住みたい習志野

市内の情報を中心に掲載します。伝わりにくい情報も提供して行きます。

後手後手、習志野市や千葉市も「まん延防止」対象地域に(4月23日ヤフーニュース)

2021-04-24 01:38:06 | 報道

以下の記事をブログ読者の方からご紹介頂きました。

有り難うございます。

千葉県も蔓延防止措置 千葉市と県北西6市に拡大 対象は計12市に(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 千葉県の熊谷俊人知事は23日夜、県庁で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルス対策の強化に向け、蔓延防止等重点措置の対象区域に千葉市と東葛地...

Yahoo!ニュース

 

千葉県も蔓延防止措置 千葉市と県北西6市に拡大 対象は計12市に

  千葉県の熊谷俊人知事は23日夜、県庁で記者団の取材に応じ、新型コロナウイルス対策の強化に向け、蔓延防止等重点措置の対象区域に千葉市と東葛地域の6市を追加する方針を表明した。期間は28日から5月11日までとみられ、飲食店に対して酒類提供の終日自粛を要請する。東京都への緊急事態宣言再発令に呼応した形で、24日に開かれる県の対策本部会議で決定する。

 

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ご存知ですか?レビー小体型認知症(4月23日朝日新聞のインタビュー記事)

2021-04-23 12:11:49 | 報道

(4月23日付け朝日新聞に、以前「住みたい習志野」でもご紹介した樋口直美さんのロングインタビュー記事が載りました)

(インタビュー)時間感覚、失われても 文筆家・樋口直美さん:朝日新聞デジタル

 昨日と5日前の区別がつかない。近所の道なのに急にわからなくなる。50歳で「レビー小体型認知症」=キーワード=との診断を受けた樋口直美さんは...

朝日新聞デジタル

 

時間間隔 失われても

記憶はあるのに、いつかわからない
脳の誤作動と知る

 昨日と5日前の区別がつかない。近所の道なのに急にわからなくなる。50歳で「レビー小体型認知症」との診断を受けた樋口直美(ひぐち なおみ)さんは、自分の認知機能の変調を自ら観察し、執筆や講演を通じて世の中に伝えている。当事者自らが表現する心理や症状には、医学の診断とは異なる姿が見えてくる。

文筆家(レビー小体病当事者)樋口 直美さん
  レビー小体型認知症とは
         ⇒レビー小体というたんぱく質が大脳皮質に広がることで起きる。認知症のうちアルツハイマー型(50%)に次ぐ20%を占めるとされる。当初は認知機能の変動や幻視、パーキンソン症状などが出るが、症状には個人差がある。1976年に小阪憲司・横浜市立大学名誉教授が発見。96年に診断基準が決まった。

 ――50歳で「レビー小体型認知症」と診断されるまで、どういった経過をたどったのですか。

 「39歳のとき、マンションの駐車場に夜、車を止めると、右隣の車の助手席に女性が座っていました。本物の人に見えるのに、驚くと一瞬で消えた。それが繰り返し起こりました。最初の異変です。幻視という症状でした」

 ――病院へ行きましたか。

 「いいえ。健康でしたし、目の錯覚と思っていました。その後倦怠(けんたい)感など体調不良が始まり、幾つかの診療科で検査しましたが『異常なし』。不眠で受診した精神科で、予想外のうつ病と診断されたのは2004年、41歳でした」

 「ところが抗うつ剤を飲み始めて体調が急激に悪化し、教育関係の仕事も続けられず退職しました。脳と体を乗っ取られたようでした。副作用に長年苦しんだ後、同じ病院の7人目の担当医が初めて薬をやめるのに同意し、回復しました。やっと治ったと喜んだとき、47歳になっていました」

 ――その時点では「レビー小体型」と診断されてはいません。

 「翌年、物が人に見えたりしたのでいろいろ調べ、レビー小体型を疑いました。診断した専門医からは、『車の中の人』はこの病気の典型的な幻視と言われました」

認知症のうち、アルツハイマー型に次いで多いとされる「レビー小体型認知症」。どのような症状が表れるのでしょうか。樋口さんが詳しく語ってくれました。

 ――幻視が「症状」だと知らないと、驚くでしょうね。

 「ええ。この病気では、健康で認知機能に問題がない時期から幻視が出る人がいます。幽霊だと思い、お祓(はら)いに行く人もいると聞きます。私は頭がおかしくなってしまったのかと、恐怖を感じました。必死で隠してもいました」

