井原すがこの想い

暮らしやすい町、安心して生活できることです
女性の声を活かします
一緒に考え、行動し、声を届けていきましょう

上関原発建設には反対です (4) 猿が空き家に住み着いて

2011年05月31日 | 政治

 フランスに住む友人(日本人)から突然電話があって、”上関原発は絶対に反対して!”と言ってきました。 長話をしているうちに、友人のご主人(フランス人)までが電話口に出てきて、フランス語とフランス訛りの英語とときどき片言の日本語をまぜながら、一生懸命話し出しました。 彼は、”自分は原発大国のフランス(パリ)に住んでいるけれども、原発に頼る発電にはどうしても賛成できないし、サルコジのG8での発言には到底納得できない”  というものでした。 

確かに、パリから車で数十分走ると、郊外のあちこちに原発があります。 緑の平原が広がっている中に、変な形の煙突がぼこぼこ立っていて、”アレは何ですか?”と以前フランスに行った時、聞いたことがあります。 原発ですと聞いて、その時は、”ふ~~~ん” としか思いませんでしたが、今考えるととても恐ろしいことです。フランスでは事故は起こっていないかもしれませんが、発電後に出る大量の放射性物質は何百年もそのままですし、事故が起こらないという保証はないのですから。 

日本で原発を造れる条件は、「原子炉立地審査指針」というものに謳われています。 1.原子炉の周囲は、ある距離の範囲内が非居住区域であること  2.非居住区域の外側の地帯は、低人口地帯であること  3.原子炉敷地は、人口密集地からある距離はなれていること です。  つまり、過疎地にしか原発を造ってはいけないということです。 東京電力(関東地方で使う電気)なのに、福島も柏崎も関東地方ではないのです。 関東には過疎地はないというのでしょうか? 

今朝早く岩国の西部、玖珂町谷津(やつ)の女性から電話があり、猿が空き家に住み着いて我が物顔で近所を歩き回っている、畑も台所もむちゃくちゃです、と言ってこられました。 行ってみると 確かに民家のすぐそばに空き家があり、さっきまで屋根の上をあるいていたとのこと、またその猿は飼い犬と仲良くなってじゃれあっていると、あきらめ顔でした。本当に深刻です。 猟友会に退治を頼みましたと言っておられました。その結果をまた聞かせていただきます。

猿が暮らしている?空き家       猿と仲良しのワンちゃん(タロウくん) 犬猿仲良し

       


上関原発建設には反対です (3) 知事の発言

2011年05月30日 | 政治

夕方、車を運転して移動中、RCCラジオを聞いていましたら、偶然 小出裕章先生が原発について電話インタビューに答えておられました。 5/28の周防大島町での講演の質疑も流れ、あらためて先生がわかりやすく丁寧に説明してくださったことを思い出しました。

一方、上関町で原発推進派代表の方の意見も、ラジオから流れました。 原発を誘致する以外、上関が生き残れる方策は絶対にない!と言い切ったその言葉に、とても悲しい思いがしました。 単純な考えかもしれませんが、あんな大事故が起こった今、原発の近くに人が集まるでしょうか? 住みたいと思うでしょうか? 原発で町が発展するとはとても思えません。

ところで、山口県は中国電力株を5000万株近く保有する筆頭株主です。 国策としてすすめられてきた原発に、筆頭株主としてノーが言えないのでしょうか? 県は中電の経営にはタッチしないというスタンスらしいですが、知事には県民を守るためにはっきりした姿勢を中国電力に示していただきたいものです。

また、上関の海を埋め立てる許可権は、山口県にあります。 しかし知事は ”埋立て許可は国の方針に従ってやっていること、国が方向性をしっかり示してくれないので、6月県議会でははっきりとした県の方針は言えません” だそうです。 どうも腑に落ちません。 許可権は県にあるのですから、きっぱりした方針を議会で言ってほしいものです。 そうでないと、知事は国のいいなりなのか?と思ってしまいます。

私の田んぼも畑も元気です(稲が生長中  ソラマメ  たまねぎ  グリンピース)

           

最近また、ジョギングをはじめました。  3年前は、5キロを23分で走っていたのですが、もうきついかもしれません。 加齢のせい・・・・?今夜は3キロだけ走りました。 


