住みたい習志野

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柏市では非正規公務員をたった半年でクビに(市役所側の勝手な都合で)

2020-10-08 06:13:26 | 非正規、労働問題

習志野市役所での非正規公務員へのひどい扱いが問題になっていますが、柏市で行われたもっとひどい「ブラック」な雇止めがメディアで報じられ、問題になっています。

柏市では非正規公務員をたった半年でクビに
(業務を民間委託することにしたから、という市役所側の勝手な都合で)
(10月8日付東京新聞)

雇い止め撤回へ団交
柏市の非正規清掃職員訴え 
         合同労組

 柏市南部クリーンセンターが、非正規雇用の職員の契約を半年で打ち切ったのは不当として、個人加入ができる地域ユニオンの「ちば合同労組」(千葉市中央区)が撤回を求め、市と団体交渉を進めている。
 同労組の白井徹哉書記長らによると、センターは、業務の民間委託に伴い、四月から半年の雇用契約を結んだ非正規の職員二十一人のうち、三人について、十月以降の契約更新を見送った。本年度始まった非正規公務員の会計年度任用職員制度では契約は最長一年、更新もできるため、「問題がある制度だが、昇給や期末手当の支給などを定め、あいまいな運用だった非正規の公務員の身分を保障するのが目的で、その趣旨からも半年で契約を打ち切ったのはおかしい」と主張している。
 また三人は職場での勤務評価が相対的に低かったといい、ごみ収集の現業の客観評価は難しいことや、市が「民間委託がなければ三人が(能力的に)業務を続けるには問題ない」と説明していることなどから、白井書記長は「解雇を前提とした勤務評価の疑いがある」と指摘した。
 この問題を巡り、市議会本会議で九月十七日、内田博紀議員が市側の対応をただし、鬼沢徹雄副市長らが「適切に対応」「(契約更新しないことを)丁寧に説明した」などと答弁した。(堀場達)

(内田議員の市議会での一般質問のやりとりは下記ビデオでご覧になれます。1分14秒くらいからと、19分ぐらいからが、この問題に関する質疑です。)
https://smart.discussvision.net/smart/tenant/kashiwa/WebView/rd/speech.html?council_id=30&schedule_id=7&playlist_id=3&speaker_id=3&target_year=2020

 

(以下のとおり9月25日付柏市民新聞でも報道されました。この他、千葉日報でも報道されました)

 

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習志野市役所の非正規公務員が、こんなひどい扱いを受けていたとは!

2020-10-08 01:19:18 | 非正規、労働問題

(ブログ読者の投稿です)

人の不幸に目を向ける時

10月1日の毎日新聞朝刊13面の≪発言≫“人の不幸に目を向ける時”に、目が止まりました。

筆者は河合祥一郎さん。「このたびシェークスピアの<リア王>を新たに訳して発見があった」という書き出しになっています。

 これまで読み飛ばしていたらしいセリフの重要性に改めて気づいたとあります。

 リア王がこれまでの権威を失った嵐の中で「風よ 吹け」と、自然の厳しさにむち打たれながら「ああ、わしはこれまで気づいてこなかった。虚栄よ、薬にしろ。惨めな者たちが感じているものをおまえも感じろ。そうして余分なものを振るい落として貧乏人に与えれば、天に正義を示すことになろう」と述懐するセリフです。

 河合さんはこう記しています。「シェークスピアは惨めな者たちが感じているものを、社会全体が知るべきだと言っているのではないか。そして困ったときほど人は助け合わなければならない。しかし、その重要性に気づくのは自分自身がつらい目に遭った時だ」と。

習志野市役所の非正規公務員が、こんなひどい扱いを受けていたとは!

ひどい抜粋で申し訳ありません。この記事が目に止まる前、私はあるチラシを見ていました。

それは市役所職員の労働組合「ユニオン習志野」が配布していたもので、そこには“非正規公務員 新制度で年収減”という読売新聞の記事が載っており、会計年度任用職員(非正規公務員)の待遇について書かれていました。

「会計年度任用制度」で今年から待遇が少し良くなるはずだった

 「非正規」という言葉が目新しくなくなった昨今ですが、「同じ仕事をしていても、非正規公務員の給料は正規公務員の半分以下」、というひどい格差があることは、私もつい最近まで知りませんでした。あまりに低賃金のため、非正規公務員は「官製ワーキングプア」と呼ばれているそうです。

 「同一労働同一賃金」と言われているのに、お役所にこんな格差があるのはおかしい、という声が全国的に広がったため、今年から非正規公務員は「会計年度任用職員」と呼ぶことにし、待遇も改善することになったそうです。

ところが習志野市では、逆にフルタイムの人をパートにし、月1〜2万も給料を減らしてしまった

 ところが習志野市役所は、こういう流れとはまるで反対のことをやっています。今までフルタイム(7時間45分)で働いていた非正規職員の約半分の人たちの勤務時間を45分削って7時間のパートタイムにしてしまった。そのため、月収が1〜2万円減ってしまった。「フルタイムなら退職金が出るけど、パートにしてしまえば退職金を出さなくてすむから」ということのようです。仕事は今までと何も変わらないので「7時間」では仕事が終わらず、皆さん困っているそうです。7時間45分でやっていた仕事を7時間でやれ、というのが、土台無理な話ですね。

 ちなみに、総務省は「非正規の処遇改善のための制度だから、フルタイムをパートにしてはダメ」と言っているのに、習志野市は従わないそうです。これでは格差を縮めるどころか、ますます格差を広げるだけです。

同じ仕事をしているのなら「同一労働同一賃金」にすべき

 同じ職務を与えられ、同じようにこなしても、正規、非正規では収入はもちろん、待遇は雲泥の差です。正規職員に与えられる保障も、非正規職員には与えられません。

 どの会社や組織でも、人を雇えば、その人の生活を保障しなければなりません。民間ならそれは契約書に明記されています。

 正規職員ではどうしても足りなくなった時に臨時で雇う、という建て前だったのに、今は市役所職員の半数近くを非正規職員が占めています。「安上がり」に人を雇えるからです。

 しかし、同じ仕事をやっているなら「同一労働同一賃金」であるべきではないでしょうか。

 パートだから、非正規だから、と振り分け、その人たちの人格までも下に見る。
 その人たちが体調をくずせば別の人を探せばいいとしか考えない。

 でもそういう方たちがいるお陰で、会社も、役所も回っているんです。

独善は、他者の不幸に目を閉ざす

 河合さんは最後にこう言います。「差別の言葉を消しても、差別意識が消えない限り、何の進展もない。差別は自分を守ろうとする“小さな正義”(独善)から起こる。独善は、他者の不幸に目を閉ざす。独善は広まると社会的迫害が怒る。今こそ、そのことをしっかり認識し、“助け合うことを忘れ”ないようにすべき時なのではないか。

 これは、今、ここで生活している私たち市民一人ひとりに向けられたメッセージではないでしょうか。市役所の非正規職員の方たちへのひどい扱いに「目を閉ざす」べきではないですね。

 役所の上の方でふんぞり返っている方たちは是非「リア王」をお読みください。

  Y.T(本大久保在住)

 

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