降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★紙面批評は読まん、とボスは言った。

2013年09月03日 | 新聞

【写真は本文と関係ありません】

元ボス(元編集局長)にお会いした。
常陽新聞廃刊で解雇の31人は、実に気の毒だなぁ──という話から、
思わぬ地雷を踏んでしまった。

都内の、喫煙可の小料理屋にて(笑)。
僕「そーいえば、朝日新聞の、池上彰さん『新聞ななめ読み』って鋭いとこ突いてきますね」
元ボス「........そうかぁ」
僕「いろいろな新聞のコラム『わたしの新聞批評』みたいの、よく目を通しているんですけどね、僕」
元ボス「........私は、あの類いは読まないのだよ。言ったろ、前に」
僕「はぁ................(会話途切れる)」

僕の元ボスもそうだけど、何回かお会いした他社の編集委員のかたでも、
「投書欄にある、外部の人が書いた紙面批評的なものは読まない!」
「素通りしている!」
という人が、新聞社上席に意外にいる(3人だけどね)のにはビックリしている。
........まあ、だいたい分かるけど。

以前も書いた。
ある大学教授の方が、とある新聞の紙面批評コラムで
「最近多くなった新聞レイアウトのハラキリはいかがなものか。新聞整理の伝統的手法を否定するような........云々(うんぬん)」
と書いていたが、
(出た、守旧派。切り抜きしやすく、読みやすくなってますよぉ最近の新聞は。記事がだらだら流れる伝統なんか守ってどーすんのぉ)
と、僕は小さな声でつぶやいたものでございます。


…>_<…