第一原発事故から6年余り、21日に初めて3号機に投入された調査ロボットによって、溶け落ちて冷え固まった核燃料(燃料デブリ)とみられる物体が確認され、その映像に廃炉とはほど遠い現実に身震いです。

そしてニュースで取り上げられることのないMOX燃料(ウラン・プルトニウム混合燃料)のフランスからの輸送について、シェルブール港を7月5日朝に出港し9月後半に日本へ上陸です。これは関西電力が福井県高浜原発4号機のためにフランスのアレバ社に発注していたもので、MOX燃料棒4224本(264本×16体)を積んだ英国船籍で、南西太平洋から北上して日本の領海内に到達で、こちらも身震いの思いです。

北陸地方はまだ梅雨が明けず、雨が降ったり止んだりの日が続いていますが、ご近所のゴーヤは今年もプランターでスクスク成長です。梅雨が明ければ陽ざしを遮り、黄色い花がたくさん咲いての“一石二鳥”です。

夏の我が家の定番の紫蘇ジュースです。赤紫蘇の葉っぱをクエン酸で一晩漬けて色素を出して、煮沸し粗糖を加えただけの至ってシンプルで、孫たちも大好きな飲み物です。

ところで本日、稲田防衛相がやっと引責辞任する意向を固めたというニュースに“遅かりし”の思いです。防衛省は28日に陸上自衛隊の日報問題についての特別防衛監察の結果を公表する予定で、一連の問題をめぐる混乱の責任をとっての辞任ですが、これで自民党支持率が回復するとは思えない終日です。


核兵器廃絶を訴える高校生平和大使と国会

2017年07月24日 | 日々思うこと

世界平和と核兵器廃絶を願う「高校生平和大使」に、今年は県立高田高校1年生の神谷優季さんが選ばれました。スイスジュネーブの国連本部を8月に訪れるという、昨年の渡辺未鳩さんに続く本県唯一の代表です。

二人とも糸魚川市立青海中学校出身で、22日付けタイムス紙によると神谷優季さんは曽祖父が直江津捕虜収容所で働いていたこと、小学5年生の時に日本国憲法を学び憲法9条に興味を持ったことが紹介されていました。

また神谷さんのお母さんとも面識があり、上の孫にタイムス記事を見せると「優季さん、知っているよ」と・・・。何でも学習塾で一緒だったそうで、とても優秀であったことを話してくれ、身近なところでの高校生平和大使をとても嬉しく思います。

梅雨の明けぬ中での天候が気になった土日曜日のおうみ祭りに、上越の孫も泊りがけでやって来て、いとこ同士で夏祭りを楽しんで帰りました。そして静かになった我が家も今日からいよいよ夏休みもモードです。活発な梅雨前線の影響により朝から雨降りで、上の孫は部活動で学校へ、下の孫が8時前に宿題を抱えてやって来ました。

気になる今日の国会、衆院予算委員会閉会中審査のNHK中継に耳を傾けましたが、加計学園問題での政府側の答弁といえば、「記憶にありません」「記録が残っていないのでお答えのしようがありません」と予想通りの展開です。

最もヒドイのは加計学園理事長と政治家になる前から“腹心の友”というアベ首相で、獣医学部新設のことを知ったのは今年1月20日というから「ウソもいい加減に!」と叫びたい気持ちです。これまで加計理事長とはゴルフや会食を何度も重ねており、獣医学部学部申請については知らなかったと主張する首相ですから、一般市民常識では考えられない“腹心の友”です。

さらに自衛隊日報問題での稲田防衛大臣の答弁は自らの正当化に終始で、世界平和を願い将来の夢は難民を助ける仕事に就きたいと言う爽やかな高校生大使と重ね、どうして政治家はこうまでウソで塗り固められているのかと情けなくなります。

写真は本日、衆議院第2議員会館前の「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」でマイクを握るウソのない森ゆうこ参院議員で、明日の参院閉会中審査で加計・森友疑惑を徹底追求です。


