「さよなら星」のUPも終わった事で
久しぶりに谷先生の貸本時代のマンガ紹介。
冬のなかの少女 谷悠紀子
親のない子や、両親が働きに出てる家庭の子ども達が暮らす
「草の実学園」に住む 奈津子。
小さい子の面倒もよく見る少女です。
両親のいない奈津子は日曜日でも誰も迎えには来ません。
そんな奈津子に声をかける女性が。
死んだ娘がよく似ていると言うその女性の子どもも
夏子という名前でした。
お互いの事情を知った二人は、一日親子になる事にしました。
食事をしたり、ボートに乗ったり楽しい時間を過ごす二人。
洋服を買ってあげるためデパートへと行きます。
土手で出会った男の人を見かけると、
女性は慌てて帰ると告げました。
これで洋服を買いなさい と言って開けたカバンの中には
大金が入ってました。
お金を渡すと寂しそうに別れを告げる女性。
一人デパートを見てると、なにやら騒々しい声が・・・
さっきまでの女性が手錠をされ連れて行かれてます。
驚く奈津子。
女性はニセ金作りとして逮捕されたのでした。
( 奈津子ちゃん 驚きの顔3連発! )
あんなに優しくしてくれた女性が、
ニセ札作りの悪い人だったなんて・・・。
二人が出会った土手へ行くと、ポケットからお金を取り出し
こなごなにして川へと流す奈津子。
女性が奈津子にくれたお金だけは
本当のお金だという事も知らないで・・・
おわり
ハイ!
もったいな~~い!!
と思ったアナタ
アウト!!
もう
そんな事思うなんて、大人になってヨゴレちまってるんだよ
悲しみに暮れる純粋な少女の心を何だと思ってるんですか。
「おかあさん」と呼んで甘える少女。
まるで娘が生き返ったかのように過ごす女性。
二人にとっては、本当に楽しい幸せな時間だったのでしょうね。
そう思うと奈津子の涙は悲しすぎます・・・
でもね。
すっかり欲張りバーサンになった私は真っ先に思いましたサ。
もったいな~~い!!
と・・・
さて、このマンガ。
所々に谷先生のオチャメさがでております。
こちら。
(左上)レストランの名前が、谷先生の名前から取ってますね。
(右下)ちょっと読みづらいですが
公演の主演は 谷悠紀子 になってます。
でも一番気になるのが公演名ですね。
「月曜日の女」・・・
なんか意味あるんでしょうかね 気になります。
ま、このくらいの遊び心は谷作品には
結構よく出て来るんですが。
驚いたのはコレですよ!
「あっ 谷悠紀子よ」
「サインしたげようか」
「べつにいらないわ」
「谷悠紀子って何者かしら?」
ついに御本人様登場ですよ。
それも 二タ~ とニキビ顔で(多分ニキビだと思います)
サインするのを断られたり、誰かしら?と言われたり・・・
散々な登場です
「中之島を散歩してボートにのって・・・」
とあるので、舞台は大阪ですね。
学年誌とは また違った美少女っぷりです。
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そして、我楽多さんが発見されたお茶目な箇所、真面目な印象のある谷さんでも、遊び心があるんだな^^って分かって楽しいですね。
我楽多さんが貸本に関心を持たれたきっかけとなったと書かれていた、「夜霧のファンタジー」!を私も持っていて嬉しかったので、拙ブログに記事を載せてみました。
良かったら覗いて見てください。
nanoさんのブログもお邪魔させていただきました。
ホント、貸本 古マンガ と言う世界を教えてくれた唐沢さんには感謝ですよねー!
nanoさんもお花が好きみたいですね?!
今の時期は、咲く花がなかなかなくて寂しいですよね。