すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

パブコメで「柏崎刈羽原発の審査書案にノー!」

2017年10月31日 | 日々思うこと

衆院選に明け暮れた10月も今日で終わり、今朝は今季最低気温の寒さで頚城の山々にも雪が下りて、何だか空気の流れが変わったようです。そして今日はハロウイン、古代ケルト人が起源と考えられている祭で、もともとは秋の収穫を祝い悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事ですが、商戦のたくましさが店先から伝わってきます。

また行きつけのスーパーでは「新潟に、惚れたっ。」、糸魚川市青海出身の永井 大さんお勧めのサントリー・プレミアム・モルツが所狭しと高く積まれています。冷蔵庫をのぞきお風呂上りにと思ったものの、何だか寒い夜のビールは敬遠がちですね。

それにしても今月はよく書き込んだなあと我ながら感心で、拙いブログをお読みくださるアクセスの多さにも驚きの10月でした。コメントなどもたくさん寄せられましたが、丁寧な返信もままならず失礼をしました。

原子力規制庁では11月3日締め切りで、東京電力柏崎刈羽原発6・7号機の審査案にパブコメを募集中です。専門的なことはよく分からないけど、「東電に再稼働の資格なし、柏崎刈羽原発の審査書案にノー!」と、核のゴミ処理を中心に意見を送ろうと思います。皆さまも是非、ご意見をお願いいたします。http://www.foejapan.org/energy/stop_restart/171016.html

そして10月は上越への往復でガソリン代はいつもよりも2倍に・・・、それでもリッター約28キロとよく走ってくれた愛車にも感謝です。明日から霜月11月、寒暖差が激しい季節の変わり目ですが、皆さまどうぞご自愛くださいますよう。


食べることは生きること、そして選挙総括会議へ

2017年10月30日 | 日々思うこと

神無月10月も残り一日で、朝から強風の肌寒さです。3月末に危篤状態であった愛犬はその後、少しづつ食欲が出て夏の暑さを乗り越えて元気回復です。5月に17歳を向かえ、もう散歩に出かけることができずオムツ着用の生活ですが、柴犬特有の認知症にもならず、加齢による白内障でもボンやりと見えているようで毎日キョロキョロです。

また上越のかかりつけの動物病院では治らないといわれた“床ずれ”も、その後毎日、消毒とガーゼを取り替えるなどしてきれいになり、しっかり食べていることで自然治癒力を感じます。

食べることといえば、所属する研究会編集の月刊『食べもの通信』9月号は、「低栄養」あなたは大丈夫?特集で“60歳代後半から食べることが最強の老化対策”で、低栄養にならない食べ方を取り上げています。10月号では、増える特殊卵と日本の食文化と沿岸漁業を取り上げています。また種子法廃止により、日本の食が多国籍企業に握られる危機的状況も9月号で掲載です。先取り情報満載の月刊誌で見本誌ご希望の方は当方または下記HPで。http://www.tabemonotuushin.co.jp/

今夜6時半から上越市民プラザで「市民連合・上越」の総括会議があり、気が重いものの薄暗くなった国道を走りました。日本海は大荒れで高波が防波堤にぶつかって波しぶきのヒヤヒヤ運転です。総括会議では負けた選挙とはいえ反省すべきはしっかりと反省し、次へのステップへとつなげてゆかねばなりません。

タイムス紙のシリーズ『2017衆院選 与党対野党共闘“激突”』、昨日の「高鳥陣営、安堵感払拭に腐心」といい、本日最終の記事は客観的な記者の目で現状をよく捉えている内容で、たくさんコピーして会議に持参し未読の方に配布です。8時半過ぎに会議が終わり、友人Fさんと遅い夕食にラーメン店へ、しっかり食べて明日へのエネルギーに・・・。そして小雨の中を夜11時に無事帰宅の終日です。


衆院選、闘い済んで“記憶は記録”

2017年10月28日 | 日々思うこと

今日は朝から風も強く気分も重いので外出を取り止めで、録画で溜まっているNHK「猫のしっぽ カエルの手」を見るなどのんびり曜日です。昨日の小選挙区制度の補足として記録して置きたい点があります。

先ず自民党は289選挙区で2672万票を獲得し得票率は48%でしたが、議席では75%を占める218議席を獲得でした。投票しなかった人を含む全有権者に占める自民の絶対得票率は、小選挙区で25%、比例区で17%、自民に票を投じた人は選挙区で4人に1人、比例区で6人に1人でしたが、結果として全465議席の6割を占めたことになります。