「人生フルーツ」とアベ閣僚のおぞましさと

2017年07月21日 | 本・雑誌・映画

北陸地方の梅雨明けはまだですが、今日も朝から気温上昇で先ずは家の窓を開けて空気の入れ替えです。室温が30度以上になるとエアコン1台で約30帖ほどの空間を冷やして、玄関先の愛犬と私の熱中症対策です。

「家は暮らしの宝石箱でなくてはいけない」とはモダニズムの巨匠ル・コルビュジエの言葉ですが、建築家の津端修一さん(1925年生まれ)はアントニン・レーモンドや坂倉準三の事務所を経て、日本住宅公団で「阿佐ヶ谷住宅」「多摩平団地」などをはじめとする多くの団地の設計を手がけられた方です。1969年には、愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン計画で日本都市計画学会石川賞を受賞されています。

実は津端修一さんをはじめて知ったのは、東海テレビ『人生フルーツ ある建築家と雑木林のものがたり』のドキュメンタリ番組でした。ご自宅は津端さんが設計した高蔵寺ニュータウンの一角にあり、師である建築家アントニン・レーモンドのかつての自邸を模した家で、無機質な大規模団地の敷地に雑木林を育てながら、妻の英子さん(1928年生まれ)とキッチンガーデンに囲まれての心温まる暮らしぶりに惹きつけられました。この番組は映画化されて全国の映画館で上映、上越市の高田世界館でもこの春に上映されていたことを後で知り残念な思いです。

2015年に修一さんが亡くなって、『ふたりからひとり~ときをためる暮らし それから~』(自然食通信 ¥1944円)が昨年暮れに出版されたので、図書館から借りて心温かくして読み通しました。ドキュメンタリー映画『人生フルーツ』劇場予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Y6geEC5-p44

このところのアベ閣僚、山本地方創生大臣の加計学園獣医学部設置の公募2ヶ月前の日本獣医師会幹部との面会記録に、「獣医師会側の思い込み」と“記憶で記録”を否定です。58才の稲田防衛大臣といえば、もはや辞任の域を出た発言で、政治家のおぞましさにウンザリです。そんな中で、朝日新聞の読者投稿でウィットに富んだ90歳の女性の政権批判が清涼剤です。


逝ってしまった後藤はつのさんと日野原重明先生

2017年07月19日 | 日々思うこと

一昨日、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生とも交流があった妙高市赤倉温泉出身で、113歳の後藤はつのさんが5月15日に都内の自宅でなくなっていたことを新聞で知りました。

後藤はつのさんといえば、脳の老化防止にと73歳で油絵を始め、81歳から99歳にかけて100号以上の大作に挑戦し、96歳のとき「明治24年の遠足 苗名の滝」が現代童画展で文部大臣奨励賞を受賞です。

昨年の1月末、大雪の中を友人らと電車を乗り換えて魚沼市の池田記念美術館での個展を観に出かけたことを思い出します。http://blog.goo.ne.jp/suzuki0410/e/d9c36c7b8cd1de4638f5dcd4c04ce813

写真は2010年9月、妙高高原メッセで2回目の個展に臨む107歳の後藤はつのさんで、人生のお手本のような素敵な方でした。

そして昨18日、105歳の日野原重明先生も逝ってしまいました。その功績はあまりにも大きく、晩年には全国の小学校で「いのちの授業」の活動を展開されておられました。子どもたちに、みんなが同じいのちを持っていること、“いのちとは時間”であることを語りかけていたことが心に残ります。

家の近くの道路沿いの“一日花”のムクゲの花が咲き始めました。今年も蕾がいっぱいで、行き交う人たちを楽しませてくれることでしょう。愛犬と共に夏バテ気味の日々の中を、“いのちの時間とつながり”を感じながら、お二人のご冥福をお祈り申し上げます。


中越沖地震から10年の新潟県議会と原発と

2017年07月17日 | 地震・原発

先ず、15日の「平和展」についての補足です。主催は上越市共生まちづくり課で、今年は「銃後」がテーマで戦場に兵士を送り出し、残された人々の生活を取り上げた資料展示です。会場では「長崎原爆写真パネル展示」や、「直江津捕虜収容所での悲劇のパネル」で、戦争の悲惨が伝わってきます。

