すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

地震列島、原発再稼働STOP!

2016年04月29日 | 地震・原発

大型連休スタートの29日はあいにくの悪天候で、午後からは肌寒い中を市内中央大通りでのスタンディングです。A3版で作成した「原発再稼働STOP!」ポスターは今日がデビューですが強風で飛ばされそうで、駐車場の隅には八重桜のきれいな花びらがいっぱいです。

原子力規制委員会は27日、北陸電力志賀原発1号機の建屋の真下を通る活断層が地盤をずらす可能性があると指摘した有識者調査団の評価書を尊重する見解を示しました。これで志賀原発1号機廃炉不可避と思っていたら、北陸電力は活断層の活動を否定しており、新規制基準への適合性審査を申請するというから驚いてしまいます。

熊本大地震から半月が経過し震度1の地震が1000回を超える異常事態の中で、専門家は日本列島は活動期に入り、中央構造線断層や南海トラフの危険性を指摘しています。福島第一原発事故の収束もままならない中で、川内原発だけでなく各地で原発再稼働の動きが活発になっていることに身震いをしてしまいます。

放射能を日本中にばらまいて原発災害の責任をウヤムヤにし、放射能汚染土を公共事業に再利用する無神経で冷酷な政府に反対する緊急署名が呼びかけられていますので、協力をお願いします。(第1次集約4月30日)

【緊急署名】全国に被ばくを強い、環境を汚染する
「8000ベクレル/kg以下の汚染土を全国の公共事業で利用」に反対!
http://www.foejapan.org/energy/fukushima/160416.html


眩しい新緑とタックスヘイブンと

2016年04月27日 | 日々思うこと

昨日は「9条の会」の役員会があり、4月は何かと会議が続きます。今日は新緑が眩しい中を上越市へ、急に孫の子守りをすることになり車を走らせました。夕方には急いで帰宅し、7時からの会議に出席というあわただしさです。

スズランとカン違いをしてお騒がわせの「スノーフレーク」、雑草の中でたくましく育ち可憐な花を咲かせていた花も終わりです。有毒植物ならではの繁殖力で、かなり広範囲で見ることができました。

広範囲といえば世界を揺るがす膨大なデータの「パナマ文書」により、タックスヘイブン(租税回避地)で会社を設立し課税を逃れる“脱法行為”の実態が明らかになったきました。国境を超える世界の富裕層はタックスヘイブンを利用し、複雑な節税スキームを駆使して税務当局の目を逃れていることに注視です。

今夜のNHKクローズアップ現代では、タックスヘイブン自体は違法ではないとしながら、一般的には資産隠しとも見なされていることを取り上げていました。同じく今夜のテレ朝、報道ステーションでも宇都宮健児弁護士が、タックスヘイブンの利用実態について語っており、租税回避は道義上・倫理上でも問題であることを指摘です。

また国際調査報道ジャーナリスト連合では、「パナマ文書」に記載されている21万件あまりの法人名と、37万人にも及ぶ株主や役員の名前を、日本時間の来月10日に公表することを明らかにしました。世界各国の指導者や有名スポーツ選手、日本の企業でも少なくとも270社といわれ租税回避への批判が高まっている中で、来月開かれるG7=主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議でも議題になる見通しです。

愛犬との散歩でいつも楽しませてもらっているご近所の畑ですが、その隅に牡丹の花が咲き出しました。租税回避か節税かの見極めと同じく、牡丹と芍薬との違いがよく分からないのですが、葉っぱで見る限りこれは牡丹ではと眺める新緑の眩しい昨今です。 


上越市議選と地震で機能しない福祉避難所

2016年04月25日 | 日々思うこと

昨24日投開票の上越市議選は2人超過の少数激戦で、過去最低の投票率の中で「戦争法NO!」を訴えた牧田正樹さん橋爪法一さんが1・2位の上位当選で、我がことのように嬉しい朝です。

ところで熊本地震で4万人近くが避難する熊本市で、高齢者や障害者ら“災害弱者”を受け入れる福祉避難所の利用者が24日現在でわずか104人にとどまっていることが分かりました。熊本市は国の方針に従って176施設を福祉避難所に指定し、社会福祉法人と協定を締結し災害時には約1700人を受け入れる計画でしたが、実際は施設側の準備や要支援者への周知がほとんどされなかったそうです。

