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令和5年度「お魚殖やす植樹運動」植樹行事 ミズナラ400本、ニレ100本を「水源の森」に植樹 約80人が参加し、35年・120万本の歴史と思いを受け継ぐ

2023-06-02 14:03:53 | ニュース
熱心に植樹するJF女性連のメンバー

 JF道女性連、道漁連ら漁協系統各連が主催する「お魚殖やす植樹運動」の植樹行事が、5月30日午前10時30分から当別町道民の森・神居尻地区内の「水源の森」で開催された。道女性連をはじめ、地区組合長会、専務参事会、系統・水産団体のほか、コープさっぽろ、ホクレン、JA北海道中央会、道森連、農林中金、開発局、林野庁、水産庁、道、振興局の関係者ら80人が参集し植樹に汗を流した。
 開会に当たり、岩田廣美道漁連副会長(胆振地区漁協組合長会会長)が「ここ数年、コロナ禍で植樹運動も規模を縮小してきたが、皆さんと再会でき、本当に喜ばしい。この植樹運動は昭和63年から始まり、35周年を迎えた。これまで植えた苗木は累計120万本を超え、まさに継続は力なりで、これからも皆さんとともに続けていきたい。お魚殖やす植樹が皆さんの協力で継続でき、深く感謝する」と挨拶した。
 次いで高松美津江道女性連会長が「これまで全道各地で植樹された苗木は地域に根付き、相互に支え合い、豊かな森に成長している。私たち漁業者は安全で安心、栄養豊富な魚介類を全国の食卓に届ける使命があり、先人が守り育てた豊かな海を孫子の代まで引き継いでいかなければならない。女性部は百年かけて百年前の自然な浜を合い言葉にして地道に植樹活動を続けることが大切だと思う。全道の女性部員、多くの関係者の賛同、連携のもと、たゆまぬ努力を続けていく」と述べ支援、協力を呼びかけた。
 続いて道水産林務部の山口修司部長が「29年前の平成9年に水産部と林務部が統合した時に、漁業の環境を守るためには海だけではなく、上流の森、林業、下流の川、農業の方々の協力が必要だと考え、女性部の皆さんのアイデアを借り、豊かな海と森づくりの事業を立ち上げた。その時の調査で豊かな森が海づくりにつながることが実証された。先人の思いを受け継ぎ、末永く続けていきたい」と漁協系統、女性部の植樹への支援を約束した。
 当別町森林組合の尾形俊和係長が「本日植える苗木の3割くらいが成長し、50年後にはりっぱな森になる」と述べ、植樹指導を受けた参加者はさっそく軍手、長靴姿で、スコップを使い、ポッドに入った苗木500本(ミズナラ400本、ハルニレ100本)の植樹に汗を流した。参加者は植樹のあと、記念撮影を行って植樹を終えた。



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