 ――最近出た「レビー小体型認知症」を解説した本には、うつ病や統合失調症、パーキンソン病とよく間違えられるとあります。

 「そうです。6年ほど抗うつ剤で別人のようになっていました。でも医師を恨んではいません。04年当時は医師にもよく知られていない病気でした。その後、何人かの専門医に聞いても、初期はうつ病との区別が難しいそうです」

 ――どんな風に認知機能が低下するのでしょうか。

「最初は記憶障害ではなく、大きな寝言とか便秘とか、認知症らしくない多様な症状ですが、個人個人でかなり違います。私は、時間間隔が失われていて、記憶はあっても、それがいつのことかわからない。時間をたどって記憶を取り出すことができません」

 ――どういうことでしょう。

「例えば、こうして取材されたことは忘れません。でも後日、『それはいつ』と聞かれても答えられない。記憶を時間から検索できない。それぞれの記憶に時間のタグがないんです。未来も過去も濃霧の申にあって見えず、先週も先月も半年前も、距離感の違いを感じられません」

 ――いつごろからですか。

「レビー小体型と診断されたころからです。切り抜き忘れた新聞記事を『1週間くらい前かな』と順に探してもなくて、前日の新聞に見つけて愕然(がくぜん)としました」

 ――[3日前]とか「1月」といった「時間の目印」で記憶が出てこないのですね。

「はい。でも地名や人名からなら取り出せます。手帳に銀座と書いてあれば、銀座で唯と会い、何を話したか思い出せます。でも今がいつなのか、常にわからないので、4月でも気温次第で3月や5月とすぐ間違えます」

 ――日常のスケジュール管理はどうしていますか。

「朝はまず、電子時計で月日や曜目を確認し、カレンダーで今日の予足を確認します。仕事用ノー卜もチェックします。時間に関することは覚えられないし、『水曜の都合は』と急に言われても。いつのことかわからず混乱します」
 「何年かぶりに友人に会っても『久しぶり』と思えませんし、別れるときも、次に会うまでの時間の長さをイメージできないので、寂しさもわからなくなりました。

 ――例えぱ、約束があって出掛けるときは、時間を逆算しながら行動しなければいけませんが。

 「外出までの予足時間を細かく書いて、時計と見比べつつ支度します。でないと、まだ20分はあると思っていても、実際は1分前とか。よく時間を『盗まれ』ます」 
 「科理も苦手になりました。時間を逆算して段取りしたり、二つの作業を同時進行したりできません。作業にかかる時間もわからない。一品ずつ作って、全部できたときが終了時間となります。

 

 ――樋口さんとの対談で、美学者の伊藤亜紗さんは、生きる上で必要な逆算的な時間感覚を「引き算の時間」と呼ぴ、生理的な「足し算の時間」と比べています。

 「見事な表現ですよね。私は締め切りの日から逆算してペース配分することができなくなりました。体調が不安定なこともあるのですが、毎口できた分だけ積み上げていく『足し算』しかできず、計画は立てられないです」

 ――ほかの症状は?

 「たくさんあります。嗅覚(きゅうかく)障害、幻聴、自律神経症状、空間認知障害…。テレビを視聴中に夫に話しかけられると、両方とも聞き取れない。注意障害といって、視覚や聴覚情報の選択に脳が失敗します。近所でも頭の中の地図が急に消えてしまったりします」

「認知症」は多様 偏ったイメージ変えようと発信

 ――52蔵で病気を公表し、執筆や講演で発信を始めた理由は?

 「民放テレビ局の取材を匿名で受けた蒔『認知症に見えない』と疑われました。世間の『認知症』のイメージは偏っていました。レビー小体型など誰も知らない状況の中で、私と同じように不適切な治療や対応で苦しむ本人や家族が多いと知り、それはちょっと耐えられないと思いました」

 ――最刊の本を出したあと、「こんな人は認知症じゃない」と批判されたそうですね。

 「はい。認知症の定義は様々ですが、『病名』ではなく、『状態』を表す言葉です。私の診断名は『レビー小体型認知症』ですが、この病気は『認知症』の症状からは始まらない病気で、最初は幻視とか目律神経症状とか、筋肉がこわぱるなどのパーキンソン症状が表れます。私は自立が難しいいわゆる『認知症』の状態ではないので、世間一般の認知症のイメージとは違う。専門医には、包括的な『レビー小体病』と言えばより正確だと言われました」

(中略)

 ――ご家族の対応は?