福祉避難所の必要性は1995年の阪神大震災でクローズアップされ、当時の厚生省が97年に全国の自治体に指定を推奨し、2007年3月の能登半島地震で初めて設置されました。国によると、13年66現在で福祉避難所を指定している市区町村数は1167で全体の約67%ですが、実際に機能しない問題点が浮上です。

多くの“災害弱者”が設備やサポートのない場所で過酷な避難生活を余儀なくされている可能性があり、さらに地震で助かった命が長引く避難所生活で死に至るという悲しいニュースに胸が痛み、さて糸魚川ー静岡構造線上の当市ではと考えました。

 

ソメイヨシノに変わって可憐な芝桜が咲き出し、どんどん広がって電柱の足元を覆っている今は空き家になってしまった市内の福祉施設です。下の写真は誰もいない公園の桜の木に寄り添うように咲き出した清楚なツツジです。

地震で休校し、熊本県内の小中高校などの児童生徒の75%15万人が授業を受けられないことも伝わってきました。被害が大きかった自治体では授業再開のめども立たず子どもたちへの影響も心配で、地震は市民の暮らしを根底から崩してゆくことを思い知らされるこの頃です。


被災地と原発再稼働と地方議会と

2016年04月21日 | 地震・原発

19日のスタンディングはいつもの場所を変え、市内の県立高校2ヵ所に近い交差点で2班に分かれ、強風の中を「子どもの権利・教育・文化全国センター」が作成した『18歳選挙権 未来をつくるのはわたしたち』のパンフ配布を行いました。

震度7の熊本大地震から一週間、未だに止まぬ地震で避難生活を続ける人たちは心身ともに限度に達していることでしょう。先が見えない中で20日、菅官房長官は記者会見で「東日本大震災級の事態には当たらない」と、市民とかなり遊離しているその認識に驚きました。

写真は大切にしている庭の日本桜草で、毎年ソメイヨシノが散り始める頃に可憐な花が咲き出します。

24日投票の上越市議選は後半戦になり、市選挙管理委員会発行の『選挙公報』が手に入り目を通しながら候補者の資質に驚くことも多々です。「つなげよう脱原発の輪 上越の会」では3月初旬、東京電力柏崎刈羽原発再稼働に関する公開質問を行い、立候補予定者34人中22人から回答を得ることができ、去る11日に発表し12日付け各紙で掲載されました。

原発再稼働反対は13人で「使用済み核燃料の最終処分ができていない」「事故が起これば制御できない」とし、賛成は2人で「原発は経済的に重要」、他の7人は「現状では判断できない」という理由を示しました。

それにしても立候補予定者の12人が返事ナシの「未回答」で、一年前の県議選と同じく原発再稼働への“日和見”候補者の多いことが気になり、“アホノミクス”を支えているのは地方議会であることを感じてしまいます。

「つなげよう脱原発の輪 上越の会」HPで、回答の有無など詳細に掲載です。http://tunadatu.jimdo.com/

また熊本大地震でメディアが報道しない被災地の様子が「熊本地震 救援  神戸国際支縁機構」サイトなどから伝わり、益城町の児童養護施設「広安愛児園」での支援活動を紹介します。http://kisokobe.sub.jp/article/8852/


日本の原風景、枝垂桜の咲く里へ

2016年04月18日 | 自然・旅

昨日曜日は大荒れの天候で糸魚川の瞬間最大風速は31.3メートルを記録し、植木鉢だけでなく私の身体も吹っ飛ばされそうな強風でした。そして九州地方を襲った直下型地震は時間の経過と共に犠牲者が増え、被害も拡大するその映像に胸が痛みます。気象庁は18日正午現在、震度1以上の地震が531回と発表で、夜9時近くには大分県竹田地方でも震度5強の地震で、広がる自然の脅威に成すすべもないことが伝わってきます。

今日は市内徳合地区の枝垂桜イベントで二胡の演奏があることで、上越の友人と合流し県道徳合仙納線を上りました。昨日の暴風で枝垂桜の花は吹っ飛んでしまったようですが、一年前とはまた違って集落の人たちの“おもてなし”への心遣いが至る所から伝わってきました。

毎年絵になる茅葺の「櫻の宿」の枝垂桜は枝先にほんの少しの花だけでしたが、家の中の吹き抜けの茶の間には見事な桜が飾られており、市内磯部小学校3年生の児童が課外授業でやって来て真剣に説明を聞き入っています。

