日本海沿岸のニシン漁は、石狩、後志の刺し網がほぼ終漁し、2,300㌧の2018年並みの豊漁となった。
道水産林務部水産振興課がまとめた速報では、3月20日現在で2,331㌧で、前年最終に比べ14%増えた。
また、過去10年間で最も豊漁だった2018年(最終2,596㌧)に次ぐ漁獲で、2013年(最終2,297㌧)並み
の水準だった。
地域別では、石狩湾漁協が1,750㌧、そのうち厚田地区が871㌧、石狩地区が675㌧、浜益地区が205㌧。
後志管内は539㌧で、小樽市が364㌧、余市郡が115㌧、東しゃこたんが59㌧だった。そのほか留萌管内で
42㌧の漁獲が報告されている。
札幌市中央卸売市場の取扱状況(1〜3月)をみると、石狩と後志を合わせ約1,100㌧。このうち石狩産は
約1,030㌧で、前年に比べ2割増だったが、㎏単価は20〜40円ほど安く、金額は約2億6千万円とやや伸び悩
んだ。