すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

危機と闘う国連難民高等弁務官事務所の日本人たち

2016年02月29日 | 日々思うこと

“2月は逃げる月、3月は去る月”と言われるように如月2月もあっという間に過ぎてゆき、今朝は強雨風でまた雪も降り出す寒い日です。先週末の金・土曜と続けて上越市へ出かけ、翌日曜には市内での「新婦人新春の集い」で“笑いヨガ”を初体験です。その後は能生谷「えほん」まで陶芸作品を取りに出かけるなど、あわただしく時間が過ぎてゆきました。

県道246号沿いの能生谷の“うさぎのぬいぐるみ”が飾られている辺りは、例年よりも小雪で山肌も見えて春が近いことが伝わってきます。

春が遠いのは100万人を超えるシリア難民で、日曜夜のNHKスペシャル「難民大移動 危機と闘う日本人」は、人道支援に奔走するUNHCR・国連難民高等弁務官事務所の日本人女性職員らを取り上げた番組でした。90年代に緒方貞子さんがトップを務めた国連難民高等弁務官、その緒方さんに憧れてこの機関に入った日本人職員らがシリアの事態改善に走り回っていることを知りました。

『食べもの通信』2月号は花粉症と増え続ける食品添加物の特集です。またS・アレクシェビッチ著の2015年のノーベル文学賞受賞の『チェルノブイリの祈り 未来の物語』は、黒岩たかひろMLでも取り上げられていた“お薦めの一冊”です。(岩波現代文庫 1040円+税)

チェルノブイリや福島を教訓にしないアベ政権や経済優先の電力会社がおぞましくなるばかりですが 、UNHCRの彼女たちの命がけの活動を誇りに感じる如月2月の終わりです。


原発のツケは国民へ、環境汚染は“負の遺産”

2016年02月28日 | 地震・原発

東京電力への不信感が高まる中で、21日付の毎日新聞膨らむ処理費12兆円 原発事故、国民にツケ』の記事が気になっていました。

「東京電力福島第1原発事故は原発の運転に巨額の費用リスクが伴うことを思い知らせた。電力業界の雄だった東電は東電は実質国有化され、国は原子力損害賠償・廃炉等支援機構を通じて資金を注入している。処理費用の見通しは約12兆円。除染、賠償、廃炉・汚染水対策−−そのコストはどのように発生し、どこから資金が生み出され、どこへ流れたのか。複雑な図式の裏側を探ると、事故時の責任の所在が曖昧な原子力行政のゆがみが浮かんだ。」という内容でした。

そして高浜原発4号機の再稼働により危機感が高まる中、ネットで高浜原発を中心に福島原発事故の汚染地図を重ねた図が目に留まりました。画像は「美浜の会」からお借りしました。

ところで国は電気を利用するすべての人が納める「電源開発促進税」を電気料金に上乗せし、資源エネルギー庁などの特別会計で管理し、原発立地の自治体への交付金などに使ってきました。この税金はかつては余るほど潤沢でしたが、5年前の原発事故後は除染で出た廃棄物の中間貯蔵施設の整備費などで、支出の規模が税収よりも多い年間1700億円以上に膨らんでいるそうです。

本日のNHKニュースでは原発立地対策費 約1000億円の税収不足」と、40年以上前から原発が立地し多額の交付金を受けてきた福井県敦賀市を取り上げていました。「今までの敦賀市は何もしなくても国の交付金をもらえる街だった。今はそんな時代ではなくなり、財政のスリム化に取り組んでいる。全国の原発の立地自治体は小さい経済が原子力に頼る歪んだ構造になっている。緩やかに変わっていくことしかできない・・・」という敦賀市長の言葉です。

原子力行政の歪みに疑問を抱くこともなく暮らしていては、“負の遺産”は増えるばかりであることを再認識のあわただしかった週末です。


狂っているとしか言いようのない原発推進

2016年02月25日 | 地震・原発

昨日の朝、チラチラと舞っていた雪は風がなかったので一晩で25センチもの積雪になりました。今朝は町内にも除雪車が出動し、私も午後からの会議のために先ずは駐車場の雪堀に汗だくのひと時です。