昼食は予約をしておいた「徳合いっぷく処 彦右衛門」さんへ、古民家をリフォームして東京から数年前に移住したオーナー井出さんは陶芸教室のお仲間でもあり、山菜や地元の食材中心の昼御膳を美味しくいただきましたが写真を撮ることをすっかり忘れてしまいました。また駐車場の横の枝垂桜は集落の中でも一番高いようで滝のような美しさに、初めて訪れた友人らと日本の原風景に心和むひと時です。

昼食後は上越市の小川菜々さんによる二胡の演奏会で、築100年の徳合公民館で行われました。ここは旧徳合小学校で大正4年に建てられ、国民学校を経て昭和47年の廃校まで多くの子どもが巣立った所です。山あいの雪深い集落で古い建物を管理することは大変でしょうが、取り壊されて廃材となる運命を免れて桜の木と共に生き抜いているようです。今回の大地震で崩壊してしまった多くの建物や熊本城の石垣など、一日も早い復旧と復興を切に願う終日です。 


観測史上、例がない九州地方の大地震

2016年04月16日 | 地震・原発

14日夜9時過ぎに九州熊本地方の大地を震撼させた地震・・・、TV画面から被害の大きさに驚くばかりです。一ヶ月前のNHK「ブラタモリ」の番組を思い出し、私も一度訪れたことのある熊本城のあの石垣の一部や天守閣の屋根瓦が崩れ落ちた映像に余震を案じました。

そして16日午前1時過ぎ、深夜の人々を襲った地震は「本震」で、その被害はさらに大きく犠牲者も増え、大自然の爪あとに言葉がありません。今なにができるのかと考えながら昼過ぎに、能生地域の神道山公園のカタクリの花を見に行くことにしました。

カタクリの花は例年よりも早くすでに終わりで、日陰のわずかに残る花を撮りました。山荘の脇の樹齢100年は超えるであろう桜の老木は、幹の根元が裂けて枝が折れ下がっても厳しい冬をまた一つ越し今年もいっぱいの花を咲かせ、これもまた大自然の成せることかと見つめるひと時です。

2時を過ぎ、さらに山あいの「農家キッチンひだまり」に立ち寄り、お蕎麦の定食を注文です。美味しい山菜天ぷらと笹寿司2枚で満たされ、久しぶりにスタッフの皆さんと“おしゃべり”です。駐車場の隅のまだ若い桜の木は満開で、谷の深さを感じながら帰途に着きました。

夜の地震ニュースで熊本・阿蘇・大分へと広がる活断層の脅威が伝わり、建物の崩壊や土砂災害などの大きさに驚くばかりです。また稼働中の九州電力川内原発や玄海原発の「異常なし」が気になり、規制委員会の適合審査「最新の科学・知見を踏まえて策定」などは大自然の猛威の前で崩れてしまうことを考えねばなりません。明日の九州地方の天気予報は大荒れの模様で、せめて太陽が顔を出してと願う終日です。

そして世界各地の子どもたちを支援している国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、熊本地震で心理的に不安定になっている子どもに対して、周囲の大人が適切なコミュニケーションをとって支援につなげるための「心理的応急処置」を紹介する特設サイトを開設しました。http://www.savechildren.or.jp/lp/kumamotopfa/

「災害時こころの情報支援センター」サイトはhttp://saigaikokoro.ncnp.go.jp/support/index.html


伊藤塾の伊藤真さん“憲法は子どもたちへの贈り物”

2016年04月13日 | 本・雑誌・映画

桜(ソメイヨシノ)が散り始め三寒四温を繰り返している中で、市内徳合地区の「枝垂れ桜の里を世界一にする会」から便りが届きました。孫たちの庭の桜の木も新芽が出たと思ったらあっという間の葉桜です。

ところで先日の立憲主義と憲法を守る新潟県民の集い」中でのヘルマン・ゲーリングはヒトラーの後継者に指名されるなど、高い政治的地位を占め全ドイツ軍における最終階級の最高位の国家元帥で、言行録が出るほどたくさんの言葉を残しています。

講演レジュメより『もちろん、人々は戦争を望みません。・・・・・政策を決めるのはその国の指導者です。それに人々を従わせるのはどんな政治体制であろうと、常に簡単なことです。・・・国民にむかって、我々は攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心に欠けているいるし、国を危機に曝していると非難すればよいのです。この方法はどんな国でもうまくいきますよ。」と、伊藤真さんはヘルマン・ゲーリング元帥の言葉を紹介です

こうして考えると今のアベ政権にピッタリで、「ドイツナチスの手口に学べ」の自民党麻生副総裁の発言からも、その歴史認識もさることながら政治家としての資質と勉強不足が伝わってきます。

