絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

ローヤル洋菓子店跡地利用について

2013-09-27 | いろいろ
以前、中山道にあるローヤル洋菓子店跡地の利用について、本庄市役所の大会議室で、パネルディスカッションが行われました。
パネラーは、三名プラス市長さんでしたが、そのことについて、それ以降、話が進んでいません。
実際は、市役所の係りの方が何らかの検討を進めていらっしゃるかもしれませんが、我々のところには、あまり伝わってきません。

そこで、パネラーになった三人が集まり、その時に司会進行をしてくださった早稲田の先生と一緒に、もっと話を進めようということになりました。

現在のところでは、文化資料館のようなものにして、市民に公開するという案があるそうです。

その他は、広く市民の意見を求めて、それらを精査して利用法を考えるということだそうです。

しかし、利用方法によって、内部の壁や区割りなどが決まると考えれば、勝手に作られてから、これじゃあ使いにくいなどということになっても困ります。それで、ある程度利用目的をはっきりさせて、それに合わせた内装にしていくということが必要です。

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建物自体は、昔は銀行の倉庫だったそうです。煉瓦造りで130年の歴史があるもので、それ自体が文化財として価値があるとのことです。だから、その後、ローヤル洋菓子店として使われていましたが、壊さないで残してもらうため、市が買い取ったと聞きました。

銀行の倉庫というのは、昔はこの地域は養蚕が盛んで、お金を借りるのに、担保が繭だったと聞きました。その担保の繭を置いておく場所として、このレンガ倉庫が作られたと聞きました。そういう意味でも、貴重な歴史を持っているものです。

これからも使用するには、耐震構造に問題があるため、そのための工事が必要であり、補強が施されるそうですが、
有効活用のために、アイディアを募集しているのです。

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実は、具体的な案は、私が出しました。いろいろあるので、全ては書きませんが、一つは、麓原会の創立者である古川先生や堀先生、山田先生の絵を常設するというアイディアです。

日本を代表する水彩画家である、三人の先生方の絵がいつ行っても見られる状態が作れたらいいと考えています。
喫茶コーナーがあって、コーヒーを飲みながら、その一流の先生方の絵を鑑賞できる場です。
この意見は私だけでなく、麓原会の総会で私が提案しみんなの賛同を得て、麓原会の総意として市長さんに提出しました。

それもあって、市長さんからパネルディスカッションがあるから、出てくださいと言われました。
麓原会からは、中村先生と宮崎先生が市長さんにお会いできましたが、ディスカッションには私に出てほしいと依頼があったので、
出ることになりました。

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本庄市には、いろいろ展示できるギャラリーもありますが、そうしたギャラリーは、展覧会が開かれるときだけ利用され、それ以外の日は、行っても何もありません。展覧会と言っても、大抵は3~4日で終わってしまいます。その時期を逃すと見ることができません。

私のアイディアは、いつ行っても見られる場所にするということです。
しかも同じ作品ではなく、ある程度の期間を決めて作品を入れ替える案です。

同じものしかないのでは、一度行けばいいやとなってしまいます。
そうではなく、常に新鮮な何かを見られるように、工夫するのです。
本庄市にある貴重な文化遺産が、市民の目に触れることなく、埋もれています。

先にあげた、お三人の先生方の絵は、ご家族がお持ちです。普段は、倉庫に眠っています。
これは、これからの交渉になるのですが、買い上げるには予算の関係があって多額の出費になります。
しかも買ったのでは作品はそれだけです。
これは、ご家族のご賛同を得なければなりませんが、作品をお借りして、定期的に架け替えるということができたら有りがたいと考えています。

ご家族にとっても、先生の素晴らしい作品を市民のみなさんに見てほしいと思っていらっしゃると想像します。

私たちの多くは、本庄にこんなに素晴らしい画家がいたことを知りません。
地域の偉人として、誇りにできるような素晴らしい先生方なのです。
その意味からも、まずは市民に知っていただいて、それを誇りに感じてほしいというのが一つ。
また、そのような立派な画家を日本中の人たちに紹介したいということが狙いです。

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今は、一つだけお話ししましたが、私のアイディアは、10項目くらいありますので、少しづつご紹介したいと思います。

つづく



コメント
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