北海道秋サケ沿岸漁獲速報（11月30日現在） 1,668万尾・448億円、前年比数量6％・金額28％増

　本道の秋サケ沿岸漁獲はほぼ終漁し、1,668万尾・448億円と前年同期に比べ数量が6％・金額が28％増となった。

　道連合海区漁業調整委員会の速報によると、11月30日現在の秋サケ沿岸漁獲は全道で1,668万1，471尾と前年同期の106.2％。漁獲金額は448億3,786万円と同128.2％。前旬に比べ、2万尾ほど上乗せとなっているが、主にえりも以西によるもの。

連合海区のまとめを地区別にみると、地域格差が大きく、オホーツク中部が5割増、日本海南部も4割増となった半面、えりも以西の日高、胆振が3割以下にとどまる大不漁となった。

　岩手県の秋サケ漁獲速報は、11月30日現在で8万7千尾、229㌧、1億8,000万円と不漁だった前年同期に比べ、すべて3割台に低迷し、上向く兆候がみられない。㎏平均単価は1,206円で26％アップとなった。平均目回りも約2.65㎏で前年同期より7％小さい。