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「北海道漁業就業支援フェア2018inさっぽろ」 道内を中心に32人が来場し、22名が指名を受ける

2019-02-22 09:45:10 | ニュース

 道漁業就業者支援協議会(川崎一好会長)は、16日(土)午後からホテルライフォート札幌で「北海道漁業就業支援フェア2019inさっぽろ」を開催し、全道、全国から32名の志願者が集まった。浜からは人手不足を反映しホタテ養殖、サケ定置、各種刺し網、かご、採介藻漁業など石狩、後志、胆振、日高、根室、宗谷、留萌管内の15漁協・39団体が出展し、面談の結果、出展者16名が研修生候補となるが22名(重複2名)を指名した。

 同協議会は、道水産会に事務局を置き、北海道で漁師になりたい人に情報提供し、現地での実地研修などをフォローしている。

 午後1時から開会し、山崎峰男副会長が「北海道の一次産業は漁業に限らず担い手不足に悩んでおり、来場者の皆さんを歓迎する。昨年の制度改正を受け、自然相手の漁業は近代産業として益々発展が期待される。地球温暖化で獲れる魚種も変化しているが、環境に対応した研究も進み、将来の夢と期待を胸に水産業界に飛び込んでほしい」と挨拶した。

 次いで、共催する道水産林務部を代表し木村環水産経営課主幹が「このフェアは漁業就業相談会の一大イベントとして平成21年度から開催され、25回を数える。これまで446名が来場し、漁業者とマッチングし、漁業現場で研修を終えた96名中、約半数が漁業に就業している。道や市町村の支援制度もあり、ぜひ活用して頂きたい。多くのブースで話を聞き賃金や就業条件、住宅など地域生活に必要な情報を収集してほしい」と挨拶した。

 続いて、事務局の門脇茂部長が「4つ以上のブースを回ってこの機会を生かしてほしい」と面談の留意点を説明し、道の四氏雅一主査から相談コーナーにおける情報提供(漁業の概要や支援制度、漁業研修所での技術習得など)の説明を受けた。

 来場者はさっそく自分の興味のある漁業のブースを回り、熱心に現場の状況や条件を聞いていた。出展者から指名を受けた来場者は、その後、電話で詳しく互いの意志を確かめ、マッチング、指導者の審査がうまく行けば5月以降、浜で長期研修に入る。雇用型は最長1年間、独立型は同3年間の研修を経て漁師をめざす。


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