US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

BABEL (2006)

2006-11-18 10:48:45 | cinema
「アモーレス・ペロス」「21グラム」のアレハンドロ・ゴンザレス・
イニャリトゥ監督の映画。カンヌ映画祭監督賞受賞してます。
これ、ずーっと見たかったんだ。やっと見れた。

いろいろ、謎が残る。というか、余韻が残る。もう1回見ると、
わかるかも…でも長いしもう見ないと思うけど。
同時進行していたように見えたけど、時間系列からいうと、実は
モロッコの事件が解決した頃に、メキシコと東京の一連の出来事が
起こるっていうことで良いのかな?
内容は、実はあんまりない。メッセージ性も、あんまりないと思う。
もしかしたら、ちょっとだけ、反アメリカ的なメッセージがあるのかな。
まあでも、3か所で起こったことが描かれてるって感じ。しかも3ヶ所の
出来事には殆ど関連性はない。
でも、結構見ごたえはありました。
ちょっとだけネタバレするかもしれません。あしからず。

日本の場面。東京が舞台で、おなじみの都会のイメージ。
聾唖の女子高生(菊池凛子)とその父親(役所広司)が描かれます。
24時間受付さんのいる、高級高層マンションにお住まいです。
菊池凛子の役はちょっと逝っちゃってるキャラなんだけど、ブスっ子
ぶりがなかなか親しみ持てる感じ。長めのぱっつん前髪が変(笑)。
東京の場面の始め、車の運転しながら手話すな~!と思った(笑)。
最後のメモには何が書いてあったのかが、気になります。謎々。
ちなみに出てくるクラブはWombでした(最後の字幕で確認)。
耳が聞こえないと、クラブに行っても、こんな風に感じるんだ~って
いうような場面はよく表現されてたと思う。

モロッコの場面は、モロッコ人の兄弟とその家族側、観光客ブラピと
ケイト・ブランシェット側の双方のストーリーがあります。
観光客側はわがままで見苦しいアメリカ人(フランス人とかもいた
けど)を体現してる感じ。
モロッコの兄弟の側も、子供に銃撃たせたり、あぶなっかしいってば。
兄弟、最後はちょっとかわいそうでした。

アメリカ~メキシコのお話に出てくる、子役の女の子が、ダコタ・
ファニングに似てる~と思ってたら、妹なんだそうです。なるほど。
ガエルたんはここに出てきますが、意外と大した役ではなくて、
彼のおばさんの家政婦さんがここの主役です。
今日は息子の結婚式なんだけど、子供たちの面倒見てくれる人が
見つからないので、家まで連れて行っちゃうことにした。
子供に、「おばちゃんの家遠いの?」「近くよ~」、っておいおい、
国境越えちゃったよ(笑)。

日本では3月公開だそうです。日本が舞台の1つってことで、結構
お客さん入るかも?結構長いし暗いしちょっと不条理かもしんないので、
気分悪い時には見ない方がいいかもです(笑)。