これで「アベ政権の信任をいただいた」と言えるのかと思いながらも、現行の選挙制度ではこのような数字が国政に反映されてしまいます。そして政治は国も地方も有権者レベルの反映で、未来を担う子どもたちに責任がないことを痛感です。

写真は先日の晴れた日の糸魚川大火被災地の中村平安堂さんの裏庭の柿木です。周囲の建物はすべて燃え尽きているのに、柿木がこうして残り秋に実をつけているなんてスゴイ生命力ですね。木に止まる街なかのカラスも生きんがために必死のようです。

必死といえば新潟6区初の一騎打ちの“高鳥VS梅谷”、その選対本部の危機感の差が勝敗を分けたのではと受け止めています。梅谷本部の裏通りのセカンド事務所の“梅カフェ”では連日、「市民連合・上越」のじじばばを中心に若いパパママたちがドンドン集まって、やっと相手候補の肩に手が届く終盤戦に追い込みました。

しかし、梅谷選対本部での昨年の米山知事選の数字を持ち出していることが気になり、14日夜の合同会議に出席して選挙ハガキや法定ビラなどの制限もあり、長年の選挙経験から「これでは勝てない」と直感でした。さらに16日夜の糸魚川総決起集会でも危機感に乏しく、相手候補の地盤とはいえ「一票でも多く・・・」という言葉はなく、残念というよりも憤って「市民連合・上越」のFLでも「勝つための選挙を」と提案してきました。

結果的に梅谷陣営は上越市では7,565差で勝ったものの、妙高市では85票、十日町市は2,713票、津南町589票差で負け、糸魚川市では6,390票の大差を持っての惨敗でした。これは昨年の知事選よりも糸魚川市で 4,278票を上乗せした自民の底力です。

闘い済んで、相手候補の選対本部は常に危機感を持ち、自民党組織を中心に取り組んでいたことが巷から伝わり、この強固な岩盤にヒビを入れることすらできない糸魚川の野党と後援会のオトコたちに憤っている私がいます。そんなことで、早く新聞切り抜きなどを整理して頭を切り替えねばと思う週末です。

※柏崎刈羽原発6・7号機審査書案に対する意見募集です。(11月3日締め切り)https://www.nsr.go.jp/proce…/public_comment/20171005_01.html


北朝鮮のおかげ発言と原発再稼働と

2017年10月27日 | 日々思うこと

今日は二日続きの晴れ渡る青空です。解散権を乱用してのアベ首相、635億円の血税で衆院選を終え、”国難突破”ができたのでしょうか。自民圧勝の昨26日、麻生副総理の「北朝鮮のおかげ」発言の波紋が広がっていますが、早くも本日の釈明には呆れるばかりです。

今回の衆院選で自民党は選挙公約に「原子力は重要なベースロード(基幹)電源。原発再稼働を進める」と掲げていながら争点にせず、新潟選挙区の自民党候補らは柏崎刈羽原発の再稼働の言及を避け触れずじまいでした。しかし結果的に圧勝した自民党は原発の新増設に含みを持たせ、国民の信を得たとして原発依存への逆戻りを着々と進めようとしております。

さらに自民党二階幹事長といえば、「選挙結果が全てで、結果的に(安倍政権の)信任をいただいた」と述べていますが、国民の半数以上はアベ政権を信任してはおらず、支持率50%未満で議席占有率の増は小選挙区制度によるもので大政党ほど有利な仕組みです。

そして本日、東京電力の小早川社長が就任後初めて新潟県庁を訪れ、米山知事と会談で、柏崎刈羽原子力発電所について「再稼働は必要だと考えている」との立場を示しました。米山知事は「安全確保がされない限り、再稼働に対しイエスというつもりはない」と、従来の姿勢と変わらぬ主張です。

去る9月19日、都内明治公園で原発廃炉を訴える『さよなら原発5万人集会』があり、この日集まった参加者が6万人で集会後はデモ行進を行なっていました。集会の呼びかけ人でもあるノーベル文学賞受賞作家の大江健三郎氏(76)が、車中からプラカードを掲げるサプライズです。

また直木賞作家の中島京子さんは、“加計疑惑ロンダリング”と化した総選挙に「国民をバカにするひどさは安倍政権で底が抜けた」〈週刊朝日〉と、痛烈な批判です。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171024-00000074-sasahi-pol 


衆院選から学ぶ“リベラルこそが希望!”