さらに国内の捕虜収容所について、糸魚川市(旧西頚城郡青海町)のデンカ青海工場内に、1944年(昭和19年)5月12日に捕虜収容所が設置され、542人が収容されていたことが記されていました。また市民の戦争体験文集や、昨年の広島平和記念式典に参加した中学生の感想文もパネルで紹介されているので、糸魚川市の「平和都市宣言」と比べながら、上越市担当課の企画力の高さに感心するばかりです。

ところで14日の新潟県議会6月定例会最終日で、自民県議7人から「憲法改正議論の推進を求める意見書」が提出されました。代表して小島隆県議は「国際情勢も緊迫度を増しており、自衛隊は違憲、憲法9条改正は反対などとのん気にお題目を唱えている場合ではない」と述べました。

これに対して、未来にいがたの池田千賀子県議は、アベ首相の強引な政権運営が国民の不安を招いていると指摘し、「憲法は国家権力の暴走から人権を守るものだ」と改憲反対を訴えました。ところが「人権より命だ!」とヤジが飛び、意見書案は賛成多数で可決されました。残念なことに後になって県議会HP(第10号発議案 憲法改正議論の推進を求める意見書)で、糸魚川選挙区の中村 康司県議が7人の提出者の一人として名を連ねていることを知りました。

15日夜、米山知事はフェースブックで『意見書は議会が決めるものですが、討議中の「人権より命だ!」のヤジは残念でした。勿論死んで花実は咲きませんが、人は時に自由等の人権の為に命をかけます。我々は人権ある命を守るべきなのであり、命を守る事は人権を失ってよい理由にはなりません。』と・・・。

昨16日は、15人が犠牲になった新潟県中越沖地震から10年です。最大震度6強の地震により、柏崎刈羽原子力発電所は大きなダメージです。県議会で「人権より命だ!」とヤジる県議らは、その原発事故で県民の命と未来までもが脅かされることに、日頃どう向き合っているのかと素朴な疑問です。

15日夜からの雨で、ご近所の畑の夏野菜やヒマワリも一段と元気です。写真の左手前には差し上げたレモンの木が植えられて、窮屈な鉢植えとは違い伸び伸び成長し葉がたくさん茂っています。そして北陸地方の梅雨明けは、まだかと気象情報が気になる毎日です。


上越「平和展」といのちのつながり

2017年07月15日 | 日々思うこと

今日も梅雨明けのような暑い中、上越市立高田図書館での「熟慮塾」の第3回目「漱石と帝国主義」へ早めに出かけました。先ず、小川未明文学館での上越市非核平和友好都市宣言推進事業「平和展」をゆっくりと見て回ることが目的で、今年は「銃後」の資料展示とあって関心が高まりました。

「銃後の守り」については、上越市男女共同参画推進の学習会でもよく話題になってきたことの一つで、銃(戦場)の後ろに出征兵士を送り出した特に女性たちに視点を当て話し合ってきました。

資料展示では出征兵士と見送る人々や、音楽隊を編成して太鼓やシンバルを打ち鳴らしていたことも伝わり、タイムスリップしたような思いです。

また当時の直江津国民学校や直江津高等女学校での弓道や武道、なぎなた訓練の写真も展示です。

「熟慮塾」で「平和展」を見たお一人から、この「平和展」では戦争の悲惨が充分に伝わらないという感想がありました。しかし、私は「教育勅語」と重ね戦争に疑問を持つことも許されず、国家総動員で戦争へと突き進んだ当時のことが鮮明に伝わる「平和展」であると感じました。

夕方帰宅し、急いで着替えてから知り合いのお通夜へ・・・、同い年の方で訃報に信じられない思いです。ご住職から「いのちは自分だけのものでなく、ずっとつながっている。草や虫たちのいのちもみんなつながっている」というお話しに、「銃後の守り」に送り出されて故郷に帰ることができなかった多くの人たちに思いを寄せ、再び同じことを繰り返してはならないという声が聞こえるような一日の終わりです。