作業を終えてふと海の方を見上げると青空で、水分の少ない粉雪とあって送電線にも雪が積もっています。

送電線といえば東京電力は福島第一原発の事故当時、核燃料が溶け落ちるメルトダウン(炉心溶融)の判断基準を定めたマニュアルがあり誰も気づかなかったという驚くべきニュースです。本来なら2011年3月14日早朝、1・3号機で炉心溶融が起きたと判断できていたはずが、東京電力は当時「判断基準がない」と主張し、メルドダウンを公式に認めたのは事故から何と約2カ月後の5月でした。

さらに24日、東京電力は柏崎刈羽原発の事故の経緯を説明する過程で、当時のマニュアルを再点検したところ「炉心損傷割合が5%を超えていれば炉心溶融と判定する」と明記され、事故当時も含めてこの5年間誰も気づかなかったというのでズサン極まりないいい加減な会社に呆れ果ててしまいます。この問題について新潟県はHPで『メルトダウンの公表に関する新たな事実の公表について知事コメント』を24日付けで掲載です。

また福井県関西電力高浜原発4号機では26日の再稼働を前に、去る20日には原子炉補助建屋で放射性物質を含む水漏れです。部品の交換が終えたので明日は予定通りに再稼働で、制御棒の引き抜き原子炉を起動させ、27日午前6時頃には核分裂反応が連続して起こる「臨界」に達する予定です。先月、再稼働した3号機と同じくMOX燃料を使うプルサーマル発電となり、運転開始から40年を超える1・2号機がさらに20年延期されるという原子力規制委員会の審査結果に、もはや原発は狂っているとしか言いようのない凍える寒さの終日です。


寒さの戻りの如月の終わり

2016年02月23日 | 日々思うこと

春一番が吹いたと思ったらまた寒さが戻ってきました。巷ではインフルエンザがまん延し、とうとう孫たちの通う小学校やお隣りの小学校でも25日まで学年閉鎖です。先週土曜日、孫たちのサッカー教室が終わる昼頃に小学校の体育館まで迎えに行くと、陽がよく当たっている駐車場の隅っこにもまだ雪の山です。

その後は急いで上の孫をヤマハ音楽教室へ送って、夕方にはサンドリームおうみへお迎えです。ここの温水プールも老朽のためか漏水修繕工事のためしばらくは臨時休館で、スイミング教室は春休みまでおあずけということです。

日曜日の夜はNHKスペシャル、新・映像の世紀「第5集 若者の反乱が世界に連鎖した」を視聴です。1960年代、既存の政治体制に「NO!」を突きつけ世界で連鎖的に起こった若者たちの反乱を取り上げ、その内容もさることながら作曲家加古隆さんのテーマ音楽が素晴らしく、いつも番組に惹きつけられます。

そうそう先週水曜日の「スタジオパーク」に生出演の加古隆さん、そのお人柄やピアノ演奏がいかに「映像の世紀」とマッチしているかが伝わって、ますますのファンになりました。

ところで昨日22日は“猫の日”だそうで、猫ブームの経済効果は2兆円を超える“ネコノミクス”とか・・・。猫の背のようなきれいな稜線の雨飾山は、新潟焼山よりもまた一段と白くなって春がまだ遠いことを感じます。それでも鉢植えの水仙は少しずつ花が咲き始め、“犬の日”がないのかと玄関風除室の愛犬がじ~と私を見つめています。ちなみワン・ワン・ワンで“犬の日”は11月1日とか・・・。

そして今日も昨日と同様に、印刷所へ行ったり来たりと少しあわただしい一日でしたが、気がつけば如月2月も残りわずかの寒空です。明日も雪マークで今週もいろいろと忙しくなりそうで、皆さまもインフルエンザにはどうぞお気をつけてお過ごしくださいますよう。