2017年10月26日 | 日々思うこと

怒涛のような衆院選が終わり、メディアは自民党圧勝の中で野党系が勝ち越したのは岩手、新潟、長野、佐賀、沖縄の5県で、特に強さが際だったのは“保守王国”と言われた新潟県だと報じています。

「新潟県の民進前職らはいずれも希望の党入りを拒み、立憲民主党か無所属で出馬した。共産党が候補を立てた2区以外で野党が一致して民進系の前職や新人を支援し、自民党と“一対一”の構図に事実上持ち込んだことが功を奏した」と、東京新聞Webは伝えています。そして「市民連合@新潟」代表で新潟国際大学の佐々木寛教授は、神奈川新聞10月8日付け「時代の正体 2017衆院選」で『リベラルこそ希望を開く』と書いていました。

今日は朝から快晴で、上越の知人のfbで妙高・火打・焼山に雪が来たことを知り、家事を済ませてから昼頃にデジカメ持参で出かけましたが、頚城連山は雲に隠れて山頂を望むことができません。あちこちで用事を済ませているうちに雲が晴れできたので、帰り道に姫川右岸桜堤まで行って撮りました。

夕方4時半過ぎにもう一度外出した頃には、夕日に照らされたドーム焼山と火打のかなり下まで雪が来ていることが見えましたが、私のデジカメはこれが限度です。 

ところで昨25日の希望の党、衆院選後初めての両院議員懇談会を開き、小池百合子代表(東京都知事)は「私の言動によって多くの人を傷つけた」と謝罪し、「国政は国会議員に委ねる」と・・・。さらに「都知事として都政にまい進したい」と述べ、党運営からは一歩引く考えを示していますが、党代表は続投というから首を傾げてしまいます。

その希望の党へ希望を持って比例区で一票を投じた有権者の多さにビックリで、糸魚川市では自民党12,163 がダントツで、第2位が立憲民主党4,891、続いて希望の党3,695、共産党1,860 の2倍ですから驚くばかりです。

いつの世も、戦争や言論統制は“改革者”の顔をした権力者がやってきたことで、かつてのヒトラーも「貧困を救え!若者よ、社会に奉仕しよう!」と、ドイツ国民を煽ってきました。戦前の日本の軍部も政党政治の腐敗を叫びながら、凶作にあえぐ農家を救おうと権力を握り戦争への道に進みました。

今またアベ政権の下で、同じ道を繰り返そうとしていることに気付くことのない国民性を悲しく思いながら、日本の夜明けは新潟から“リベラルこそが希望”を実感です。


政治の国民離れと若者とドラマ「民衆の敵」

2017年10月25日 | 日々思うこと

昨夕、上越から戻ってから暗い夜道の中、上の孫を塾へ迎えに行きました。車に乗るといきなり「うめたにさんは何党?」と言い出すのでビックリで、「無所属だよ」といっても理解できないようで、続いて「ばばは何党?」と・・・。

さらに「北海道11区の石川かおりさんはね」と・・・、「北海道??」私は新潟選挙区のことで頭がいっぱいでしたので話題についてゆけません。塾から家までは車でわずかですが「衆議院って?」とまで聞かれて、小学生にしっかりと向き合うことができず恥ずかしい思いです。そんなことで18歳以上の若者たちは投票へ行ったのか、判断する資料が少ない中でどんな選択したのかと気になります。

今日は朝から冷たい雨で、糸魚川市には大雨注意報が発令です。庭のマユミの花はいつの間にか、かの「鳥」に食べられてしまったようです。ツワブキの花もすでに終わりで、10月は外出が多く気が付けば自然の営みも変化です。

ところで上越の娘から、23日(月)夜9時スタートの篠原涼子主演のフジTV『民衆の敵・・・世の中おかしくないですか!?』がおもしろいよと・・・。当初は16日スタートだったようで、これが選挙前だったら結果がかなり違っていること確実で“大きな力にへつらう”TV局です。

そして今日は米山知事就任一年で、県民の暮らしといのちが最優先の県政に期待です。若者たちよ政治を傍観せずにと願い、昨日の上越の若い女性たちや娘や孫からもエネルギーを受け取る感謝の昨今です。


衆院選、このままでは終わらない上越の女たち

2017年10月24日 | 日々思うこと

衆院選でかすんでしまったような同日投票の上越市長選、現職市長に挑んだ新人で元市議の中川幹太さん(42)の健闘に目を見張ります。中川さんは広島県出身で上越市の山間に住み市内には兄弟や従兄妹もおらず、厚い組織戦を展開した村山秀幸氏(69)に1,462票差まで迫りました。今回の上越市長選で見えたことは、組織力に頼らずともこれだけの有権者を掴めたということではないでしょうか。

