この1週間、テレビはほとんど増税法案を国会で可決するための動きばかりやっていました。 特に目立ったのは、民主党内部の増税賛成派、反対派、中間派の動きです。 造反が何人でたら過半数を切るとか、小沢氏グループが離党し新党を結成するとか、解散総選挙になったらどうなるか・・・など与党である民主党がもめていて、首相は民主党員なのか自民党員なのかわからなくなってしまいました。
野田首相は、記者会見や演説ではとても丁寧でへりくだった言い回しをしますが、言っていることは支離滅裂で”ノーサイド”といいながら分裂を助長しているような気がしますし、意気込みばかりは必死で高圧的な手法のようにも思えます。 国会の会期が延長され、来週には増税法案の採決も行なわれるようです。 もめてばかりいないで、国会の本分であるその他の法案についての議論をきちんとしてほしいものです。 空転ばかりしていては、大事な国の政治がおろそかになります。
つい先日ある知り合いの現職官僚が、”国会議員が一人もいなくても、日本の政治は全然困らないんだよ” と彼の本音を言っていました。 悲しいことですが、今のような状態では、そうかも・・・と変に納得してしまいます。
集会で6月県議会の知事議案説明を報告しました