上関原発建設には反対です (2) サルコジとクリントン

2011年05月29日 | 政治

菅首相がフランスのドービルで開かれたサミットに出席、首脳が揃った昼食前にスピーチをし、あんな大事故が起きたにもかかわらず日本はドイツやスイスのように、脱原発が宣言できなかったワケを考えてみました。

3月11日大震災のあと、真先に日本に来た元首はフランスのサルコジ大統領でした(3/31)。あの日本嫌い(厳密にはアジア嫌い)の彼がなぜ飛んできたのか? 名目はお見舞いと事故後の援助の申し出でした。でも本音はフクシマの処理は原発先進国のフランスにやらせてほしい、また、アメリカの原発は危ないからこれからはフランス製に替えて推進してほしい、ということだったのです。 フクシマの後始末は、とてつもないお金がかかるドル箱なのです。つまり、サルコジ大統領は、フランスを代表して商売に来たのです。

その後、アメリカのクリントン国務長官が慌てて日本にやってきて(4/17)、津波のガレキの始末はアメリカが費用を出してやってあげます、在日米軍も精一杯協力しますなど、やはりお見舞いと協力を約束しに来ました。 しかしこれも本音は、これまでどおりアメリカ主導で原発は進めていきましょうと念押ししに来たのです。 原発を一基輸出することは、とてもおいしいビッグビジネスなのです。 クリントンは、更に米軍再編も中東(シリアなど)紛争対応もアメリカに協力してほしいとまで言ったかもしれません。

これらの圧力を受けて、菅首相(政府)がサミットでどう演説するのか?と興味をもっていましたが、やはり自然エネルギーを増やす努力はするけれど、原発はやめません、でした。 政府がしっかりしていないと、外国の圧力にいいように左右される悲しさを目の当たりにした演説でした。

サミット(summit)とは、最も高いところ、頂上・・という意味です。 転じて首脳という意味に使われます。 

 

 

 


上関原発建設には反対です (1) 小出裕章先生

2011年05月28日 | 政治

小出裕章先生の講演を周防大島町まで聞きに行きました。  原子力の専門家として、原子力発電の問題点を、私達にもわかり易く話してくださいました。 1年以上前から講演の約束をしていたから来ていただけたので、大震災の後ではとてもアポイントは取れなかったと思います。関心の高さもあり、会場は一杯で500人以上集まられました。本当に貴重なお話が聞けてよかったです。

アメリカでは1974年から、ヨーロッパでは1977年から(スリーマイル島、チェルノブイリ事故直後)新たな原子力発電所は造られていないにもかかわらず、日本ではまだまだ建設工事が進められていますし、新たな原発さえ造ろうとしています。 

福島で起こったメルトダウンの深刻さと、これからも冷やし続ければ続けるほど溜まっていく汚染水の処理の問題、また地下水や海の汚染をどう留めるかなど、とてもすぐにはどうにもならないことだと聞いているうちに恐ろしくなってしまいました。 ふるさとを離れ避難所におられる住民の方は、もう自宅には戻れないかもしれません。防護服を着て一時帰宅をするのが、精一杯でしょう。

先生が講演の最後に言われた言葉が、印象に残っています。 

「ある集会の会場である女性が ”私は子供たちに、嘘をついてはいけないし、間違えたときには謝りなさいと教えてきた” その言葉を聞いて『原子力は未来のエネルギー源だ、原子力は安全だ、原子力はコストが安い』 といい続けてきた国や電力会社に対し、本当のことを言え!嘘をつくな!と言いたい」 と締めくくられました。 

私の故郷のすぐそばに原発ができるなんて、絶対許せません。 反対の意を強くした、また元気になった一日でした。

小出先生の講演風景(スクリーンにはチェルノブイリ事故で避難する婦人の姿が)

    