今日は午後1時から「市民連合・上越」の梅谷セカンド事務所“梅カフェ”の片付けに出かけました。すでに何人かのスタッフで片付けは進んでおり、2時頃には解散です。折角集まったのだからと女性たちで私の行きつけの喫茶店へ行くことにしました。

5人の女性たちは選挙の結果が僅差だっただけに悔しさいっぱいで、『アベ政治を許さない』と話しは尽きず、「このままでは終わらない、諦めずに少し休んでまたがんばろうね」と4時頃に別れました。そんなことで今日は明るいうちに帰途に着き、開票日の深夜の台風接近の暴風雨の中をよくこの道を走ったなあとその“暴挙”に呆れながらの帰宅です。

そして『アベ政治を許さない』の生みの親で、戦後の俳壇を代表するお一人の97歳の金子兜太(とうた)さん、「戦争とは“死と破壊”しかもたらさない。北朝鮮もアメリカも“生きるため”に話し合うべきで、日本は両者の対話を援助すべきです。戦争に反対することは、自分の人生最後の仕事」だと語っています。

ところで昨夜7時30分からのNHKスペシャル「徹底討論 政治の行方は 日本の針路は」を視聴です。各党は有権者の審判にどう応えるのか、憲法改正や外交・安全保障などの政策課題の行方に各党幹部が討論で、「番組では皆さんのご意見を募集します」と呼びかけています。ところが発表されたのはアベ政権に都合のよい意見ばかりで、上越の女たちはアベ政権だけでなくメディアもしっかりと注視で、“大きな力にへつらう”NHK批判の一日の終わりです。


暴挙の政権を許す選挙と建設業界と

2017年10月23日 | 日々思うこと

衆院選から一夜明けて、台風21号の接近で上越地域は大雨で避難勧告地域が増えて、糸魚川市は災害対策本部を設置です。こんな日は外出を避けてパソコンに向かい、午後2時からのNHKでのアベ首相の記者会見を25分間視聴ですが、自民圧勝とあってやはり強気の“前に進める政治”を主張です。

“選挙で人間が見えてくる”とは私の20数年間の経験ですが、三浦綾子さん原作の映画『母』を見ながら、アベ首相はどんな家庭で育てられたのか、祖父の岸信介の存在もさることながら、ふと世襲三代議員の高鳥氏と重ねました。昨日のメディアは6区高鳥氏当選で「今日は昨年亡くなった母の誕生日で、いい供養ができた」と涙ぐむ姿を伝えていますが、何だか“お涙ちょうだい”の女々しさに違和感を感じた人たちが多いようですね。

1967年(昭和42年)、私が建築を学び市内の建設会社に勤務していた時、高鳥修一氏の父親の修氏が県議会議員から初めて衆院選に挑戦し次点で落選でした。そして投開票日の翌朝、高鳥ご夫婦が建設会社を訪れていた姿をなぜか鮮明に記憶です。

その後浪人となった高鳥修氏は、田中角栄の秘書として田中事務所に勤務し、2年後の衆院選に初当選です。以後、当選回数11回のベテラン議員で、2003年(平成15年)の衆院選を機に引退で、息子の修一氏が6区から立候補で当選4回目の今日に至っています。

そんなことで私も20代の頃から、建設会社の日常化された談合や選挙との深い関わりを不思議に思いながら、修氏出身の旧能生町を含む糸魚川地域特有の自民の牙城をイヤと言うほど見てきた人生でした。

写真は加賀の井酒造さんの工事現場で、白い建物は第四銀行です。昨日の「sorry! カエル」といい、糸魚川大火被災地は建設会社の重機の音が聞こえ出し、億単位のお金が動き建設ラッシュが続くことでしょう。そして多くの人たちが群がり、今回の衆院選へとつながりました。

ところで去る6月15日付けの新潟日報コラム『日報抄』で、小林多喜二の母と「蟹工船」と特高を紹介です。コラム最後に『共謀罪にかっての狂気を重ねる人々がいる。国家の「暴走」は過去のものか。異論を葬る暴挙の政権がいま目の前にあるのは間違いない』と・・・。その暴挙の政権を選択した有権者がいることを悲しく思う終日です。


