水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

サハリン太平洋サケ・マス 11万㌧を突破、シロザケの漁獲勧告量8千㌧上積み

2018-10-23 16:32:03 | 系統通信

 北海道に隣接するサハリン州の大平洋サケ・マスは、好調を伝えられている。道機船連によると、10月12日までのサハリン州における太平洋サケ・マスの生産量は11万3,945㌧となり、このうち、カラフトマスが8万2,872㌧、シロザケが2万9,884㌧を占め、そのほかギンザケ、ベニザケとなっている。

 サハリン州の遡河性魚種生産管理委員会は、南クリール漁業区のシロザケ漁獲勧告量の8千㌧上積みを決定した。これにより択捉島のシロザケ漁獲勧告量は1万9,380㌧、サハリン州全体では4万1,180㌧となる。

 また、東サハリン沿岸のシロザケ漁獲量が1万2千㌧に近づき、漁獲勧告量の700㌧上積みを決定した。10月19日までに東サハリン沿岸のシロザケ漁獲量は、1万1,898㌧となり、同遡河性魚種生産管理委員会は東サハリン漁業区のシロザケの漁獲勧告量を700㌧上積みし、1万4,430㌧とした。択捉島の操業も継続され、1日約300㌧の生産を行っている。


ロシア漁業者の漁獲量約400万㌧へ 極東約280万㌧、スケソウ約142万㌧で前年下回る

2018-10-23 16:30:27 | ニュース

 道機船連によると、ロシアの今期漁獲量は10月3日までに約400万㌧と前年同期を5.6%上回った。主要海域別では極東が約280万㌧と前年同期を24万1,000㌧上回っている。うちスケソウは約142万㌧で前年同期を5万8,300㌧下回った。北部海域は50万5千㌧で前年同期を4万4千㌧上回り、このうちマダラ漁業も30万5千㌧で2万8,500㌧下回っている。


今年も不漁続きのイカ漁 稚内で10月に765㌧、今年も1,500㌧超える

2018-10-23 14:36:55 | ニュース

 本道周辺のスルメイカ漁は、終盤を迎えているが、稚内での釣果が再び上がり、10月は20日までに765㌧を水揚げし、前年同月を上回った。価格は㎏当たり580円で前年同期(660円)より安いが高値を維持している。

 漁業情報サービスセンターによると、稚内は8月に353㌧、9月に321㌧を水揚げしたが、10月になって上旬〜中旬にかけて1日50㌧〜130㌧と漁がまとまり、全国から60隻のイカ釣り船が集結し、8〜10月の累計は1500㌧を超えた。昨年は8月に1,156㌧を水揚げし、シーズン通しては2,600㌧以上を水揚げした。今年はやや振るわなかったが、10月になって漁場が形成された。今年は羽幌、苫前(北るもい)も8〜9月に好漁となり、道北沖合に漁場が偏った。

 今後、道北の魚群が日本海を南下し、日本海道南での漁場形成に結びつくのか注目される。桧山は7月に630㌧を水揚げしたが、8月以降は散発的な漁となり、イカの街・函館は観光客に人気のある活イカにも事欠くような低調な水揚げが続いている。

 一方、太平洋では、室蘭が10月に入り、560㌧を水揚げした。また、浦河は8〜10月までに約300㌧を水揚げしている。


道東サンマ漁(10月20日現在)10月の水揚げ好調、11月初旬に道東沖は終了

2018-10-23 13:47:01 | ニュース

 道東太平洋のサンマ漁は、10月20日現在、全国で7万6千㌧と前年同期のほぼ2倍に達しており、花咲で3万3千㌧と前年の1.7倍を水揚げするなど道内主要港も好調だった。11月上旬で道東沖のサンマ棒受け網は終漁する。

 漁業情報サービスセンターによると、全国の生サンマ産地水揚げ量は、7万5,800㌧と最低だった昨年の2倍に達し、すでに22日も3千㌧を水揚げし、前年の最終水揚げ(7万8千㌧)に達した。10月の㎏平均価格は166円で4割安。シーズン通してみると、約4割前年より安いが、水揚げ金額は単価を数量でカバーし昨年より2割ほど多い。

 道内主要港の水揚げは約4万7,700㌧で、水揚げ金額も100億円を突破した。花咲が3万3,850㌧、厚岸が8,820㌧、釧路が4,710㌧、浜中が320㌧といずれも昨年の最終水揚げ(11月)を上回っている。漁業情報サービスセンターの中短期予報(10月19日発表)では「道東海域では、来遊量は減少し、11月上旬に終漁する」としている。


2018年10月23日(火)発行/北海道漁協系統通信6361号

2018-10-23 13:45:07 | 系統通信

道漁連の30年度上半期取扱高(9月末現況)
総取扱高1,367億と前年比99%、15億円の減少
製品、市場ともに秋サケ、ホタテの価格低下が響く

第59回全道漁協みな貯金運動・中間報告
漁協貯金残高5,668億円、純増435億円
「マリンちゃん定期」49億円、100億円達成めざす 

政府が一次補正、水産部会長に伊東氏

第8回苫小牧漁港ホッキまつり
過去最高の37,000人が来場 苫小牧産ホッキ貝を堪能
漁協女性部がトウベツカジカの新メニューを試験販売

道総研が平成30年度知事賞・理事長賞受賞の職員を表彰
水研本部ニシン資源管理チームが最高賞の知事賞受賞

稚内水試が2018年級ホッケ資源量を調査
CPUE、魚群ともに少なく豊度は低い

道漁連が北海道ホタテをPR
今年も京急電鉄で「北海道ほたて号」を運行