震災後の山口県や中国電力の反応などについて、私の思いを少しずつ書いていきます。   


地域に根付いた活動 NPO法人 合歓の家 

2011年05月27日 | 集会

西岩国地区で地域に密着した 介護、配食、庭木の剪定などの活動をしているNPO法人”合歓の家”の総会と”お話会”があり、行ってまいりました。 

理事長さんの熱い思い入れで、地域に根をおろし高齢になってもできる限り在宅で過ごしたいという方の思いを実現するために、がんばっておられます。 私は10数年前に理事長さんとお会いし、この施設の立ち上げからのご努力を見てきました。 この方のすごいところはご自分が障害者であり、介護を受けておられるにもかかわらず、自宅で過ごしたいという思いを実現していらっしゃることです。 自宅を施設として改築し、近所の高齢者のためにそれを開放して毎日来訪者と接しながら前向きに生活をなさっています。

総会の後の”お話会”で理事長さんは、年齢も障害も抗うことなく認めその上でどう前を向いて過ごしていくのか? ということの意味と心構えを話してくださいました。 

私は今、一人暮らしの91歳の父を姉と交代で実家に泊まりながら看ています。 やはり父は慣れ親しんだ自宅に居たいと願っています。 介護する私たちは大変だと感じることもありますが、もっと私自身も前向きに、父との時間を過ごしていかなければならないとあらためて感じました。

岩国柳井間地域高規格道路建設促進期成同盟会(なが~~い名前です)の顧問を岩国市から委嘱されました。 つまり藤生から柳井~平生まで高規格道路を造る会です。 県議になっていろいろな団体からこんな”あてしょく”をいただきました。 今日は丁寧に説明していただきましたのでお受けしましたが、内容のよくわからないものもたくさんあります。

”合歓の家”で話される理事長    熱心にお話を聞きました    

                                                             

明日は周防大島町で、今テレビや国会、マスコミなどに引っ張りだこの小出裕章先生が来られ、上関原発についての講演があります。是非行きたいと思っています。 午後2時から橘総合センターです。岩国から車で1時間半くらいかかりますが、貴重な機会です。関心のある方は時間を作っていらしてみてください。

 

                                     


住民の悲痛な叫び (爆音裁判) 

2011年05月26日 | 行事

雨の降りしきる午後、山口地裁岩国支部で岩国爆音訴訟の第11回口頭弁論が行なわれました。 3年前に立ち上がったこの裁判も、口頭弁論は11回を迎えました。 今も原告一人ひとりからの聞き取り調査が、毎週末に行なわれています。 弁護士の先生方には、休日返上で原告の悲痛な想いを丁寧に聞いていただき、ご苦労に頭の下がる思いです。

今日は麻里布地区に住む男性の方が法廷で、意見陳述をされました。 うるささ指数75という、どちらかといえば基地に隣接する地区よりも静かと考えられている場所に住んでいらっしゃる方ですが、最近は市街地(自宅)の真上を戦闘機が飛び、また高層ビルからの反射音もひどいとのことでした。

岩国では今基地に関する裁判が3つも起こっています。 誰も好きで裁判所になんか行きません。 住民の苦しみを裁判という最終手段でしか届けられない現実・・・この悲しい事実を行政の人達はしっかり受け止めていただきたいと思います。

裁判後の報告会で (弁護士の先生から今日の裁判の内容について丁寧な説明がありました)


激励の手紙 政務調査費 (6)

2011年05月25日 | 行事

 私が政務調査費を辞退したことが、先日からマスコミで取り上げられて反響が思ったより多いのに驚いています。 県内だけでなくほうぼうから がんばれ! の手紙やPCメールが届いています。 ただ、そもそも政務調査費が何か?を知らない人からは、どうしてもらえるものを辞退するのですか? とか 政務調査費は何に使うものですか? などまだまだ認知度は低いのかもしれません。

あらためて政務調査費とは、 県の事務及び地方行財政制度に関する調査研究に資するため必要な経費の一部として交付される  とマニュアルに書いてあります。 ①政党活動費 ②選挙活動費 ③後援会活動費 ④私的経費 ⑤飲食を目的とする懇談会経費・自動車購入・・・・・などには使ってはならないとあります。

つまり、県議として行財政の勉強をするため、また県政に関する意見を聞く会議費などにしか使えないということです。 これが月35万円にもなると思いますか? どうしても ”はい! いただきます。”と私には言えませんし、充分報酬の中で活動いたします。