さらに伊藤真さんは憲法と法律の違いについて、「憲法は法だが法律ではない。憲法は国権力をしばる、法律は国民をしばる」と指摘し、ここでいう国家とは人為的に作られた権力主体としての国で、憲法は文化・歴史・伝統・宗教からは中立であるべきと・・・。

会場で昨年5月に出版された伊藤真著『あなたこそ たからもの』(大月書店 1300円+税)を孫たちへと求めました。帯には「憲法を幼い子どもにも知ってほしいけど、なにから話したらよいのか迷っている方へ。この絵本で、子どもたちに憲法の大切な精神を手渡すことができます。」と・・・。孫に渡す前に何回か読み、これはカン違いをしている大人たちへの必読書ではと思う昨今です。


「止めよう戦争への道!取り戻そう立憲主義!」

2016年04月11日 | 日々思うこと

昨10日は“糸魚川けんか祭り”の中をマイクロバスに乗っての新潟市へ、「第6回 立憲主義と憲法を守る新潟県民の集い」が県民会館で開催されることで出かけました。県民会館周辺の桜は満開を過ぎ、日曜日とあって大勢の花見客で賑わっています。

新潟県民会館は1964年に発生した新潟地震で全国から集まった義援金や復興支援金を元にして建設され、1967年に開館した県内最大収容1730席の大ホールです。この日は県内各地からの大勢の参加者で大ホールが埋め尽くされ、私は上越9条の会の友人と合流し前から5列目に座ることができました。

開会前のオープニングで、新潟市の親子劇場によるコカリナ演奏です。コカリナ奏者の黒坂黒太郎さんの指導の歴史あるグループで、年齢の幅の広さとやさしい音色がステージから伝わってきました。

講師は弁護士の伊藤真さんで、『今こそ「憲法の力をつけよう!~わが国を戦争する国にしないために』の演題です。伊藤さんは先ず、戦争法の成立を受けて「ピンチをチャンス」にと日本国憲法の理念と基本原理を話されました。続いて「戦争とプロパガンダ」とアベ首相、「わが闘争」のヒトラーとを重ねながら、戦争へと進んだヘルマン・ゲーリング元帥の巧みな言葉を紹介です。

さらに交戦権と集団的自衛、憲法改正に向けた自民党の改憲草案により、どんな国に変わろうとしているのか、国民の生活への影響などを具体的に話されました。最後に「明日の日本は今の私たちが創る」と、憲法の理想に現実を近づけることこそ必要であると述べ、聴衆を納得させる有意義な集いでした。

今朝は昨日とは打って変わり気温3度の寒さで、周辺の山々はまた白くなっています。昨日の車中で、糸魚川高校から北陸自動車道の高架下までの枝垂桜がきれいだと勧められたので昼過ぎに出かけてみました。海川の堤防沿いの長さにして400メートル程でしょうか、植樹してまだ若い枝垂桜ですが見事な景観です。

そして今日は被爆地広島市で開催の先進7カ国(G7)外相会合で、核軍縮・不拡散に向けた「広島宣言」が発表されました。2015年1月時点で世界には約1万5800発の核弾頭が存在し、このうち約90%をアメリカ・ロシアが保有し、中国は14年から10発増えて260発、北朝鮮は6~8発を保有です。進まぬ核軍縮と“核なき世界への道”、伊藤真さんの講演とを重ねる肌寒い終日です。


審議中断のTPP委員会と桜のトンネル

2016年04月09日 | 日々思うこと

昨8日の衆院TPP特別委員会、甘利前大臣からバトンタッチの石原担当大臣が前代未聞の答弁拒否を再三繰り返し質疑が出来ない状況となり委員会審議がストップです。NHKTVの画面も「国会中継は審議が始まりしだいお伝えします」と表示されたままです。午後1時から視聴を予定していた黒岩たかひろ議員の質問が困難となったので、私は市内の桜巡りに変更です。

姫川右岸の桜づつみは思ったほど散っておらず、堤防沿いの二列の植栽がトンネルのように見事です。遠くに見えるのは北陸新幹線で、この桜並木は上流2キロも続きその数500本という圧巻です。今まで何度も行きながら気づかなかったのですが、桜の根元に杭があり植樹者の名前と平成5年と刻まれていました。

