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サンマの漁獲動向と漁海況予想 公海中心に約1,500㌧、10月上旬に道東沖に来遊か

2021-09-12 15:06:36 | ニュース

 今シーズンのサンマ漁も公海中心に漁場が遠く、漁業情報サービスによると、9月上旬までに600㌧程度と漁獲が伸びず、8月下旬からの累計で約1,500㌧となっている。価格は8月の㎏平均500円弱から9月に不漁感が強まり600円台に上昇している。水揚げ港は花咲が1,270㌧と集中している。

 同センターが9月9日に発表した第1回サンマ中短期漁況予報によると、道東海域の来遊状況は、8月下旬には道東海域よりもかなり沖合の公海にしか魚群が分布していないため、9月中旬~下旬は道東海域への魚群の来遊はない。道東海域よりも東沖の公海における来遊量は、9月中旬~下旬は低水準であるが、前年よりもやや多い。10月上旬~10月下旬になると、沖合から道東海域に魚群が来遊する可能性もあるが、来遊量は前年よりやや多いものの少なく、来遊は断続的。多くの魚群は、道東海域よりも東~南側を南下し、道東近海に来遊する群は極めて少ない。

 漁場は、9月中旬~下旬は、道東海域には漁場は形成されず、主漁場は道東海域より東側の公海となる。道東海域では、10月上旬~10月下旬に、落石沖の沿岸から離れた沖合に散発的に漁場が形成される。



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