新潟県の地域医療を考える梅雨の晴れ間

2017年07月13日 | 日々思うこと

昨日は雨予報とは違って朝からいい天気ですが、湿度が80%を超える蒸し暑さです。夜は糸魚川自治体研究会主催の「地域医療と糸魚川大火を考える」講演会へ出かけました。

メーンテーマの「新潟県の地域医療の現状について」、前県議会議員の竹島良子さんのお話しから、医師・看護師不足による県内各地の実情が伝わってきます。2014年新潟県の人口10万人当たりの医師数は全国43位で、絶対数が足りないために医療の崩壊がどんどん進んでいることを再認識です。

また新潟県の民生費予算が全国最下位もさることながら、社会保障費を押さえて国民の負担を増やしていくアベ政権に、日赤医療現場に長年勤められていた竹島さんならではの厳しいご指摘に納得です。

 にいがた自治体研究所編(1000円+税)

後半は元県議会議員の福島 富さん(自治体研究所副理事)の「なぜ県知事選挙に勝利できたのか」がテーマで、5月初版の『県民は、なぜ米山知事を選んだのか』を元に、参加者らを巻き込んでのユーモアと新しい市民政治への期待と展望をお話しです。今年86才という年齢を感じさせない“福島パワー”に感動し、本紙を2冊求めました。表紙は魚沼のスキー場での米山知事で爽やかな笑顔です。

また元県議としてのお二人の豊富な経験を生かした活動に“お手本”を見た思いで敬服し、“無芸多食”の私にさて何ができるのかと考えながら心熱くし帰途に着きました。

今日は時どき太陽も顔を出す梅雨の晴れ間で、愛犬と共に脱水状態にならぬよう常に水分補給です。そして雨と共にすこぶる元気な庭の草たちや、水田の稲の成長に目を見張ります。そんなことで今日は暑さを理由に外仕事は小休止で、午後からは市内あちこちへ能生地域まで車を走らせました。

ところでフェースブックの写真アルバムを編集(?)していたら、バラのカバー写真が本文にアップされ「いいね!」がたくさんなのでビックリです。fbは正常で、どうも私の未熟さが混乱させているようですね。皆さまもどうぞ熱中症にご注意してお過ごしくださいますよう。 


首相不在の国会閉会中審査と言葉の空しさ

2017年07月11日 | 日々思うこと

昨日は洗濯や布団を干したりしながら、注目の国会閉会中審査の様子をNHKで視聴です。午前中は衆院で、午後からの参院も外出を控えて5時まで視聴です。参考人として初めて出席の前川喜平前文科事務次官は、加計学園獣医学部新設について国家戦略特区での同計画選定は一貫して「不公平、不透明な部分がある」と、官邸の圧力を主張です。

さらに前川氏は「行政がゆがめられたと感じているのは、規制緩和の是非ではなく特定事業者がどう決まったかだ」と指摘です。ところが自民党や維新の会の議員にいたっては、加計学園問題の本質から離れて文科省事務次官当時、「出会い系バー」に行っていたことや天下りについての質問が続きます。

前川氏は「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか。昨年秋にすでに杉田(和博)官房副長官から注意を受けた。そのことがなぜ読売新聞に出たかを問題にすべきで、この記事が出た前後に官邸からの動きも感じた。国家権力とメディアの関係は問題だ」と・・・。

そして悪代官ごときの菅官房長官の発言もさることながら、山本地方創生大臣の答弁書を見ながらの早口朗読には驚き、これが「国民に丁寧に説明をしてゆきたい」というアベ内閣の姿勢なのかと呆れるばかりです。肝心のアベ首相は不在で、「地域に関係なく意欲があれば、2校でも3校でもどんどん認めていく」と語ったその言葉の真意は・・・。

そもそも新設の地域要件を絞り込み1校に限定したのは、首相が議長を務める国家戦略特区諮問会議で、どんどん認めればこれはもはや特区ではありません。そんなことで閉会中審査では疑問が深まるばかりで、国民へのていねいな説明は臨時国会でと願います。