今日は20度近くの暖かさの中を能生地域まで所用で出かけ、家に戻らずそのまま午後からのスタンディングへ直行です。明日の天津神社春の大祭“糸魚川けんか祭り”のためでしょうか、今までで一番少ない16人ほどの参加でした。そして上越の娘家族は土曜日とあってシャトルバスを利用し高田公園に出かけたそうで、先日の嵐で花吹雪だったとメールが届きました。

近所の畑をもう一度角度を90度変えて撮ると一直線に植えられたムスカリが見事です。そして「みやまおだまき」さんからのコメントで、道端のスズランと思しきものは見極めを間違い「スノーフレーク」と判明です。


“春の嵐”とTPP交渉過程の不透明さと

2016年04月07日 | 日々思うこと

今日は朝から全国的な“春の嵐”で、昨日の暖かさとは打って変わっての肌寒さで街なかの桜の花もかなり散ってしまいました。

後半国会の焦点の一つの衆院TPP(環太平洋連携協定)特別委員会、昨6日は5時間以上も遅れての開会です。去る2月の大筋合意で署名式に和装で参加した新潟6区選出の高鳥修一副内閣大臣でしたが、5日夜の民進党のTPP関連の会合を欠席した問題をめぐっての遅れでした。高鳥議員は欠席理由について、同僚議員と会食していたなどと説明し「判断を誤った。大変迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪です。

今日はTPP交渉過程の黒塗り資料について民進党から追求されると、アベ首相は「交渉して妥結した結果が全てだ。結果に至る過程がすぐ表に出るなら外交交渉は成立しない」と反論です。TPP交渉は新潟県にとっても死活問題ですが政府の過度な情報制限に驚くばかりで、安心とは程遠く今後も目を逸らさず注視です。

ご近所の畑の桜の木の根元には水仙やムスカリなどが咲き誇り、よく見ると桜の幹にもポツポツトと花が咲き“春の嵐”で枝先が折れることもなく、こちらは一安心のようです。

ところで「保育園落ちた」の一連の待機児童問題で、アベ首相を問い詰めた山尾志桜里衆院議員が民進党初代政調会長に抜擢されましたが、その“新しい顔”に政治資金疑惑が浮上し、官邸とアベ首相を応援するメディア軍団は挙って集中攻撃を開始です。

これは山尾議員が代表を務める民主党愛知県第7区総支部が2012年に計上したガソリン代が230万円にのぼることなどで、「地球5周分、驚愕のガソリン代」と激しく責め立てています。ところがアベ首相ご自身が代表を務める自民党山口県第4区支部では同じ12年には573万円余りで、山尾議員の2.5倍の「地球12周分」で次年度も同様に巨額計上を続けていても、首相へのメディア追求がないので何とも不思議な世界を感じてしまいます。

そういえば甘利前経済再生大臣のUR(都市 再生機構)への“口利きワイロ疑惑”問題について、あれから2ヶ月以上が経過しても東京地検特捜部の動きも見えず、一体どうなっているのかと首を傾げてしまいます。

何事も見極めが肝心ですが、愛犬との散歩コースの道端の花が咲かない水仙と思いきや、最近になってスズランの可憐な花が咲き出しました。もしかしたらこれは「スノードロップ」ではないかと、もう一度腰をかがめてシャッターを押して見ました。ネット図鑑で調べるとやはりスズランのようで、水仙と同じく有害植物ですから間違ってもニラと思い込んで食べてはなりません。

春休みも終わり今日から孫たちも新学期のスタートで、お昼近くに元気に帰宅です。久しぶりに緊張したのか二人ともいつの間にかコタツに入って夕方までスヤスヤです。明日は入学式ですがよい天気に恵まれますように・・・、そして私も本格的に活動のスタートです。


TPP“黒塗り”資料と限りあるいのちと桜

2016年04月05日 | 日々思うこと

昨日は“花冷え”の雨降りで、開花した桜の花も少し寒そうです。今日は青空の中をあちこちへ出かけると、八久保郵便局前の公園の桜は満開です。枝振りのよい老木は人が両手を広げているようで、公園の周りには提灯が飾られています。

田海地区の総合福祉会館「ふれあい」駐車場の隅っこにある煉瓦造りの古き校門が目にとまりました。ここは明治34年(1901年)田海尋常小学校の跡地で、昭和38年に田沢小学校が創立されるまでの60余年、多くの卒業生を送り出してきたことが建碑に刻まれていました。