 「夫は最初、驚きました。いまは放置ですね(笑い)。でも身近で苦労を見ているので、家事などはずいぶん手伝ってくれます。子ども2人はもう独立しています]

(以下略)

 

以前「住みたい習志野」に載った記事もご参照ください。

OGPイメージ

本のご紹介「誤作動する脳」(新聞各紙等で紹介され、今評判になっています) - 住みたい習志野

千葉市にお住いの樋口直美さんという主婦の方が書かれた、「誤作動する脳」という本が医学書院という所から出て評判になっています。出版社名や本のタ...

本のご紹介「誤作動する脳」(新聞各紙等で紹介され、今評判になっています) - 住みたい習志野

 

 



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(市民の声)習志野市のワクチン対応にがっかり

2021-04-22 16:09:58 | 新型コロナ

習志野市のワクチンをめぐる対応について、市民の方から投稿をいただきましたので、ご紹介します。

申請手続き、市民に対して丁寧な説明が足りない

 4月14日に「新型コロナワクチン無料接種券在中」という、健康支援課からの郵便が届いた。
 中には「接種券(1回目、2回目)」「新型コロナワクチン接種の予診票2枚」「新型コロナワクチン予防接種についての説明書」「実施場所一覧」「接種のお知らせ」が入っていた。

 「接種のお知らせ」にコールセンターの電話番号が載っていたので、状況を聞こうとしたら、つながらない。近くの接種実施場所の医療機関に電話したところ、昨日(13日)夕方、市の方よりFAXが届いたそうです。
 
 5月10日より予約を受けつけることになった
 コールセンターにはまだつながらない(コールセンターは委託業者)
 5月1日の市の広報に出る
 まだわからないことが多く、連絡まち

といった内容のFAXだそうです。

「接種のお知らせ」には、
5月10日ぐらいから予約受付、とかコールセンターのことが書かれていません。

 秘書課、健康支援課に問い合わせても、「混乱していて申し訳ありません」の一点張り。

 国からの連絡がどうなのかわかりませんが、市が混乱していたら市民は余計混乱します。

 詳細が決まっていないし、手続きもできないのに、郵便が届くのが早過ぎ。 

 市民には、状況説明がわかりやすい、丁寧なお知らせにすべきです。

4月15日号広報紙回収、発行延期。前代未聞の不祥事

 私は40年近く習志野に住んでおりますが、今回の件はあり得ない、初めてのことです。
 4月15日号広報紙に「制作過程において不手際が」あった(15日の新聞折り込みで入っていた市の「お詫び」文の表現)として、配布直前にすべて回収し、新たに印刷し直して22日に配布する、とのこと。

 作成済みであるため、約5万部、経費約100万円のムダ。あり得ない事態です(市民の税金)

 どのような理由で画像に問題があったのか、市民に原因を具体的に説明すべきである。(コロナ関係の記事?)
 どうして印刷する前にチェック機能が働かなかったのか?摩訶不思議であり、怠慢です。

 市長や担当部の管理職は責任をとるべきである。憂慮すべき事態である。

(以上が、市民の方からの投稿です)

 

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人権後進国日本➁ 緊迫する入管法改悪動向と難民の命

2021-04-22 14:37:44 | 報道

緊迫する入管法改悪動向と難民の命

夢を持って日本に来たスリランカの女性、日本の入管に命を奪われてしまった

親日家女性の痛ましすぎる死──「日本は安全な国だと思ってた」母親らが会見で涙

「すぐ助けて下さい。迷惑かけたくないけど、私は大丈夫じゃない」―先月に名古屋入管...

