はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「ヒア・カムズ・ザ・サン」

2012-12-18 14:09:16 | 本・映画・ドラマ
有川浩さんの本「ヒア・カムズ・ザ・サン」を読みました^^



『真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。
彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。
強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。
ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。
カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。
父は、ハリウッドで映画の仕事をしているという。
しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた・・・・・・・・・・・・・。』

この7行のあらすじから、有川浩さんが小説版をつくりあげ、
成井豊さんという方が、演劇版をつくりあげた…らしい。
全然別の物語。

上映された演劇に着想を得て、もうひとつ、有川さんが書いた、「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」

その2作が収録された本である。
登場人物は、少ない。真也、カオル、カオルのお父さん、お母さん、、、、。

私は、Parallelではない方の、有川さんが最初に書かれた物語の方が、断然好き。
お父さん像が、全く違う2つのお話だけれど、お父さんが、家族を捨て(放って)アメリカに
20年も行ったきりになっていたということへの納得性(みたいなもの)が、
Parallelの方では、あまりにも自分勝手なように見えてしまったので。

でも、真也とカオルの関係は、どちらも、温かくて、素敵だった^^。

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