道水産林務部漁業管理課によると、道東で行われているマイワシを対象にした資源操業が終漁し、全体に数量は伸び悩み、TAC消化率は低迷したが、単価が前年の1.8倍にアップし、金額の落ち込みをカバーした。
サケマス代替で行われているサバ類・マイワシ試験操業は、5月1日から7月31日まで行われ、10隻が2,552㌧(前年比37.4%)を漁獲し、TAC1万1,300㌧の消化率は22.6%にとどまった。単価が㌔60円と前年の1.8倍に上昇し、金額は1億5,401万円と前年の7割程度まで追いついた。サバ類の漁獲は1㌧未満にとどまった。
一方、マイワシ試験操業(資源利用)は、10㌧未満が6月1日〜10月15日、20㌧未満が6月16日〜9月30日、50㌧未満が8月1日〜9月20日まで合わせて36隻が2,831㌧(前年比113.3%)を漁獲し、TAC1万3,700㌧の20.7%の消化率にとどまった。しかし、単価が㌔70円と前年の1.8倍で推移し、金額は1億9,733万円と前年の2倍に達した。