北海道に隣接するサハリン州の大平洋サケ・マスは、好調を伝えられている。道機船連によると、10月12日までのサハリン州における太平洋サケ・マスの生産量は11万3,945㌧となり、このうち、カラフトマスが8万2,872㌧、シロザケが2万9,884㌧を占め、そのほかギンザケ、ベニザケとなっている。
サハリン州の遡河性魚種生産管理委員会は、南クリール漁業区のシロザケ漁獲勧告量の8千㌧上積みを決定した。これにより択捉島のシロザケ漁獲勧告量は1万9,380㌧、サハリン州全体では4万1,180㌧となる。
また、東サハリン沿岸のシロザケ漁獲量が1万2千㌧に近づき、漁獲勧告量の700㌧上積みを決定した。10月19日までに東サハリン沿岸のシロザケ漁獲量は、1万1,898㌧となり、同遡河性魚種生産管理委員会は東サハリン漁業区のシロザケの漁獲勧告量を700㌧上積みし、1万4,430㌧とした。択捉島の操業も継続され、1日約300㌧の生産を行っている。