水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

10月号のタイトル 主な記事です。

2017-10-09 12:50:47 | 月刊水産北海道

☆表紙のタイトル

秋漁本番 主要魚種が歴史的な不漁か?
2年連続で台風、時化の直撃 急げ災害に強い漁業

台風18号の水産被害状況 道議会の質疑など
特集1 第58回全道漁協みな貯金運動ピークに
特集2 主要魚種の生産動向・見通し
    コンブ、秋サケ、サンマ、スケソウなど
特集3 秋の魚食イベント 各地で大盛況

☆2017年10月号 もくじ原稿です。

2年連続台風で水産被害 6
太平洋の定置網、噴火湾のホタテ養殖に打撃

道議会の論戦 日本海振興基本方針見直し 8

特集1 第58回全道漁協みな貯金  10
貯金日10月17日(火)に向け運動ピークへ

特集2 主要魚種の生産動向
コンブの共同値決めと生産見込み  18
秋サケ、サンマなど歴史的な不漁か? 20
日本海・道南太平洋のスケソウ漁業  22

北日本漁業経済学会 函館で「担い手」テーマにシンポ 24

カラー 全道漁協みな貯金運動 根室「ふれあい訪問」  25

カラー 全道漁協みな貯金運動 「ふれあい訪問」留萌など  26

イエローページ ぎょさい  27

カラー 根室水産研究所 ホッカイシマエビ放流  31

カラー 『2018年版水産関係人名鑑』発売中  32

行政だより マツカワの種苗放流と資源保護  33

特集3 2017秋の魚食イベント 各地で大盛況  34
厚岸さんままつり/根室さんま直送市/さっぽろオータムフェスト
石狩さけまつり/札幌中央市場の消費拡大フェア・展示商談会


美国でウニの陸上畜養実証試験 初年度から成果  40

歯舞漁協たこかご部会 活出荷で魚価向上  42

規制改革の動向 資源の管理と有効利用で「成長産業化」  43

海獣類の漁業被害状況と対策  44
トドなど20億円を超える被害続く 駆除体制に課題

きれんれん発ロシア情報  46
「ロシア漁業発展の新たな戦略」、IUU漁業の規制強化を

トピックス 北朝鮮ミサイル、北方四島対策など 49

知ってますか水産普及情報 桧山地区 ニシン増殖  53

ホットニュース&編集室から 54

東しゃこたん漁協でナマコ種苗を生産・放流  55

来年2月10日 ライフジャケット着用義務化拡大  56


10月号の表紙は「釧路管内の漁業風景」です。

2017-10-09 12:42:20 | 月刊水産北海道

散布の養殖ウニ出荷風景

☆表紙の写真「釧路管内は盛漁期のはずなのだが・・・」 (厚岸漁港・火散布・白糠漁港)

  本来なら最盛漁期を迎えているはずの釧路管内だが、秋サケ・サンマ・イカの不漁により賑わいは今ひとつ。特に予想以上の秋サケの不漁が地域に陰を落としている。そのような中、白糠では毛ガニかに篭漁、散布・浜中では養殖ウニの出荷がそれぞれスタート。厚岸のサンマは本格回復とはいかないが、昨年の水揚げ実績を上回っている。(写真と文:鈴木記者)

 

厚岸のサンマ水揚げ風景

白糠の毛ガニ出荷風景

白糠の秋サケ水揚げ風景


月刊水産北海道10月号が出ます。秋漁本番 歴史的不漁に負けない気持ちを

2017-10-09 12:17:40 | 月刊水産北海道

 

 本当なら北海道の浜が一番活気づく時期なのですが、今シーズンは昨年に輪をかけて主要魚種が不漁となっています。

 その分、魚の価格は高騰し、加工流通、消費への深刻な影響が心配されます。

 9月は台風18号の被害も出て、資源回復の取り組みと合わせ、災害に強い漁業のあり方が課題となっています。

 このまま推移すれば、昨年の北海道の漁業生産(1月〜12月)の87万㌧を大幅に下回ることが必至で、地域漁業のあり方、産地加工、流通の方向性が変わる転換期になる可能性が強いと思われます。

 もちろん、漁業の危機は周辺の関連産業だけでなく、漁業者や漁協の経営基盤にも大きな影を落としており、早くも将来に向けての対策が必要になっています。今のところ、回復が見込まれるのはホタテだけで、生産動向は厳しい状況が続く。

 少子高齢化の社会構造のもと、水産物の消費は益々縮小していく。こうした流れにブレーキをかけるべく、生産構造はもちろん、加工流通システムのほころびを穴埋めする地道な活動が大切になるでしょう。

  秋の魚食イベントは各地で大盛況でした。暗くならないで、やり続ければ、道はまだまだ開けると信じています。