Newsweek日本版

 

日本の子ども達に英語を教えることを夢見て来日

亡くなったのは、ウィシュマ・サンダマリさん(享年33歳)。母親のスリヤラタさんは「子ども好きで、勉強を教えるのが好きでした。貧しい家庭の子どもにも『お金はいらないから』と勉強を教えていた優しい子でした」とウィシュマさんについて語る。

「スリランカ現地のインターナショナルスクールで日本人の子どもにも教えていた経験があり、日本人の子どもの礼儀やマナーの良さから、ウィシュマは日本が好きになり、日本に行きたいと思うようになりました。娘が海外で生活することは、とても心配でしたが、日本は安全な国だからと納得し、お金をかき集めて送り出しました。それがこんなことになるなんて...」(同)。

ウィシュマさんは、「日本の子ども達に英語を教えたい」という夢と共に、2017年に留学生として来日。だが、その後、ウィシュマさんは学費を払えなくなり通っていた日本語学校の学籍を失ったことで、在留資格も失ってしまった。さらにウィシュマさんは当時交際していた男性に「DV被害を受けた」と警察に相談したが、在留資格を失っていたことから、昨年8月、名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)の収容施設に収容されてしまったのだという。

ウィシュマさんが収容された当時、スリランカ行きの定期便は飛んでおらず帰国したくても帰国できなかったこと、また日本で勉強を続ける夢を諦められなかった等の事情からウィシュマさんは名古屋入管に収容され続けていた。今年1月頃からウィシュマさんは、吐き気・嘔吐、食欲不振などの体調の悪化を、面会に訪れていた支援団体のメンバー達に訴えるようになる。この時点で、既に収容当初より12キロ以上、体重が減少していた。法務省/入管庁による調査の中間報告によれば、今年1月22日から庁内診療室で受診するようになったが、今年1月28日、嘔吐に血がまじるようになり、外部の医療機関での受診をウィシュマさんは泣きながら求めたのだという。

体調が悪化しても入院させず

今年2月上旬頃から、自力で歩けず車椅子を使うようになるなど、ウィシュマさんの衰弱が著しくなる。前述の中間報告によれば、ウィシュマさんは、ほとんど水分しか取れず、お粥などをスプーン何さじか食べるものも吐いてしまうということが続き、2月中旬以降は寝たきりの状態になってきて、トイレも職員の介助が必要になってきたのだという。支援団体「START」(外国人労働者・難民と共に歩む会)の顧問、松井保憲さんは体調悪化が著しくなったウィシュマさんの様子は、一見して尋常でないものだったと語る。

「車椅子にもたれかかっていて、座ることもままならず、口から泡を吹いていました。右手が動かせなくなっていて、指も伸ばせなくなっていました」(松井さん)

ウィシュマさんの容態を危惧した松井さんらSTART側は、2月上旬頃から自分達が彼女を病院に連れていくとして仮放免*1
*1就労しない等、一定の条件の下で収容施設の外での生活を許可すること。入管側の主張では、今年3月上旬頃、ウィシュマさんの仮放免を許可することの検討が行われ始めたのだという。
を求めたものの、収容は続いた。入管側が外部の病院にウィシュマさんを連れていくことも二度あったが、2月5日は胃カメラによる検査のみで、担当した医師が点滴を勧めたにもかかわらず、入管側は「時間がかかる」との理由で応じなかったのだというまた、3月4日の外部病院での受診も、精神科での頭部CTスキャンによる検査のみであり、点滴は行われなかった。つまり、いずれも検査であり、治療ではなかった*2。
*2中間報告では、経腸栄養剤を今年2月22日からウィシュマさんに与えはじめたとあるが、その記載されているウィシュマさんの1日の摂取量は、メーカーが「1日分の成人標準量」としている分量の3~5分の1程度だ。

この点について、STARTは他の市民団体との連名での名古屋入管への申し入れの中で「入管は収容主体責任として被収容者の健康や生命を守る等の責任義務がある」と指摘している。その義務を果たさないのであれば、ウィシュマさんをSTART側に引き渡せば良かったのだ。

shiva20210421155802.jpg
名古屋入管で収容中に亡くなったウィシュマさん 遺族提供

そして、今年3月6日の朝、入管職員らがウィシュマさんの血圧と脈拍を測定しようとしたが「計測器がエラー表示となった」ため測定できず。同日午前中、ウィシュマさんは「あー」「うーん」と声を発していたが、午後になって入管職員の呼びかけに反応しなくなり、同日午後2時半頃、外部病院に緊急搬送されたものの、同日午後3時25分頃、搬送先の病院で死亡が確認されたのだという(いずれも中間報告より)。

死因は「不明」、問われる法務省/入管のスタンス

支援団体側の証言や、法務省/入管の中間報告の内容からは、ウィシュマさんの死因は栄養失調による衰弱死のように思えるが、中間報告では死因は「司法解剖を行った解剖医の鑑定が継続中であり、現時点では不明」となっている。また、ウィシュマさんの体重は2月23日の時点で、収容当初より約20キロ減少していたとあるが、死亡時の体重は「不明」だという。あくまで中間報告だとは言え、核心部分が抜け落ちているかたちだ。

今回の入管法改正案が通れば、「難民」は強制送還され、生命が危険にさらされる

母国に帰れないのに・・・増える?強制送還

 国外退去処分を受けながら、事情があって母国に帰れない多くの外国人。入管に長期間収容されていることが国際社会から問題視され、政府は、入管法の...