自民党議員らの主張する中立性とは

2016年02月21日 | 日々思うこと

いつも天候の書き出しですが、18日に書き込みの議長の中立性についての反響が大きいのでこちらの方を・・・。「他市議会では考えられない非常識さが、糸魚川市議会では常識?」、「改憲を主張する人たちは自民党憲法改正草案を読み取り、日本がどんな方向に向かっていくのか理解できているの?」など等・・・。

さしづめ社会学者の宮台真司氏は、「連中に理屈を説いてもムダ。この愚昧さが筒抜けの社会をひも解く鍵は“感情の劣化”で、真理への到達よりも感情の発露の方が優先される」と・・・。“知性の劣化”ではなく感情のるつぼと化した政治、ネット、ヘイトの深層を〈大衆〉という観点から鋭く分析をしています。

そういえば昨年8月の「戦争法案NO!上越大集会」チラシで、呼びかけ人に当市の教育委員を務める能生地域の僧侶Kさんが名前を連ねたことで、市議会や教育委員会でその中立性が問題視されました。「憲法壊すな!」と戦争法案に反対することで中立性が損なわれると“つるし上げ”でしたが、よくよく考えると教育委員長Sさんは同じ地域で宮司ですが、日々の活動からその中立性を問われることは新市合併から一度もありません。

上のイラストは東京新聞からお借りしましたが、市議会議長が奉天式典集会で憲法改正の必要性を呼びかけることが問題視されない彼らの中立性とはいったい何でしょうか。何の疑問も持たない大政翼賛会のような市議会定例会が明日からスタートです。国も地方も感情のるつぼと化した“政(まつりごと)”に目を逸らさず注視してゆかねばと痛感する肌寒い週末です。


問われる自民党議員の資質

2016年02月18日 | 日々思うこと

今日は亡き母の祥月命日なので、市内の弟がお参りにやって来てきました。その後は上越市の娘のところへ・・・、住まいの引越しを控えて何かと忙しいことで孫の子守りのために車を走らせました。海も山も雲ひとつない快晴で、こんな日の朝はかなり気温が下がる冷え込みで、新潟焼山のドーム山頂付近は雲ではなく噴気がいつもより多く出ているように見えました。

ところで自民党は2016年運動方針で、憲法改正について「参院選での訴えを通じ、国民的な議論と理解を深める」とし、夏の参院選で主要争点にするというので驚いていたら、昨17日に丸山和也参議院議員(自民党・比例区)の耳を疑う差別発言にビックリです。

参議院憲法審査会での丸山議員は、「今、アメリカは黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ、はっきり言って。まさか、建国当初に黒人、奴隷が大統領になるなんて考えもしなかった」などと発言しているので呆れてしまいます。その後、暴言だと批判を浴びると丸山議員は「誤解を招いた」と陳謝していましたが、オバマ大統領の父親は奨学金を受給していたケニアからの外国人留学生で、米国における奴隷制度とは無関係であり、国会議員の公の場での発言だけに謝罪をすれば済むことでしょうか。

夕方、上越からの帰り道に浦本漁港近くの国道沿いのパーキングに停車し、セブンのホットコーヒーをすすりながら日没直後の日本海と黒姫山を撮りました。

ところでアベ政権の暴走がそのまま地方議会でも同様のようですね。去る11日に糸魚川市内で「建国記念の日奉祝式典」(同実行委員会主催)が開催されましたが、実行委員長が市議会倉又稔議長であることに驚いた市民が多いようです。議員の思想信条は自由かもしれませんが、議長ともなればその立場に中立性が求められ、他市議会では就任と同時に会派を離脱してその職務に務めることは当然とされています。

しかし糸魚川市議会の場合はこれまで議長は会派を離脱をすることなく、今回の集会も実行委員長の名で「糸魚川市民の皆さんへ」との案内文で、式典挨拶では憲法改正の必要性を呼びかけております。また高鳥修一内閣府副大臣の講演では「日本人の精神の自由、本当の独立のために」と改憲を訴えたそうです。さて来週月曜日から市議会定例会のスタートですが、国も地方も市民の監視が怠ると政治は暴走の一途ではないでしょうか。


