けっこういい加減になぐり書き!

主に1日の〈聴いた・読んだ・こんな事あった!〉を備忘録代わりに書いています。

「オンリー・ユー」

2012-10-25 | リンゴ・スター

天気は良いものの、朝晩の冷え込みが厳しいこの数日。
寒いのが大嫌いな私、太陽が沈み暗闇が覆い始める夕方になると、思い切り凹んでいます。
10月も25日だからなぁ、もう。秋も深まって来た...。(涙)


さてさて。


リンゴ・スター、72歳。
元ビートルズのドラマーで、今も現役。
一時期、リタイア寸前状態だったものの、近年はアルバム製作&オール・スター・バンドを率いてのツアー等、けっこう精力的に活動しています。

そのリンゴが、来年の2月に、18年ぶりにオール・スター・バンドを率いて来日公演を行なうことが決定したそうです。
バンドのメンバーは、スティーヴ・ペリー(TOTO)、トッド・ラングレンetc・・・だそうで、そこそこの豪華メンバーみたいです。
その情報を知って、一瞬「おぉ!」と思ったものの・・・案の定、大阪止まりで、福岡まではやって来てくれませんでした。
チケット代も、1万5百円と1万5千円だそうで・・・高い!(まあこんなものかな)
ポールならまだしも、リンゴなので、さすがに大阪まで観に行こうと気持ちにもならないので、今回は見送りです。
でも、リンゴ72歳・・・最後の来日公演になるだろうな、きっと。
そう思うと、ちょっと考えてしまうなぁ。
まあ、どうせチケット入手出来ないと思いますけどね...。

こうしてリンゴ・スターの話題をしたので、今回の記事はリンゴの曲について書きたいと思います。


「オンリー・ユー/Only You(And You Alone)」



Goodnight_vienna

以前アルバム・タイトル曲を記事に取り上げた事もある、1974年に発表されたアルバム『グッドナイト・ウィーン/GOODNIGHT VIENNA』収録の、プラターズで有名なスタンダード・ナンバーのカヴァーです。
シングルカットもされて、全米6位を記録したそうです。
(しかし、いつ見てもこのアルバム・ジャケットには苦笑してしまいます)


この頃のリンゴのアルバムは、基本ビッグ・ネームのアーティストが参加しているのですけど、この「オンリー・ユー」も参加メンバーが凄いです!
何せ、盟友であるジョン・レノン(アコースティック・ギター)に、ビリー・プレストン(エレクトリック・ピアノ)、スティーヴ・クロッパー(ギター)、ハリー・ニルソン(バック・コーラス)という豪華メンバー!

あまりに有名すぎるプラターズのナンバーを聴き慣れた耳には、このリンゴのヴァージョンはちょっと違和感を覚えると思います。
でも、個人的には、甘ったるすぎるプラターズのヴァージョンは、ハッキリ言って好きじゃないので、リンゴが歌うこのヴァージョンの方が数倍好きです。
リンゴのボーカルも、いつものリンゴ節じゃなく、リンゴらしくない?のですけど、この曲(アレンジ)にピッタリとハマっていて、これはいい出来だと思います。
リンゴのボーカルが苦手な方々でも、これは大丈夫ではないでしょうか。
後、バックのギターのカッティング、コーラスワークが、実に心地好いです。
どこかプラターズの雰囲気を感じさせつつも、しっかりとリンゴの世界が展開されていて、それなりに素敵な出来栄えだと思います。


ただ、この「オンリー・ユー」・・・如何せん、録音にも参加しているジョン・レノンが、ガイド・ヴォーカルのつもりで歌っているバージョンが存在していて『ジョン・レノン・アンソロジー』に収録されていますが、聴き比べてみると、圧倒的にジョンの方が巧い&カッコ良いのが、う~ん、何とも言えません。(苦笑)
思えば、この曲が収録されているアルバムのタイトル曲「グッドナイト・ウィーン」も、作曲者のジョンがリンゴのために「こんな感じで歌うんだ」という感じで残したデモ・ヴァージョンの方が、明らかに素晴らしい出来だし。
まあ、ジョンと比較する事自体、全く意味が無いですけどね。



リンゴ・スター、福岡まで来て欲しかったです。
というか、来年2月、元気で来日して下さいね。



                                                 

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