新潟5区6区自民党議席を死守、糸魚川市は惨敗

2017年10月22日 | 日々思うこと

日曜日は衆院選で忘れられたような映画『母』の上映会で、私は午後の部の受け付けを担当し、前売り券も予想を超えホッと一息です。映画終了後には夜の開票速報を見守ることで、強雨の暗くなった国道を上越へと車を走らせました。

娘たちから「何でこんな日に・・・」と言われたものの、家にいても落ち着かず「市民連合・上越」で一緒にがんばってきた友人らと結果を共有したい気持ちが優先です。8時半前にやっと会場の上越商工会議所へ到着し、緊張感が漂う中で2台のTV画面に注視です。

新潟1区立憲民主党の西村ちなみさんと、4区無所属の菊田まきこさんの当確が早くに出て嬉しく思います。続く注目の5区の大平えつこさんは自民の壁に苦戦で、自民党元新潟県知事の泉田氏の当確です。

当6区の梅谷氏の票が伸び悩み会場は重い雰囲気になり、10時半頃に高鳥氏の当確が出て、11時少し前に梅谷氏と後援会長の謝罪とお礼の会見です。涙を浮かべる梅谷氏と女性たち・・・、やり切った私には涙はなく、悔しさでいっぱいです。5区6区有権者が選択した結果で柏崎刈羽原発再稼働へと進むことを懸念し、見えない放射能と未来永劫向き合ってゆかねばならない悲しさでいっぱいです。

折りしも22日は昨年暮れの糸魚川大火から10ヶ月で、整地された被災地現場で「sorry!」と書かれたウインクの蛙を撮りました。その後ろに連なる蛙たちにウインクがないことが不思議です。

そして当選した自民党高鳥氏が、選挙戦で糸魚川大火での実績を力説でしたが、現職国会議員であれば当然のことと自民党支持者の中からも聞こえてきました。それにしても自民の牙城の糸魚川市とはいえ、その岩盤は固くゆるぎないもので、上越市では勝てないことで十日町市や糸魚川市での票の掘り起こしという見事な作戦勝ちで、糸魚川市が惨敗という結果です。

小選挙区新潟6区 高鳥修一 94,292(50.6%) 梅谷守 92,080(49.4%)、2,212票の僅差。糸魚川市 高鳥 16,198 梅谷 9,808(有効投票26,006票 投票率69.76%)、昨年の県知事選よりも自民は糸魚川で 4,278票を上乗せです。 

夜11時過ぎに会場を離れ、暴風雨の中を帰途に着きましたが、横殴りの強風雨でハンドルをとられ大型トラックの対向車にビクビクです。カーラジオで3区無所属の黒岩たかひろ氏が50票差で当選の嬉しい声が伝わってきました。国道を50キロ以下の「slow!」運転は豪雪の時くらいで、深夜1時前に無事に帰宅です。

開票速報に目をやると、自民党と公明党は衆院の3の2に当たる310を超える議席を確保という数字にがく然として、ゆっくり就寝することもできません。これで憲法改正への動きが一気に高まることで、72年間9条に守られてきたきた平和と民主主義、基本的人権重視の社会の仕組みをどうやって次の世代に受け渡していくか、またアベ首相の“前に進める政治”が戦前へとカエル大き過ぎる課題に直面する厳しい衆院選でした。応援してくださった皆さまに深くお礼申し上げます。


「世界最大の柏崎刈羽原発 どうする?再稼働」

2017年10月21日 | 日々思うこと

秋の日本列島を駆け抜けた突然の衆院選、そのバタバタ選挙戦もあっという間に今日が最終日です。貴重な一日は先ず、孫たちの小学校のフェスティバル(昔の文化祭?)へ9時前に出かけ、ステージでの発表にオペラグラス持参で目を細めるひと時です。

その後は「梅谷守のお願い」に西へ東へと動き回り、昨夜の山本太郎参院議員の消費税と社会保障費のお話しをすると皆さん自民党政権に怒っています。とにかく今回は無所属候補ゆえにポスターも制限で、政見放送もなく選挙ハガキは相手候補よりも2万枚、法定ビラは4万枚少ないとあって、これでどうやって有権者に訴えるのか、自民党の組織力に対抗できるはずがありません。

これでは勝てないと急きょ「市民連合・上越」で、美穂ちゃん手書きのチラシを作成したものの刷り上ってきたのが中盤戦で、私が本格的に配り始めたのが後半でしたが、それでも諦めずに一つひとつ一歩一歩の苦しい12日間でした。