湯川秀樹氏のラストメッセージと原発再稼動と

2016年02月16日 | 地震・原発

今朝は氷点下の冷え込みで日中の最高気温は5度、また寒さが戻ってきました。家の近くの国道を横断する通学路“地下道もぐっ太郎”辺りからの黒姫山は、先週末の好天で少し山肌が見えてきました。

玄関先の植木鉢からも春を感じますが、柏崎刈羽原発6・7号機の原発再稼動について原子力規制委員会の動きが気になります。

さらに東日本大震災から4年11ヶ月が経過した13日、東京電力福島第一原発を視察をした原子力規制委員会の田中委員長は「放射線量が一部を除いてずいぶん下がった」と評価・・・。しかし炉心溶融した1〜3号機周辺は依然として放射線量が高いことをネットなどから伝わります。また今も津波や水素爆発があった3号機周辺の鉄骨むき出しの施設の爪痕が残る映像をネットで見ましたが、一般メディアで報道されることはありません。

一年前の当ブログは「“春遠からじ”の原発再稼動の動き」と、九州電力川内原発1・2号機の再稼動に続き、関西電力高浜原発3・4号機について規制委員会が「新しい規制基準に適合している」審査決定と、ウランとプルトニウムを混ぜたMOX燃料が使われる危険性も書き込んでいました。

そんな中で14日、NHKアーカイブス「“核なき世界”はいつ~湯川秀樹のメッセージ いま再び~」を視聴しました。日本初のノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹氏が生涯をかけて核なき世界を訴えたメッセージをたどった番組です。死の直前まで続いた湯川氏の核廃絶への壮絶な取り組みを追った番組のラストメッセージ「核なき世界を〜物理学者・湯川秀樹〜」アーカイブス(2006年11月6日放送)も伝わってきました。

湯川秀樹氏の訴えや福島を忘れたかのような政府の新エネルギー計画、「原発依存度は可能な限り低減」という一方で、「原発は重要なベースロード電源」ときわめて分かりにくい表現ですが、原発推進であることは明確です。そして1月23日上越市での「原発再稼動を考える集い」からの課題でもあった『原発再稼動 STOP!』シールをやっと発注することができた一日です。 


野党共闘と“春一番”

2016年02月14日 | 日々思うこと

昨土曜日はぽかぽか陽気の中を2日続きで上越市へと車を走らせました。先ずは三和区の陶芸教室の窯元へ立ち寄り、その後は友人と合流しランチを一緒にしながら、しばしの“おしゃべり”です。午後1時過ぎには上越文化会館での「野党共闘 どう創る?」集会へと向かいました。

マスコミも注目の討論会だけに会館中ホールはほぼ満席でやっと席を確保です。この夏の参院選挙に向けて野党統一をどう図っていくか、5党それぞれの立場での討論はなかなか興味深く参考になり、会場もまた盛り上がりました。

一昨日の金曜日も青空の中を孫の子守りで上越市へ出かけましたが、この日の朝の散歩では黒姫山(1222m)やその右奥の故小野健さんがこよなく愛した白鳥山(1287m)はまだ真っ白でした。また米山(992.5 m)もまだ雪で白くなっていましたが、まる一日が経過した土曜日には一気に雪が消えてかなり山肌が見えているので驚きました。写真は国道8号、有間川の信号待ちでのきれいな三角錐、正確には四角錘の頂の米山を撮りました。

そして日曜日は晴天続きもストップで大荒れの天気になり、北陸地方も“春一番”の風が吹きまくり、糸魚川地方は気温18.8度の記録です。隣りの孫たちは朝からスキー教室へ・・・、お昼頃には上越から娘家族がやって来ました。

また本日の各紙は上越での討論集会を大きく掲載で、野党統一候補の擁立に向けたうねりが大きくなってゆくことことを実感です。建国記念の日に合わせて各地では「憲法改正」への動きも活発になっていますが、安保法廃止と立憲主義の回復を進めねばこの国の未来は確実に壊れてゆくことを再認識です。明日はまた冬型の気圧配置の大荒れ予報で、寒暖の差が大きいものの一歩一歩春へと近づいてゆくことでしょう。