TBS NEWS

 


 現在は、難民認定の申請中は強制送還されない決まりですが、改正案では、3回目以降は手続き中であっても強制送還することができるようになります。

 「誤って送還し、その者の生命や身体に危険を生じさせることにもなりかねません」(立憲民主党 屋良朝博衆院議員)
 「2度にわたり難民等の該当性について判断され、法的地位の安定を図る必要はないものと考えられる」(上川陽子法相)

イランへの強制送還におびえるサファリさん

 サファリさんは、3回目の難民申請中です。

 「日本には私たちは助けを求めているわけだから、入管が理由を探して残すためのことを考えてくれればいいのに、それが逆。何かしら理由をつけて国に帰すことを考えている」(イラン国籍 サファリさん)

 こうした環境におかれているのは、サファリさんだけではありません。

ミャンマーに強制送還されれば軍事政権に殺される
 
 本格的な審議が始まった入管法改正案。20年前にミャンマーから日本に逃れてきた男性も3回目の難民申請中です。改正法案が成立すれば、強制送還されるおそれがあるのです。

 「ミャンマーに行っても死ぬ。日本にお願いしたい。家族もいるし、奥さんもいるし、私の人生は日本で住んでいたい」(ミャンマーから逃げてきた男性)

 入管に収容された外国人の支援を続ける駒井弁護士は、こう指摘します。

 「本来、解決しなければならないのは、難民として認められる人たちをきちんと認定して保護して、収容はそもそも必要ない状態に置くことが、まず一つ大事だった。どうやって難民申請者を国の外に追い出すか、どうやって送還しやすくするか、ということばかりに意を用いてしまった。これは大問題だと思っている」(駒井知会弁護士)

 政府・与党は改正案について、来月中旬にも衆院・法務委員会で採決を目指していて、今国会での成立をはかる考えです。

 イランから来日し、30年近く日本で暮らすサファリさん。日本しかもう暮らせる場所はないと訴えます。

 「もうちょっとね、まともに、俺たちも人間だから。ちょっとだけでも俺たちのことを考えて法案は出してほしい。怯えながら暮らしたくはない。怯えないように日本で平凡に暮らしたい。それが私の望みかな」(イラン国籍 サファリさん)

市民らが反対デモ

入管法改正案で反対デモ 市民ら100人、東京都心を静かに行進 | 毎日新聞

 国会で審議されている出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正案に反対するデモが21日、東京都内であった。難民を支援する弁護士らがインターネ...

毎日新聞

 

国会で審議されている出入国管理及び難民認定法(入管法)の改正案に反対するデモが21日、東京都内であった。難民を支援する弁護士らがインターネットを通じて呼びかけ、市民ら約100人が「入管法改悪反対」などと書かれたプラカードを掲げて静かに行進した。

 デモには学生や難民申請中の当事者も駆けつけ、自作のメッセージを持って日比谷公園から銀座まで隊列を組み、練り歩いた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、シュプレヒコールなどはなかった。大勢の人が静かに歩く姿に、足を止めて様子をうかがう買い物客らの姿もあった。

名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容されていたスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が3月に死亡したことから、「死亡の原因究明なくして、入管法改正法案採択はありえない!」「彼女が生きていけた社会を目指して」と掲げた人もいた。
ユーチューブに投稿された動画で改正法案を知ったというダンサーの太田圭さん(31)は、ツイッターでデモの呼びかけを見かけ、足を運んだ。「せっかく日本に来た人につらい思いをさせたくない。入管法改正の問題がもっと世の中に知られてほしい」と話した。

 改正法案が審議されている衆議院法務委員会に参考人として参加した児玉晃一弁護士は「まだ審議は続くが予断を許さない状況。急きょ呼びかけたデモに共感した人が集まり、ツイッターでも反応が増えている。そうした声が議員の行動や法案の審議時間を変える。最後まで頑張りたい」と話した。【菅野蘭】

入管法改正案に反対集会、難民排除・人権侵害と批判(ロイター) - Yahoo!ニュース

「ミャンマーに送り返されれば死刑に」入管法改正案、市民が反対集会

国会で審議が始まった入管難民法改正案に、国内外の批判が強まっている。国外退去処分を受けた外国人の長期収容問題を受けた動きだが、改正案に......