ところで仏教で最も愚かなコミュニケーションは「言葉である」と言われています。言葉は完璧なツールではありませんが、言葉の持つ力に感動をしてきましたが、政治家らの言葉に空しく時間が過ぎるひと時でもありました。

今日は東日本大震災から6年4ヵ月目で、「共謀罪」法の施行日です。朝から蒸し暑く気温も上昇で、車の中は33度で今年一番の暑さのように感じます。午前中は予約の歯科医院へ、治療を終えての帰り道は本町通りの大規模火災の被災地を抜けて、行きつけのスーパーで買い物です。

「地産地消」などという言葉がない頃から、輸入食品は避けてきましたが、今日は上越の山岸農園の小ぶりの樹熟トマトと地元の越の丸茄子を求めました。また昨日は根知谷産の初物ブルーベリーをいただき、食後のデザートに・・・。夕方6時を過ぎていきなりの雷雨で、天気予報と違うこんな日もあるようで、明日は雨マークで少し涼しくなるでしょうか。


歴史的な核兵器禁止条約と「こんな人たち」と

2017年07月09日 | 日々思うこと

七夕の深夜、奇跡ともいえるような歴史的な核兵器禁止条約のニュースが飛び込んできました。国連本部での「核兵器禁止条約第2回交渉会議」において、世界120の国が賛成という史上初めての条約の最終草案の前文に「核兵器の使用で被爆者にもたらされた受け入れ難い苦しみと被害に留意する」と明記されました。

さらに「核兵器による威嚇」を禁止する項目が盛り込まれ、これは「核の抑止力」という考え方を否定する踏み込んだ歴史的な内容です。しかし米国の核の傘に依存する北大西洋条約機構(NATO)諸国や我が国は会議に参加しておらず実効性が課題となっていますが、世界の平和は核兵器で威嚇しながら守られてゆくものではなく、条約を批准しない被爆国の日本政府を情けなく思います。

今日は朝から気温も上昇し湿度も高く蒸し暑いスタートですが、九州北部の豪雨による被害を思うと胸が痛みます。上越の友人から昨日、かに池交差点周辺でのスタンディングのお誘いがあったのですが、今日は上越まで出かけるエネルギーはなく、夕方から糸魚川でも「9の日」スタンディングがあることでお断りです。

そのスタンディングはいつもの中央大通りでのサイレントで、参加する人たちはアベ首相が言う「この人たち」になるのでしょうが、決して“過激なプロ集団”ではなく世界の恒久平和を願う人たちばかりです。

ところで都知事選での首相発言に自民党支持率が急降下ですが、国民はもう首相の言葉を信じられないという表れかもしれません。ジャーナリストの江川紹子さんが3日付けブログで、『「こんな人たち」発言にみる安倍自民の本当の敗因』と書き込んでいます。(https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20170703-00072877/


糸魚川大火、復興への願いと七夕

2017年07月07日 | 日々思うこと

昨日の午後は、新潟県建築士会糸魚川支部主催の「復興シンポジウム〜木のあるまちづくりを考える〜」に出かけました。基調講演は、防火設計・構造と防火に関する技術・研究開発の桜設計集団の安井昇先生で、「糸魚川らしい町並みを復興できるように、木造防耐火技術の現状と可能性をお伝えしてきたい」と、興味深いお話しが続きました。

木造は燃える、燃えやすいということで、防災に強いまちづくり計画では敬遠されていますが、建築技術を持って対応すればクリアーできるということを研究と検証実験などと合わせての紹介です。特に「燃え抜けにくい建物」と熱く語る講師に、これまでの木造建築についての認識が大きく変わりました。

そして今日は上越市へ、娘とランチの後は高田本町通りの“七夕まつり”を見て回りました。市内30ヵ所余りの幼稚園・保育園の園児らの七夕が雁木通りを飾っています。「どうぶつえんで はたらきたい」という孫の短冊を見つけ、しばし目を細めました。こうした催し物には親だけでなく“じじばば”までもが集まって来るので、街づくりの基本は人と人、特に子どもかなあと感じました。

