US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Into The Wild (2007)

2007-11-17 11:04:47 | cinema
これはあまり興味がなかったんですけど、見た人皆がすごい映画だと
言うので、まあ見ておかないとかな?と思って見に行きました。
ショーン・ペン監督。
ジョン・クラワカーという人の書いた「荒野へ」という本を元にした実話
です。わりとお金持ちの家に育ち、成績も優秀で大学を卒業した
クリス(エミール・ハーシュ)ですが、両親への反発と物質文明への反発
から、貯金は全てOxfamに寄付し、現金もカードも身分証明書も
全て捨て、家族から身を隠し、自然の中で生きることを選びます。
各地を放浪する間に、いろいろな人と知り合い、心を通わせたり。
2年間の放浪の後、最終目的地のアラスカに辿り着いた彼。

という感じで、過去とアラスカ時代とが行ったりきたりします。2時間
20分もある長い映画ですが、そんなに長くは感じなかったかも。
最後は悲劇で終わりますが、最終的に彼が辿り着いた考えに、
彼自身、人生に後悔はないんじゃないか、とある意味爽やかな
感動というか…(陳腐な言葉ですみません、ですが)。
実話とは言っても、そこら辺は実際本を読んだわけじゃないので、
彼が本当に何を考えていたのかは、わからないですが…。
(彼の書き残したノートを元にしてるんだと思うけど。)
物質文明を完全に捨てて、彼のように生きることは絶対不可能な
現代ですが、こういう生き方に憧れる人が結構いるだろうな~、
気持ちはわかります。私には自然の中で暮らすのは無理ですが…(笑)。

そういやこの前見たControlも、今回のこれも、亡くなった人に関する
伝記的映画だなあって。次回はコメディ見に行きます、きっと。

Bottle Rocket (1996)「アンソニーのハッピー・モーテル」

2007-11-17 10:30:41 | cinema
先日見た「ダージリン急行」が結構面白く、その中のオーウェン・ウィルソン
のキャラの特徴(itineraryにこだわる)はこの映画から来てるんだよーっていう
誰かのブログを読んで、ウェス・アンダーソン監督の映画を見直してみることに
した。
ひえ~、オーエン・ウィルソンってこんな感じだったのかあ…。今は結構2枚目
っぽい印象だけど、この頃って何だかヘン!(笑)髪型があんた軍の人?って
言われるようなミリタリーカットだし(笑)それに比べ、弟のルーク・ウィルソンは、
今の印象に近いです。そしてもう一人の主要登場人物である、ロバート・
マスグレイブって俳優さんは、他で見たことないよ…。その後売れなかったのか?
あと、オーウェンとルークの兄である、アンドリュー・ウィルソンも出てました。
彼は、あんまり他兄弟に似てないよね??

最近のウェス・アンダーソンの映画とはかなり違う感じだけど、どこかとぼけた
ところはこの頃からあって、軽いコメディとして楽しめました。ちょっとした脇役
の人たちが面白いし。(KumarとかRockyとかMr.Henryとか)
日本でもDVD出てるけど、この邦題はひどい…(苦笑)。しかし、フラット・
パックのファンが、昔のオーウェンとルークってこんなだったのかあ~って見るの
におすすめです。