西日本新聞ニュース

 

命からがら日本に逃げてきた難民の人たちや日本で家族を作った人たち。
それらの人々を「入管」職員(公務員)が何人も「死に追いやっている」のに、何の刑罰も受けない日本。(アメリカでは、今まで罪に問われなかった、警官による黒人殺害が、ようやく裁かれるようになりました)

何回申請しても「難民」を受け入れず、法律まで改悪して本国に強制送還しようとしている日本。(母国には「死」や過酷な弾圧が待っています)

「人権後進国日本」の犠牲になって人生と命を奪われ続ける難民の人々を守るため、今日本人が声をあげる時ではないでしょうか?

日本大丈夫?最悪の法改正。入管法改悪問題、30万回再生のビデオで良くわかる。 - 住みたい習志野

 




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人権後進国日本➀ 無人駅と障がい者

2021-04-22 12:31:42 | 報道

無人駅と障がい者

ネットに以下の記事が載っています。
“車いすでJRに乗車拒否された”発言に賛否。車いすユーザーの意見を聞いた | 女子SPA!

 伊是名さんは、JRの無人駅を利用しようとしたところ、駅員から一時「案内できない」と言われた経験を4月4日ブログに投稿。  これに対して、無人駅で駅員を4人も呼んで車いすを運ばせるのはクレーマーだ、駅員に感謝の気持ちはないのかなど、非難が殺到したのです。一方で、当事者が声を上げなければ社会は変わらない、と応援する声も。賛否の論争がいまや合戦になっています。

無人駅の増加が大きな負担に

 無人駅の増加も問題になっています。  
 現在日本は約5割の駅で無人化されており(2020年3月時点 国土交通省の集計による)、事前の連絡が必要になるなどアテンドを必要とする方たちにとって大きな負担となっています。2020年9月には、車椅子の利用者が「無人駅で乗車する際の介助に予約が必要なのは差別だ」としてJR九州を相手に訴訟が起こし、現在係争中です。  
 無人化は経営上の判断ではああると思いますが、実施する際に利用者の利便性を考えたのかは疑問です。

「大人しく従順であれ」障害のある人への無言の圧力

 バリアフリーを推進するのに、健常者が求められているのは「心やさしさ、思いやり」であることに対し、車いすユーザーで建築家の元東洋大学教授・川内美彦さんは異議をとなえています。  駅のエレベータを必要な人に譲る際に「優しい心遣いを」、駐車場の優先スペースには「思いやりの心で協力を」などとあり、「すべての例が、説明をせずに感情に訴えている」と著書『尊厳なきバリアフリー』で指摘しています。

川内美彦『尊厳なきバリアフリー』現代書館

川内美彦『尊厳なきバリアフリー』現代書館

<そしてそれは障害のある人に「心」「やさしさ」「思いやり」の対象として「大人しく従順であれ」という無言の圧力を加えているのだ。(中略)自己主張せず、いつもにこにこしていて、人に好かれる方が生きやすいとしたら、それは社会が障害のある人を選り好みしているということであり、権利や平等といった考え方とはまったく異なるものである>(川内美彦『尊厳なきバリアフリー』現代書館より)  Twitterでは、伊是名さんに対し「感謝の気持ちが足りない」という批判も多いです。それは川内美彦さんが指摘するような、障害がある人への先入観から発せられてはいないでしょうか。



無人駅では乗れない 
(無人駅が)駅の半数に急増、障害者が提訴

(日経新聞記事)

無人駅、全国の5割に迫る 障害者「介助に不安」提訴も

駅員不在の「無人駅」が増え、全国の駅の半数に迫ろうとしている。人口減に伴う鉄道会社の経営効率化が背景にあり、利用者の多い都市部の駅も無縁では...