次に先日オープンしたばかりの蔦谷書店高田西店へ、スーパーに隣接した書店内には花屋さんや日用雑貨など、店舗面積約3300平方mの大型複合書店です。特にジャンル別ブースや陳列方法、いたるところに椅子やテーブル設置で図書館のよう、これまでの書店のイメージが大きく変わりました。上越初出店のタリーズコーヒーでは、購入前の書籍2冊まで持ち込み可能で、すぐ横には子どもカフェもあり驚きです。

旅行コーナーでは「京都」「東京」などと分類で、近くには旅行カバンや魔法瓶ボトルなど、「食/キッチン」では調理具などの必需品を置いています。

店舗設計では子どものスペースにかなりのウエイトで、「仕事中」というペッパークンがお出迎えで、娘から「目を合わせてはいけないよ、話しかけられるから」と・・・。

そして子どもたちが安心して遊べるキッズパークには、滑り台やボルダリングやレゴなど、その空間に目を見張るひと時です。

そういえば丁度一年前は参院選真っ只中で、「選挙は熱伝導・・・」、熱くなってSNSで伝えよう!と書き込みです。森ゆうこ上越選挙事務所の七夕の短冊に候補者が<子どもたちの未来を輝くものに☆☆>と書き、みんなの願いが叶いました。今年は糸魚川大火復興への願いを込めての七夕です。


原爆投下から72年、核兵器を禁止する国際条約

2017年07月05日 | 地震・原発

記録的な大雨も小康状態になり昨日、糸魚川市に出されていた大雨洪水警報は注意報になり、能生地区の避難勧告が解除されました。大自然の力はとてつもなく人々の暮らしを直撃で、特に水のエネルギーは計り知れず“備えあれば憂いないし”で向き合うしかありません。

人間の知恵の結集でなくすことができる核兵器、おりしもニューヨークの国連本部で開催の「核兵器禁止条約第2回交渉会議」に100カ国以上が討議し、7月7日までに条約案を採択する見通しです。米ロシアなど核兵器保有国は核兵器を非合法化する条約だと参加を拒否し、米国の核の傘に依存する北大西洋条約機構(NATO)諸国や日本政府も参加を見送っています。

原爆投下から72年、史上初めて核兵器を禁止する国際条約ですが、世界で唯一の被爆国の日本政府の不参加を恥ずかしく思います。5日付け毎日新聞ニュースメール「核禁止:70年前、少年ら訴え署名活動…条約へ願いつなぐ 」が目に留まりました。https://mainichi.jp/articles/20170705/k00/00e/040/149000c?fm=mnm

恥ずかしいといえば「放射能に感謝の気持ちを」というアベ首相昭恵夫人の2012年1月7日付けブログです。

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以前ブログにも書いたのですが、
もしも私が放射能だったら・・・
人間のために一生懸命働いてきたのに、いきなり寄ってたかって悪者扱い・・・
悲しいだろうなあと思ってしまいます。
嫌われ者はいじけて大暴れするかも・・・。

原発を肯定しているわけではなく、自然エネルギーに移行していくべきだという考えです。

しかし、放射能自体が悪いわけではない。
悪いのは人間です。
私は放射能に感謝の気持ちを送ります。ありがとう・・・

意識の持ち方は大切です。

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「こんな人」を相手にすることはないのでしょうが、首相夫人とあらば別かもしれません。放射線・放射能・放射性物質の区別がついてないようで、福島原発事故を忘れたかのような意識の持ち方を悲しく思います。

春先にキッチンで忘れられた里芋などの根菜類、大根や人参の頭の部分と同じく芽が出てくるので水を与えて窓際に置いています。食べ忘れてしまったサツマイモから芽が出て、根もドンドン出てきてその生命力を感じます。亡き両親が「食べものを粗末にするな」と言っているようですが、しばらくは観賞用として感謝の気持ちを・・・。

ところで7月に入った土曜日、隣りの孫たちはデンカビックスワンへ家族連れでアルビレックス観戦予定でしたが、パパは大雨により現場で徹夜の復旧作業です。私といえば急なお通夜と翌日曜日は告別式へ、孫たちはサッカー練習や遠征試合などで、のんびり将棋を指す余裕がない昨今です。