報道番組の生き残りとアベ閣僚のおそまつさ

2016年02月11日 | 日々思うこと

昨10日はNHKで衆院予算委員会を視聴でした。昨年からの高市早苗総務大臣の放送法への一連の発言について、前日9日の予算委員会で「憲法9条の改正に反対することは政治的に公平ではなく放送法に抵触する問題・・・。電波停止もありえる」という認識です。これは見過ごせないことで新聞やニュースでその議論の一部を知るより、先ずは国会中継をとの視聴です。

この日の衆院予算委員会で民主党大串博志議員の質問に、アベ首相は「高市総務大臣は放送法についての一般論を答えたもの、詳細は本人へ直接聞くべき・・・」と終始逃げの答弁で、これが国の最高責任者なのかと呆れてしまいました。そんな中で今春からテレビ朝日「報道ステーション」、NHK「クローズアップ現代」、TBS「NEWS23」が大きく変わろうとしています。

これは番組のキャスター降板や番組リニューアルが表向きの理由ですが、昨年3月の「報道ステーション」で、元経済産業官僚の古賀茂明さんが「I am not ABE」と表現したことで、コメンテーターを降板した経緯があります。政府批判を「偏っている」と報道の自由を封じ込めようとする風潮の中で、果たして報道番組は生き残れるのかと案じてしまいます。放送法とは本来、放送局を取リ締まる法律ではなく、むしろ、政府などの公権力が放送に圧力をかけないように定めた法律であることはいうまでもなく今後も目を逸らしてはなりません。

今日は朝から春を感じる穏やかさで、青空の中を近くの国道沿いの花壇辺りからデンカ社単身アパートの南側を撮りました。何事も片面だけではその全容が分からず、ふと昨年12月に国会議員の「育休取得」を宣言した自民党の宮崎謙介衆院議員の一連の行動が気になりました。

10日の衆院予算委員会でも西村智奈美議員が“売名行為”だと取り上げていましたが、パートナーがよく知る新潟4区選出の金子恵美衆院議員とあってこれまで注視してきました。そもそも国民から選ばれ年間数千万円が保障されている国会議員は、民間で雇用されている一般労働者と同じく育休制度を求めるということは、パフォーマンスではないのかと厳しい声があっても当然です。

ところで島尻安伊子沖縄・北方担当大臣の記者会見での北方四島の一つである歯舞(はぼまい)群島について、「歯舞」を読めず委員会で追及されると「緊張感を持って臨みます」との答弁に、北方担当大臣なら緊張感の問題ではなかろうにと、その議員資質に呆れるばかりです。さらに丸川珠代環境大臣といえば、福島第一原発事故に伴う除染などで国が長期目標としている年間被ばく線量の1ミリシーベルトについて「何の根拠もない」と、おそまつな勉強不足の発言です。

折りしも今日は東日本大震災から4年11ヶ月、被災地の復興半ばで福島第一原発事故では収束もままならず検証も置き去りの中で、原発再稼動に前のめりのアベ政権の暴走に呆れ果てるばかりの昨今です。


安保法廃止!立憲主義回復のための野党共闘!

2016年02月09日 | 日々思うこと

昨朝は氷点下2度の冷え込みで車庫のバケツの水も氷が張り、道路も凍ってバリバリで青空が広がる中で愛犬との散歩は“足元要注意!”です。近くの児童公園から新潟焼山を眺めると、ドーム山頂付近からの煙もクッキリです。

この児童公園の隅に設置された防火水槽の蓋、昨年冬にも書き込んだ記憶がありますが、雪が降ってもこの上に積もることはないようでヒーターが通っているのでしょうか、どんなしくみなのか不思議です。