その後、合併前の町立田海保育所から現在の障がい者作業所なども入る総合福祉会館となりました。旧校庭のほとんどの桜は朽ちたり伐採されましたが、この煉瓦造りの校門は当時のままで115年もの間、行き交う人たちを見守っているかのようです。

ところで本日の衆院特別委員会では、TPP(環太平洋経済連携協定)の承認案と関連法案の審議です。驚くことに民進党が求めていた政府の交渉資料が全て黒塗りで、時代がタイムスリップしたかのような国会運営です。

そして今日は人も桜もいのちの時間に限りあることを感じながら、旧青海町元教育長Kさんのお通夜に出かけました。多くの弔問者が市内のセレモニーホールに集まり故人を偲びました。Kさんと最後にお会いしたのは昨年12月、上越市での「原発再稼働を考える集い」で、療養中で杖をつきながらご夫婦で参加をしてくださいました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。 


朝ドラ最終回の広岡浅子、「銃や大砲で人を幸せにできない」

2016年04月03日 | 日々思うこと

昨土曜日はNHK朝ドラ『あさが来た』の最終回で、時代背景は明治43年(1910年)です。日露戦争の後とあって、主人公あさは「銃や大砲では人を幸せにできない。人が幸せになるには優秀な頭脳と柔らかい心・・・」と語り、何時の世も変わらぬ言葉であることを感じました。

昼過ぎに久しぶりに上越の孫がやって来ましたが、夕方にはあわただしく帰ってしまいました。夜は隣りの孫たちの庭の桜の下での“お花見”で、ライトアップし満開になった桜を見上げながら、お好み焼きや焼きそばなどをいただきました。

そして今日は朝からどんより雲で夕方にはポツポツト雨が降り出し、南風が吹いたことで桜の花びらが少し散り始めました。新潟市では例年より6日早い桜の開花で、桜前線もいよいよ北上です。

孫たちは朝からサッカーの交流試合に出かけ、私は鉢花の水遣りや台所の生ゴミ処理など外仕事に勤しみました。生ゴミは食べ残しよりもお茶ガラや野菜果物の皮にいたるまで一週間でかなりの量が溜まってしまいますが、これも大量のエネルギーを消費し焼却されることを考えると面倒がってはなりません。

植えたはずもない西洋サクラソウ(プリムラ)、種が飛んできたようでいつの間にか鉢植えの水仙の中から芽を出して桜色の可憐な花を咲かせています。桜(ソメイヨシノ)だけでなく、折々の花たちが「私も見てね」と言っているようです。

新潟県公式観光情報サイト「県内の桜・花見ガイド」では、南北に長い新潟県の名所を紹介しており、糸魚川市徳合の枝垂桜が掲載されております。

http://www.niigata-kankou.or.jp/tanoshimu/spring/sakura/


電力の自由化と桜・さくら・サクラ

2016年04月01日 | 日々思うこと

4月1日は新しい年度のスタートで、一般消費者が電力会社を選べる電力小売りの全面自由化のスタートでもあります。東京電力や関西電力など大手電力10社の地域独占が崩れ、約8兆円の市場開放です。

“原発をなくしたい、水も空気もできるだけ汚さない、環境に負担のかかるエネルギー消費をやめたい”、そのためには大手電力会社が握っているパワーバランスを変える必要があり、長年の待望であった乗り換え(スイッチ)ができるようになりました。

朝から気温は上昇し20度近くになり市内の桜の花は一斉に咲き出しました。昼過ぎに所用で中央大通り線を走ると、市役所交差点のTさん宅の桜の花はもう8分咲きの見事さです。10日の天津神社春の大祭“糸魚川けんか祭り”には満開を過ぎて花吹雪のことでしょう。

4千本の桜で百万人の観光客を呼び寄せる上越市、高田公園の桜も開花宣言で5日頃が満開だそうです。4千本には及ばないけど糸魚川市内にも桜の名所がいっぱいで、少し山間の青海中学校の桜並木も開花です。

並木といえば姫川右岸の“桜づつみ”で、海岸から上流約2キロの並木は見事で国道からも見ることができます。市ホームページで市内の桜スポットの掲載があればよいのにと毎年思いながら、この季節はあっという間に過ぎてしまいます。

ところでこの一週間、予報が外れた30日の夕方には突然の雷雨でしたが、この日以外は雨らしい雨が降らないことで畑を耕している人たちには雨が待ち遠しいようですね。私もマスクが欠かせず目もかゆくなって、会う人ごとに「風邪ではないので・・・」と言い訳をしながら、そんな暖かい日が続いています。