道東太平洋のサンマ棒受け網漁は、10月中旬から漁獲が増加し、19日、20日には道東、東北の主要港に1,300㌧超が水揚げされた。
1日1,000㌧以上は今期初で、平均㎏単価も500円を切った。
道内では花咲に2800㌧、厚岸に740㌧、釧路に130㌧とまとまった。10月上旬まで1,000円以上していた平均単価は㎏400円台に落ち着いている。
漁業情報サービスセンターによると、サンマの全国水揚げ量は、8月に170㌧、9月に1,010㌧と記録的な不漁が続いていたが、10月は上旬に1,470㌧、中旬に4,200㌧と増加し、21日も820㌧とまとまった。平均㎏単価は上旬が790円、中旬が540円、21日が440円と下降し、徐々に買いやすいレベルに戻りつつある。
記録的な不漁で4万㌧に終わった昨年も9月までの数量は4千㌧程度、10月に1万6千㌧、11月に1万7千㌧、12月に3千㌧を水揚げしている。今年も10月下旬から11月にかけて道東沖の漁場に来遊のヤマがくるのか注目される。
同センターが19日発表したサンマ中短期漁況予報によると、10月下旬は低位水準で推移する。11月上旬は低位水準で減少する。11月中旬以降は、魚群の来遊はない。道東海域よりも南側を南下する魚群もあり、道東近海に来遊する群は極めて少ない。
10月下旬は、落石~厚岸沖の沿岸から離れた沖合に散発的に漁場が形成される。11月上旬は落石~厚岸沖の沿岸から離れた沖合と襟裳岬沖に散発的に漁場が形成されるとしている。
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