激励の手紙(毎日10通くらい届きます)   岩国を守る会 ”風” 定例会

                 

 


岩国基地での夜間着陸訓練 (NLP)

2011年05月24日 | 政治

防衛省(中国四国防衛局)から、米軍の夜間着陸訓練(NLP)の予定と岩国基地予備施設指定についての報告が、山口県と岩国市にありました。 硫黄島での悪天候の場合、岩国基地でも訓練の可能性があるとのこと。

いつものことながら、県も岩国市も岩国基地を訓練に使わないことと、予備施設に指定しないことを米側に要請してほしいと防衛省に申し入れをしています。 防衛の答えは、「地元に配慮し、硫黄島での訓練を追求すること。 また、県や岩国市から要請があったことを米側につたえる」 でした。

私は、この種の申し入れと国からの回答をこれまで何回も見てきました。 申し入れの文章も回答も、日付と局長名(防衛局)のところが変えてあるだけで、内容はここ何年もちっとも変わっていません。 こんな形式的なやりとりには、うんざりです。 もっともっと実質的なそして対等な交渉が米国とできないのでしょうか?

今、米軍再編問題が起こっている岩国で、絶対に夜間着陸訓練はここではやらないと思います。 もし実際に訓練が行なわれたらものすごい爆音で再編遂行に支障が起こるからです。 

事務所に届いた バラの花 (毎年届けてくださいます、自宅のお庭で育てていらっしゃいます)


政務調査費 (5) 新聞・テレビで

2011年05月23日 | 政治

一日中雨模様で、午後からは雨脚がつよくなってきました。 私が作っている田んぼの水は大丈夫かと気になりながら、ブログを書いています。 

今朝から県庁詰めのマスコミ各社から、政務調査費辞退についての取材が入ってきました。 初登庁のときに提出した”政務調査費 請求書”に ”受け取りません” と書きましたのでそれで終ったと思っていましたが、 議長宛に ”辞退届” を出すよう指示されて、先週末にそれを出してから何だか思いもかけず、とりあげられています。 新聞や今夕のテレビなどで、このニュースが流れました。

政調費廃止は県議選の時の公約ですし、県議が自ら身を削るべきというのが信条ですからしっかり意思を貫いていきます。また、月35万円も報酬と別に収入があるということを、県民の皆さんに周知していただくためにもマスコミの方々にはわかり易く報道していただきたいと期待しています。

ただ、政調費を義援金に充てることは難しいとの県の見解についてですが、予算の組み替えさえすればいくらでも義援金に充当できます。とりあえず、私の分だけでも知事の裁量で是非組み替えていただきたいと思います。 議員49人全員が返上して、議会で議決すれば、大阪の摂津市のように義援金に充てることもできます。

私の政務調査費辞退についての新聞報道(2011.05.21 中国新聞)、クリックしてください。

          

雨の中美しく咲いていた花々(さつきとシラン)

       


父と過ごした週末 ・ 中国新聞記事 政務調査費(4)

2011年05月22日 | 政治

畑や田んぼのあぜの草刈りが忙しく、また、たけのこ叩き(伸びたたけのこをやっつけること)など91歳の父の面倒を看ながら週末は実家に泊まりました。 畑にはスナック豆やグリンピースなどの豆類がいっぱいです。  はちく(淡竹)というたけのこや蕗も今が旬で、食卓は野の香りで満たされます。

玖珂町にある草の根農園の作業も行ないました。 たまねぎが小さいながら収穫でき、次に植える畑の準備をしました。 各自が受け持っている区画に何を植えようか?とそれぞれが思案しています。

21日の中国新聞に思いもかけず、私が政務調査費の受け取り辞退をしたことが記事になっていました。 辞退は初めて!という文字にもびっくりです。 議員が自ら身を削ること!これが県民の皆さんに対してしなければならない義務だと思います。 

大阪の摂津市の市議会議員は全員一致で政調費を義援金に充てたそうです。 こんな運動が全国に・・山口県にも広がったらいいのにと日々考えています。 

玖珂農園作業           伸びたたけのこ    2年前に仲間と植えた山桜(実家で)      しゃくやくもきれいに咲きました