日本経済新聞

 
駅員不在の「無人駅」が増え、全国の駅の半数に迫ろうとしている。人口減に伴う鉄道会社の経営効率化が背景にあり、利用者の多い都市部の駅も無縁ではない。介助が必要な障害者などからは利便性低下を懸念する声が上がり、国も安全確保に向けた議論を本格化させている。(久永純也)
「線路が全国各地につながっているように、駅員を残してほしい気持ちも全国各地一つにつながっています」。今年2月、大分市の車椅子利用者がJR九州を相手に起こした損害賠償訴訟の初弁論。原告の一人は大分地裁の証言台で訴えた。
提訴のきっかけは2018年にJRが一部の駅で行った無人化。原告側は駅員が不在となったことで利用時の介助にJRと事前調整が必要になり、不利益を被っていると主張した。原告の五反田法行さん(36)は「ふと電車を使いたいと思ったときに使える保証がなくなった」と訴えた。
JR九州は無人化した駅にカメラやインターホンを設置し、遠隔管理する「スマートサポートステーション」(SSS)という仕組みを導入。介助が必要な利用者から事前に連絡があれば社員を駅に派遣している。
だが原告側代理人の徳田靖之弁護士は「SSSでは線路に転落した人の発見が遅れるなど、事故対応が不十分になる恐れがある」と指摘する。
国土交通省によると、19年度に「ホームから転落して接触」「ホーム上で接触」が原因となった人身事故死傷者は160人。駅員不在に不安を抱く人は少なくない。
無人駅は増加の一途をたどっている。国交省によると、全国の駅に占める無人駅の割合は19年度は48.2%。1日の利用者が100人以下の駅は96%、3000人超の駅も7.5%が無人だった。徳田弁護士は「無人化は利用者の多い駅でも進んでいる。障害がある人だけの問題ではない」と提訴の動機を代弁する。
無人駅が5割を超すJR九州の担当者は「少子高齢化による利用者減や人手不足に加え、新型コロナウイルスの影響で経営環境が厳しい。鉄道網の維持には効率化は避けられない」と説明する。
だが、障害者にとって駅にJR社員の派遣を求めるハードルは高い。同社には「車椅子の介助は訓練を受けた社員のみ」との規定があることが理由の一つだ。
駅の管理が町に委託されているJR川南駅(宮崎県川南町)では町観光協会職員が慣習的に事前連絡なしで車椅子利用者の介助を担ってきたが、JRが昨年5月、規定に沿った対応を改めて要請。約30キロ離れた宮崎市から1時間かけて社員が駆けつける形になった。
「門が閉じられたように感じた」。幼い頃から車椅子で駅を利用してきた今井総二郎さん(18)は同6月、対応の改善を求める署名活動を開始し、県内外から約8200人分を集めた。協議の末、同11月に安全教育を受けた町職員による介助が実現。事前予約は必要だが、同社が社員以外の介助を認めた初の事例となった。
障害者支援のNPO法人の一員として4月から電車通勤を始めた今井さんは「早く電車通勤に慣れたい」。同県門川町のJR門川駅でも4月から町観光協会職員らの介助が始まるなど同様の試みは広がりつつある。
無人駅を巡っては国交省が昨年11月、障害者団体や鉄道事業者との意見交換会を設置。今夏をメドに事業者が取り組むべき対策をガイドラインにまとめる方針だ。
帝京大の浅井康次教授は「交通弱者の利便性確保には、事業者だけでなく自治体や他の利用者らの多角的な支援が欠かせない」としている。
東京も1割無人 鉄道会社、利便性向上急ぐ
国土交通省によると、2019年度に人口が最も多い東京都の無人駅の割合は9.9%。同2位の神奈川県と同3位の大阪府はそれぞれ16%に上った。
有人駅でも一部の時間帯だけ無人になる駅は少なくない。1日5万人以上が使うJR国立駅(東京都国立市)は始発から午前6時20分まで、埼京線も一部の駅で1日数時間、駅員がいない状態が続く。
鉄道各社は利便性向上に知恵を絞る。東武鉄道は無人の時間帯がある駅で駅係員の滞在時間を掲示。名古屋鉄道はモニター付きの係員呼び出し装置の設置を検討している。
(以上、4月11日付日経新聞)
 
利用者の利便性など考えず、利益優先で無人駅を増やすJRこそが問題なのに、逆に、困っている状況を訴えただけの障がい者がバッシングされ、「わきまえろ」なんて言われてしまう日本の「闇」、「人権後進国」と言われてもしょうがないのではないでしょうか?


 

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