絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

たまごのデッサン

2012-10-24 | 通信指導
桶川のHさんが、たまごのデッサンを始めました。
顔のデッサンをしていますが、頭は卵型ですよと話し、そのボリュームが出ていないと言ったら、
じゃあ、卵のデッサンをしますと言って、描いてくれました。



コロンブスの卵じゃないですが、良く立ちましたね。
練りゴムを使えばと話したら、使って立てたそうです。

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今日の勉強 「人曲」

2012-10-24 | 日記
今朝は、両親をインフルエンザの予防注射に連れていきました。
待つ間、駐車場で本を読みました。

中野京子さんの怖い絵です。

ボッチチェリーの絵の話でした。

「人曲」というのがあるそうです。
ダンテの「神曲」なら聞いたことがありますが、「人曲」は初めて知りました。その一場面をボッチチェリーが描いたそうです。80号くらいの4枚組の絵です。
ある人の家の寝室に飾られていたとか。

内容は、
求婚したが断られた男性が自殺をして、死後の世界でもその女性を追い求める話です。男性は馬に乗り犬を連れて追いかけます。女性は逃げますが、金曜日になると捕まって、男性が自殺した時に使ったナイフでお腹を切られます。男性は取り出した内臓を犬に食べさせる。しかし、女性はそれでも生き返ってまた逃げる。それが永遠にくりかえされる。

そういう話があるそうです。

その話を、いま求婚している女性に聞かせます。すると女性は怖くなって断れなくなり、その男性と結婚するという話です。

へええ、そんな話しがあるのかと思いました。

内臓を食べられる話は、プロメテウスでしたっけ?人間に火を与えた罪で、岩に縛り付けられて、内臓を鳥に食べられる話でしたね。それは肝臓なのでしょうか、一晩過ぎると再生してまた翌日食べられる。それが永遠に繰り返される。
永遠に繰り返されるということで言えば、重い岩を山の上に転がして持ち上げるけれども、頂上に着く頃に岩が転がり落ちてしまう。それを永遠に繰り返しているという地獄のような苦しみを味わっている話もありましたね。

「人曲」の話も、ギリシャ神話から取っているのでしょうか。

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今日(25日)、調べてみたら、「人曲」とは、「デカメロン」の別名とありました。
あのボッカチオの「デカメロン」です。へええと思いました。

因みに、デカメロンとは、10人が一人10話づつ合計100の話をするということらしいですね。
ペストから逃れるために、部屋に引きこもった男3人、女7人が退屈しのぎに話をするという設定だそうです。
別名「十日物語」というそうです。デカメロンとは、十日を意味する言葉だそうです。









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