今日は9日、昨日と一転して冬型の気圧配置で、冷たい風雨の中でのスタンディングです。中央大通り線の糸魚川信用組合本店の交差点とあって風が吹きまくり、とうとう強風でビニール傘が壊れてしまいました。この傘は昨年8月30日、雨の中の上越市かに池公園での「戦争法案NO!上越大集会」のために求めたもので、その後は透明なのでスタンディングに役立ってきただけに残念・・・。でも亡き母がよく「カタチあるものは壊れる」と、茶碗などが割れる度に言っていましたが、私も今は同じ言葉を口にしているので不思議なものです。

そして何としても壊さねばならないのが昨年、安保関連法案を国民不在のまま成立させたアベ政権で「2000万人署名」に動き回ってきましたが、憲法を守る糸魚川共同センターでは中間集約で2200筆を提出することができました。また13日(土)午後から『アベ政治を許さない!安保法廃止!立憲主義回復!』“野党共闘どう創る?”集会が、上越文化会館中ホールで開催されます。

市民連合@新潟の共同代表の水内基成弁護士の基調講演に続き、第2部は民主党より梅谷守さん、共産党より上野光悦さん、生活の党より森ゆうこさん、社民党より小山芳元さん、維新の会より米山隆一さんら5人のメディアも注目の討論会です。


続く地震速報と“越後の雪は余寒に”・・・

2016年02月07日 | 地震・原発

昨土曜日は昼過ぎからボタ雪の中を出かけましたが、友人と「水分が多い雪だから積もらないわね」と会話すること2時間余り・・・、夕方外に出ると辺り一面真っ白になり車も雪に被われてビックリです。先月24日の暴風雪とは違い風がないことでいつの間にかドンドン積もって、深夜には除雪車も出動です。

日曜朝の庭もまたドカッと積もって、糸魚川市HPでは今朝9時の観測地点の積雪状況は、山間部の長野県境に近い小滝や能生地域権現荘はこの冬始めて1メートルを超える積雪になっていました。昨日から隣りの孫たち家族は泊りがけで白馬村へスキーに・・・、隣接する小谷村から親不知ピアパークでの“あんこう祭り”に来る予定だった友人は雪が心配なので取りやめにすると電話です。

ところで先月の書き込みで“越後の雪は大寒に”と間違って書き込んでしまいましたが、正しくは“越後の雪は余寒に”で大寒を過ぎて2月になって大雪になると昔から言われてきましたが、まさにその通りになりました。玄関横の外に置いた千両の赤い実は、この雪でいつの間にか鳥たちに狙われてしまい、やはり家の中に入れて置くのが一番安全です。

この週末は鹿児島桜島の噴火や旧正月を迎える台湾を襲った地震による建物の崩壊に驚き、今朝9時半過ぎの北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射という国連決議を無視する国の有様に驚きが続きます。そのニュース速報の直後の10時過ぎには茨城県北部を震源とする震度4(M4.3)の地震で、夜7時半頃にはまた茨木県南部を震源の震度4(M4.6)の地震速報です。さらに就寝前の午前1時過ぎには福島県浜通りを震源とする震度3の地震が続くので、地殻はいったいどうなっているのかと案じる寒い一日の終わりです。


“おめでたきこと”とTPP署名と

2016年02月04日 | 日々思うこと

今日は立春、暦の上では春ですが早朝の気温が0度で水溜りはバリバリ状態です。昨日と同じく朝から太陽も見え隠れの青空ですが、午後になるといつの間にか雨模様です。

このところ家にいるときはできるだけ国会中継に耳を傾けていますが、昨3日の衆院予算委員会でアベ首相は、「戦力の不保持」を定めた憲法9条2項改正の必要性を強調です。「7割の憲法学者が自衛隊に憲法違反の疑いを持っている状況をなくすべきで、私たちの手で変えていくべきだ」とまで言い切るので身震いをしてしまいました。

本日の衆院予算委員会でも憲法改正に積極的で、改正に否定的な民主党を「思考停止だ」とヒットアップです。その歴史認識もさることながら祖父岸信介や父親とはまた違って何とも“おめでたい“首相に呆れるばかりですが、支持率が一向に下がらないことで国民も“おめでたい”のかなあと・・・。