赤ちゃんのオムツで「GO.VOTE」と呼びかけているこの写真は、昨年の森ゆうこさんの参院選でも貼り付けていますが、大切な一票ですから先ずは投票を・・・、棄権をしながら消費税増税などに文句を言うのはもうやめましょう。

ところで本日の新潟日報14面『世界最大の柏崎刈羽原発 どうする?再稼働』の全面広告で、「新潟から女性の力で大きなうねりを!」と200人近くの賛同者の名前が掲載です。これは新潟1区西村ちなみ候補を応援する人たちの「新潟の美しい自然を子どもたちに残したい」との呼びかけで、去る14日朝に新潟の知人から突然の電話です。

目標は100人ということで締め切りは夜までにと言われ、上越事務所行きの超多忙の中を何とか対応です。結局100人の目標が200人になり、上越・糸魚川らの賛同者20人の名前を送信です。「女が変われば社会が変わる」とは、二昔前に言われていた言葉ですが、今も色あせていないことが伝わる衆院選12日間の終わりです。


衆院選、消費税増税にご注意を!

2017年10月20日 | 日々思うこと

22日の投開票日まであと2日、夜7時から上越かに池交差点での「がんばれ!うめたに」応援に山本太郎参院議員(自由党)が駆けつけました。国会での活動にいつも感心でしたが、今夜も先ず「国会議員はウソつかない、ブレない、まっすぐな人を・・・」と力説、「でも今の国会ではそういう人は非常に少ない」と・・・。

次に消費税の導入について、当初の目的が社会保障に充てることであった。しかし、2014年に3%に引き上げられて8%になり、その5兆円分のうち社会保障費に使われたのはわずかその10%にも満たないと・・・。国民に平気でウソをつくアベ政権がこのままでは、若者や年金暮らしの人たちにますます負担がかかると力強い訴えです。

山本太郎議員の後は梅谷候補の登壇で、「平和憲法を守り、戦争への道を歩まないこと、原発ゼロを目指すことを誓います!」の力強い訴えです。演説会は8時前に終了し、寒空の中で身体が冷え切ったので友人らと久しぶりにラーメン店へ入り、10時過ぎまで話しが続き深夜の国道を帰途に着きました。

ところで自民党の中からも歴代首相の中では最悪と批判が出ているアベ首相、このまま続投でよいのか消費税のみならず常に騙され続けていることに国民は早く気付かねばと思いながら、市内の金融機関へ行くと「詐欺に ご注意!」のマットです。

終盤の選挙戦で、地元新聞に「原発政策ぼやける争点」と報じられている新潟県ですが、柏崎刈羽原子力発電所に一番近い選挙区の5区6区は自民党候補がリードです。すでに原子力規制委員会は事実上の合格を出しているだけに、選挙の結果次第では再稼働が一気に進むことでしょう。そして糸魚川市の期日前投票も20日現在で20%という高さで、「我が家は代々、○○○○さんですから」という多さに自民の牙城を痛感です。

雨の中のスタンディングにがんばる「上越九条の会」の人たちで、fbからお借りしました。孫たちのために諦めてはならないと元気の出る写真です。


新潟選挙区、自民候補はいつから「脱原発」!?

2017年10月19日 | 日々思うこと

今朝の気温は12度の寒さで、妙高山は昨年よりも早い初冠雪です。小雨の中をダウン着用で動き回り、合間を見て青海事務所で期日前投票です。糸魚川市HP「期日前投票の状況」では、19日現在で約16%の人が投票を済ませているので高い投票率に驚きです。

ところで柏崎刈羽原発再稼働を抱える新潟県における各陣営の主張、新潟日報では「原発政策ぼやける争点」の見出しで、自民候補「脱原発」、野党候補「原発ゼロ」と報じています。自民党はいつから「脱原発」になったのでしょうか、自民党県連は再稼働推進決議をしていますから、選挙が終わると一気に進むのではないかと危機感を持ち続けています。

「子どもたちの、未来のために」と言うなら、高レベル放射性廃棄物の核のゴミ処理の見通しもなく再稼働とは論外で、政治家のダブルスタンダードは有権者にも責任がありそうですね。そして政治家を選べない子どもや孫たち、その未来を決める大事な選挙です。

