絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

坂の上の雲

2009-11-30 | いろいろ
坂の上の雲を見ました。

明治の若者の輝いた目がいいですね。

中学を中退して、東京へ出て行く。それが、流行りだったと言っていました。
お金がある家ならそれができたのかな?

今は、どうすることがそれに当たるのでしょうか。高校を中退して、ヨーロッパに出て行くと考えても、それがどうした?と思いますが。世界がグローバル化して、どこにいても世界が見えますね。こうすることが、これからの世の中では、理想だということが、なかなか見え難い時代になりました。

若者が希望を持って、活き活きと世の中のために尽くすには、どうすることが良いのでしょうか。教育は、その方向性をきちんと示せない時代になりました。

私が生徒に教えた最大のことは、「こうすればとてもできないと思うようなことができてしまう」ということでした。
高校生が県展に入選してしまうという奇跡的なことでも、こんな風にやれば、それをほとんど全員ができてしまうということ。それを示しました。
人間は、必死になれば、とてもできないと思うようなことでもやってしまう能力があることを教えたと思います。生徒たちは振り返って、そう感じるはずです。だから、何かをするときに、絵でやった取り組みが生かされると思います。能力が無くてもハートがあれば、あれだけのことができてしまうという事実です。

世の中で自分を生かすにはどうすればいいのか、見え難い時代になったと言いました。しかし、世の中が変わっても、人の本質は変わらないとすれば、やはり大切なのは、ハートではないかと思います。

勉強して、それを世の中のために生かすこと。その情熱を失わないこと。勉強しただけじゃダメでしょうね。それを生かさないと。

私のバスケット部での体験は、机の上では学べないことがたくさんありました。それが、その後の教員という仕事でとても生かされました。数学や英語ができるだけじゃとてもわからないことです。

高校時代の制服自由化も、やってやれないことはないというチャレンジ精神を持つことに、勇気を与えてくれるものでした。どうせやったって駄目さと思ったら、なにもできませんからね。

坂の上の雲が、この後どのように展開されるかは分かりませんが、司馬さんは日本人を明るく捉えています。このような希望に目を輝かせている若者ばかりじゃなかったはずですが、こうならいいなという姿を見せてくれていますね。続けてみて行こうと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バスケットの思い出8 | トップ | バスケットの思い出9 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

いろいろ」カテゴリの最新記事