先月18日に道内を縦断した台風18号による北海道の被害額がほぼまとまり、水産・林業被害は902件・47億円で、そのうち水産関係は821件・43億円にのぼった。なお、水産・林業以外の道路や河川などの被害は63億円。
道水産林務部総務課によると、水産被害の種類別では、漁港施設などが88件・5,653万円で、うち流木漂着が37件・4,636万円。水産施設が564件・4億4,642万円で、うちホタテ養殖施設が348件・4億148万円。サケ定置網が157件・28億8,354万円。ホタテなどの養殖部が7件・9億3,761万円。その他が5件・200万円となっている。
振興局別では、渡島が590件・18億4,452万円で主にホタテの養殖施設およびホタテ貝の流出による。次に根室が72件・17億5,255万円で、主にサケ定置網の破損のよるもので、野付漁協で4カ統が操業不能となった。また、釧路総合振興局が68件・3億8,793万円で、胆振総合振興局が26件・1億8,238万円、十勝総合振興局が10件・1億3,700万円となっており、主にサケ定置網の破損による。