昨夜の「市民と野党とうめたに守はひとつ!!」応援大集会の終了後、ロビーで梅谷候補とスタッフらとの記念撮影です。

また会場には「市民連合・上越」の登り旗に連なり野党各党や「9条の会」などの旗も掲げられ、この写真は私が撮りました。

ところで世論調査での自民党を支持する人たちの多さに驚きますが、新潟市のお知り合いの元教師は、「この数字は何を物語るのか。自民党を支持する33%近い人々は将来の日本をどうしたいのか。戦争したいのか。自分の子を戦場に送りたいのか。それともただ、株で儲けたいのか。全く理解できない。」と・・・。

そして「北朝鮮!」「北朝鮮!」と不安を煽っている自民候補や応援する市議らのミスリードにあ然としながら、久しぶりに「きっこのブログ」を覗くと、 安倍晋三の「上空を飛び越えるミサイルの脅威から、この国を守り抜く。自民党。」というCM、バカ丸出しとはこのことだ。「上空」と言ったって高度700キロ、国際宇宙ステーションより遥か上空の「宇宙空間」を飛んでるだけなのに、こんなデマCMを鵜呑みにするのは偏差値の低いネトウヨだけ(笑)』と、さすがのきっこサンです。@kikko_no_blog 10月17日


新潟6区梅谷候補、「守るよ☆みらい、守るよ☆いのち」

2017年10月18日 | 日々思うこと

選挙戦もいよいよ終盤の今夜7時から、上越文化会館中ホールで「市民連合・上越」主催の「市民と野党とうめたに守はひとつ!!@応援大集会ファイナル」が開催です。今日は早めに出かけて、セカンド事務所「梅カフェ」へ寄ってから会場へは6時前に到着です。

候補者を応援するために若い人たちが中心になって企画し、小さな子どもたちはパパママと一緒に集まって中ホールは熱気でムンムンです。準備万端ですが小さな失敗も愛嬌のうちで、熱く燃える応援大集会です。

この日のために急きょ駆けつけて下さった民進党、白 眞勲(はく しんくん)参院議員は「私は参院比例区なので、全国に応援に行かなければならない候補者が大勢いますが、梅谷さんが好きだから来ました」と、持ち時間をオーバーして身振り手振りの熱い応援です。

次に、新社会党、共産党、社民党、自由党の各党代表の挨拶が続き、その後は音楽「♪ Dear my Friends」とともに梅谷候補が入場して、4人の市民のリレートークで、最後に梅谷候補の決意表明です。 

梅谷候補は会場の選挙戦らしからぬ雰囲気に笑みを浮かべ、「上から目線の一部の人のための政治を変える。子どもたちの未来のために憲法を踏みにじる政治を変える」などと力強い訴えです。また「ポスター写真の髪型は七三で、若い人たちからおかしいと言われ、無理やりお店を予約されて短くしました」と、「変えるべき点は変えますので」と会場は大笑い・・・。

フィナーレは小さな子どもたちが風船を手にママたちと、そして“じじばば”たちもステージに上がっての3世代が並び、会場の参加者らと一緒に「市民と野党はひとつ!!」コールです。私は後列「☆」の横「い」のプラカードを高く持ち上げての筋肉痛です。(笑)

集会は定刻8時に終了し、後片付けをしてミーティングで解散です。選挙戦も残り3日、比例区復活もない無所属候補の背水の陣ですが、子どもや孫たちのためにも悔いのない応援をしてゆきたいと、心温かくして帰途に着きました。

家には9時半過ぎに無事到着で、たくさん撮った写真はイマイチです。写真はすべて社民党県連合代表の小山芳元県議fbからお借りしました。


衆院選、大きな力にへつらう議員はNO!

2017年10月17日 | 日々思うこと

今日は青空の中を市内あちこちへと動き回り、身体が幾つあっても足りません。週末の2日間は月刊『食べもの通信』編集の研究会の年に一度の大事な合同役員会で上京の予定でした。ところが頭の中は選挙のことばかりで、これでは会議に出ても役員の皆さんに申し訳ないとキャンセルです。

そういえば昨年の合同役員会も県知事選の投開票日で、結果が気になり途中退席をして早めに新幹線に乗り込みました。結果は歴史的な勝利ということで疲れも吹っ飛ぶよい思い出です。歴史的な勝利の県知事選から一夜明けて

今回の衆院選は無所属新人には本当に厳しく、「市民連合・上越」スタッフの疲れもピークですが、それだけみんながんばっているからで一番年上の私はなぜか元気ですが、頭はかなり混乱気味のようです。実は日曜日の上越からの帰途もう直ぐ家に到着という時に、隣りに住む娘から「リミ(愛犬)のご飯は?」と電話で、「しまった!」上京中の世話を頼んでいながら取り止めたことを伝えていなかったのです。(笑)