記録的な大雨と都議選と藤井四段

2017年07月03日 | 日々思うこと

一昨日の糸魚川市での24時間降水量は230ミリで、観測史上1位を32年ぶりに更新という記録的な大雨です。2級河川の能生川右岸は一部決壊し、避難勧告が出て友人らも小学校へ避難です。お孫さんが小さいTさんは「避難所で、暗くならないうちにいったん自宅へ戻るようにと言われ、帰って来たけど心配で眠れなかった」と、2日にメールが届きました。

雨降りで元気な花といえばアジサイで、東隣りの家の花は例年よりも赤くアルカリ度が高くなっています。我が庭の南側のアジサイは剪定のし過ぎか、今年も小ぶりの藍色です。

注目の都議選、自民党が23議席にとどまった歴史的惨敗ですが、小池百合子知事が率いる都民ファーストの会の圧勝で、議会のチェック機能が失われるのではとの見方が多いようです。しかし地方では首長と同じ自民党が圧倒的に過半数を占め議会は、糸魚川市議会のようによくあることではないでしょうか。

また小池知事は都民ファーストの会の代表を退き、後任は野田数幹事長が就くそうですが、野田氏は大日本帝国憲法復活を唱え、リベラルからはほど遠い思想の持ち主ですから要注意です。

ところでこちらも注目の藤井聡太四段が昨日、竜王戦決勝トーナメント2回戦で佐々木勇気五段(22)に101手で敗れて、デビュー以来の初黒星で連勝がストップです。「負けました」と言う藤井四段、将棋は「負けました」で強くなってゆく世界だそうで、「一局一局真剣に頑張っていきたい」と爽やかです。

14才という若さで夢を与え続けて将棋界を盛り上げた藤井少年、お金に塗れる政界のように世襲もおらず、実力だけの厳しい世界の世代交代が伝わります。そして都議選最終日、初めて秋葉原駅前で街頭に立って「こんな人たち」と国民を敵呼ばわりしたアベ首相の断末魔もニュースで伝わる、日中の気温が30度を超える蒸し暑い一日です。


アベ政権と大雨に警戒!

2017年07月01日 | 日々思うこと

早いもので今日から文月7月、深夜から強い雨でいよいよ本格的な梅雨のスタートです。テレ朝「朝まで生テレビ」は『激論!安倍政権と官僚』で、森友学園や加計学園問題、共謀罪に至るまで官僚OBを中心に徹底討論で、ウトウトしながらの視聴です。

北陸を中心に記録的な大雨で午前10時過ぎ、市内国道8号の親不知方面、青海から市振区間の連続雨量が140ミリを超えたため交通止め・・・、さらに11時半過ぎには高速道の糸魚川ICから能生ICまでが交通止めです。

正午過ぎ、1級河川の姫川は氾濫注意流量(レベル2)と発表され、糸魚川市や上越市に大雨洪水警報が発令され、河川の氾濫警戒で避難勧告地域が広がっています。その後、高速道の交通止めは富山方面へと延長し、えちごときめき鉄道や大糸線もストップで大雨は交通網を直撃です。

こんな日は外出を控えて静かに読書・・・、でも強い雨でなかなか落ち着きません。落ち着くといえば先日、打ち合わせで訪れた上越市の海沿いの蔵カフェ、こんな空間で読みたい本を持ち込んでのんびり過ごすのもいいですね。

築100数十年以上の二つ蔵が隣り合わせという珍しさで、オーナーの許可を得て撮りました。

ところで渦中の稲田防衛大臣、昨日の会見で「私は自民党としてお願いをし、誤解を招いた」と「誤解」を連発です。記者団から「誤解ではない」と指摘されても「誤解」と35回も繰り返し、「誤解」の定義もあいまいな呆れる防衛大臣です。

首都大学東京大学院の木村草太教授(憲法学)は、「発言を撤回しても違法行為をした事実は消えない、アベ内閣の責任問題である」と厳しく指摘です。明日は都議会議員選挙の投票日、国政へも直結する大事な選挙だけに都民の皆さまもどうぞ政治家の言葉に騙されることのないように・・・。