おめでたいといえば、正月2日に弥彦神社へ出かけた隣の孫たちからのお土産は、木箱に入った「越後一の宮 弥彦神社御遷座百年奉祝菓」の「めで」でした。大事にとっていたのですが月が変わることで先日開封・・・、「古くからめでたい席に“尾頭付き”を御膳につけるといわれ、“切り分けられていない”ことから縁起が良い」と書かれてた小さな“尾頭付き”の鯛菓子です。

ところで甘利さんの事務所での菓子折りと現金授受疑惑について、自民党の山東昭子議員が告発した事業者のあり方も「ゲスの極み」などと発言しているので呆れ果ててしまい、問題の本質をすり替えての言葉に自民党の体質が伝わってきます。国会議員ばかりでなく地方議員も、交通事故の“もみ消し”や就職の“口利き”は日常茶飯事であることを長年見てきましたが、何ともおぞましい政治の世界をさて見抜けないのは・・・。

今日はTPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加12カ国によるニュージーランドでの協定文署名のニュースが気になりました。「大筋合意」からトントン拍子で国民の不安や疑問が払拭されないまま、署名式には当新潟6区選出の高鳥修一副内閣大臣の和装姿が映し出されているので驚きです。また甘利前TPP担当大臣の後任の石原経済再生大臣、不用意な発言が多く12年の党総裁選や衆院選ではTPPに反対で、福島原発事故で難航する中間貯蔵施設建設に人の心を逆なでの「最後は金目でしょ」も忘れてはならないことの一つです。

※TPP署名の高鳥副大臣の羽織袴姿と書き込みましたが、よく見ると袴ではなく着物に羽織姿でした。


美術館や図書館で知る地域の文化度

2016年02月02日 | 自然・旅

今日も昨日と同じく雪がチラつく寒い日ですが積もる程にはならず、幹線道路の消雪パイプも小休止です。日曜日に訪れた南魚沼市への片道2時間半の車中は、NHK朝ドラ『あさが来た』ヒロインのモデルとなった片岡浅子ことや明治の歴史などで盛り上がりました。

明治36年生まれの後藤はつのさんの原画を観てからタクシーで「八海山泉ビレッジ」へ、ここは娘家族らと利用しているお気に入りの所で美味しいイタリアンランチを満喫です。昼食後は六日町駅へ、駅前の南魚沼市図書館〈えきまえ図書館 本の杜〉へ立ち寄りました。図書館は駅前のショッピングセンター「ララ」内に2014年6月にオープンし、全体面積の1/3が図書館で、以前からのテナントである食品を中心とした店舗、医院との複合で“文化、医療、食”という日常生活と一体となった地域施設です。

図書館全体がラグビーのボールのような楕円形になっており、南魚沼木材協会の越後杉がふんだんに使われている木の温もりがいっぱいです。開架図書10万冊でその後5年間で20万冊の計画、駅前で日曜日とあってか窓際のカーブに沿った閲覧席は大勢の人で埋め尽くされていました。

デザインコンセプトは“市民にとって身の丈にあった、親しみと誇りの持てる文化交流空間”ということで、大和町・六日町・塩沢町の3町合併時の市民要望で建設され、2014グッドデザイン賞を受賞したユニークな図書館です。駅前の立地を最大限に活かした図書館という枠に収まらない、新たな地域コミュニケーションの場として蘇っていることが伝わってきます。

3枚目の下の写真は公益財団法人日本デザイン振興会HPからお借りしました。

美術館や図書館は地域の文化度を表すともいわれますが、冬の悪天候でもいつも人が集まる六日町駅前の南魚沼市図書館や池田記念美術館、たまたまこの日の午後からは予報外れの好天になりました。そんな太陽が眩しい中で、当市とを重ねながら殺風景な糸魚川駅アルプス口の都市計画までも語り合う女4人の楽しい魚沼の旅でした。