心身ともに疲れた時には信州信濃路が一番の癒しですが、今秋は22日過ぎまでお預けです。写真は昨夕の頚城の山々で、珍しく中腹辺りに龍のような雲がかかっていました。新潟焼山は雲の中ですが、雨飾山の稜線は猫の背のようにくっきりです。

「市民連合@新潟」共同代表で国際情報大学の佐々木寛教授が、14日のフェースブックで語りかけていた言葉に癒されました。

選挙は勝ち負けはもちろん大切ですが、それよりも大切なものがあります。今、自分(たち)はいったい何を弁代して、どんな人のどんな声を届けようとしているのか、それを見失わないことです。

戦争で平和を夢見て死んでいった無数の人々の声、原発事故で故郷を根こそぎ奪われた人々の声、貧困にあえいで政治活動などする余裕もない人々の声、未来に絶望しながらも本当は真の希望を渇望している若者たちの声、まだ生まれていない生命たちの声…。

ただ大きな力にへつらい、自分たちの権力や不公正なシステムの維持のためだけに嘘をつき、国民を侮辱し続ける今の政府に対して、選挙は、これら国民の「声なき声」をしっかりと表出させ、反映させる重要な機会にほかなりません。』

ところで本日、やっと選挙公報が届きました。公示から一週間、期日前投票が多くなっている昨今、もう少し早く届くとよいと思いながら目を通しました。自民党公認候補のTPPについて、農家の人たちへの言葉も乾かぬうちに政府代表として和服姿でオーストラリアへ調印に出かけたことをみれば、ウソぶいていることがよく分かります。柏崎刈羽原発再稼働については最悪の見解で、当選すれば大きな力にへつらい首相の言われたことを断固支持する姿勢を有権者は見抜かねばならない大事な選挙です。


新潟6区候補、憲法・原発問題で鮮明な違い

2017年10月16日 | 日々思うこと

選挙戦もいよいよ後半戦に入り、今朝7時のNHKニュースの後は新潟選挙区候補者の政見放送です。とは言っても自民党候補ばかりで、1区から6区の間にアベ首相が何度も登場で、「国を守る」「子どもたちの未来のために」を連発です。

驚いたことに、これまでの政見放送とは大きく違い動画映像と音楽入りのさすが金持ち自民党です。早く終了でその後のNHKは「世界遺産」と「投稿!DO画」のかわいい動物編が8時5分前まで続きました。それにしても無所属候補は同じ供託金を払いながら、政見放送も認められず法定ビラも選挙はがきも制約で、不公平の中での苦しい選挙戦です。

今夜6時半から市内まがたまホールで、「うめたに守総決起集会」が行われました。応援に駆けつけてくださった「市民連合・上越」馬場秀幸共同代表は、「Jアラートを鳴らさないことが政治で、これは戦時中の空襲警報と同じです」と・・・。橋爪法一上越市議は「森友・加計学園問題でどうにもならなくなったので、北朝鮮の力を借りて憲法を改正し、歴史を変えようとしている。戦争は二度と繰り返してはいけない」と、力強い応援演説が続きました。

ところで14日のタイムス紙の「新潟6区立候補者 私の主張、横顔」の最終回で、憲法や原発再稼働についての候補者の違いが鮮明です。新聞見出しの高鳥候補は『憲法に自衛隊明記』で、これは政見放送でも力説、一方の梅谷候補は『9条は平和の象徴』です。

設問⑦「柏崎刈羽原発再稼働に対する姿勢」では、高鳥候補「将来的には原発に頼らないエネルギー政策・・・。何年までか、今のレベルで明言できない。」と具体性に欠けています。梅谷候補「脱原発を目指す。福島事故の原因究明がされない限り、再稼働すべきでない」と明言です。

ところで12日夕方、自民党候補応援でアベ首相の上越入りの新聞記事では、「総理の言われたことを私は断固支持する」と力を込めてと・・・。「う~ん?」6区全域の住民の声よりもアベ首相の言う通りとは何とも情けなく憤りさえ感じます。

自民党の「国を守る。子どもたちの未来のために」を深く考えてみれば、抑止力(軍事力)を増して戦争ができる国、子どもたちの未来のために今は原発を止められないということで、こんな政治でよいのかと有権者が問われている衆院選です。