水産北海道ブログ

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道と道漁連が中東UAEを調査 ドバイを通じ周辺に食品が供給、水産市場として有望

2015-10-23 10:49:12 | ニュース

 道は道漁連、ホクレンと連携し、道産農水産物の輸出拡大に向けた協議会を設置し、今年から本格的に輸出拡大に取り組む。10月2~7日の日程で、中東UAE(アラブ首長国連邦)最大の都市ドバイなどを訪れ、市場調査を行った。道漁連とホクレンは9月にタイで道産食材の展示即売会「北海道フェア」を開いている。

 市場調査の視察を行ったのは、道水産林務部の遠藤俊充水産食品担当課長、農政部の河野秀平6次産業化担当課長、道漁連の重岡徳次常務、石坂英文ノースコープぎょれん取締役営業部長。

 遠藤課長によると、ドバイは中東でも道産水産物の有望な市場で、ハブ(物流拠点)として首都のアブダビや周辺諸国、アフリカにも食材が供給されているという。アブダビではジュメイラット・エティハド・タワーホテルの隣のビル1階にある和食レストラン「Tori No Su」には道漁連の取引先であるダイショー(タイランド)を通じてコスモ石油の子会社「サミットトレーディング」が道産水産物を卸している。同レストランでは今月18日~30日まで「北海道フェア」を開催し、キンキやサケを提供する。また、ドバイで2店舗の和食レストランを経営する「弁当屋」の主人は道産子で、11月から「北海道フェア」を開催する。

 現地では、ホタテやサバ、タコ、サケ類、ワタリガニなど日本に馴染みのある水産物が流通しており、和風レストランの数も多い。しかし、スーパー店頭のホタテ玉冷がキロ9千円~1万円、寿司が一貫400円程度と高く、外食は1品3千円など富裕層が主体。ただ、ドバイでは産地市場と消費地市場を兼務しているようなマーケットがあり、近くの漁港から揚がった地場の魚も扱っていたという。

 道産食材の販促イベントでは、11月にイオン中国(北京)が全土の100店舗で「北海道フェア」を開催し、ホタテや毛ガニ、サンマなどを販売する。



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