はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「犬がいた季節」

2022-03-23 12:41:57 | 本・映画・ドラマ
伊吹有喜さんの「犬がいた季節」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。


ある日、高校に迷い込んだ子犬。
生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとは―。
最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。
鈴鹿でアイルトン・セナの激走に心通わせる二人。18の友情。
阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件を通し、進路の舵を切る。18の決意。
スピッツ「スカーレット」を胸に、新たな世界へ。18の出発。
ノストラダムスの大予言。世界が滅亡するなら、先生はどうする?18の恋。
12年間、高校で暮らした犬、コーシローが触れた18歳の想い―。
昭和から平成、そして令和へ。
いつの時代も変わらぬ青春のきらめきや切なさを描いた、著者最高傑作!


作者の、伊吹有喜さんは、三重県四日市市のご出身で、四日市高校に在学中、
学校に犬がいた、、、ということを、物語のきっかけにされたのだとか。

表紙に書かれている、男子と女子は、昭和から平成に変わる頃、
迷い込んできた白い子犬(コーシロー)とともに、高校生活を送る。
女子は、優花さん。男子は、光司郎くん。
淡い恋心は、うちあけることなく、卒業を迎える。
それからの30年が、描かれている。
犬のコーシローが、生きている時は、コーシロー視点で書かれていることも
多くて、せつなかったり、ほっこりしたり。
亡くなった後、、コーシローは、みんなの記憶の中で生き続けていて、
48才になった、優花と、光司郎は、再会する。

生きていると、みんなそれぞれ、、人生いろいろ。
いいことばかりじゃない。
それでも、、みんな、、頑張っていきている。
そして、、この人の近くに居たい、、そう思える人には、また会えるように
なってるのかな~なんて、、心がほっこりしたり、嬉しかったりと、
心温まる物語でした。

お話が、四日市の高校を舞台に展開しているってのも、親近感湧いちゃって、
なんとなく、、高校時代のことを思い出したり(って私は高校時代は三重じゃないけど)
高校時代を一緒に過ごした友だちや、先生方は、今、どうされているんだろう?
なんて、たくさん記憶が思い出されました。
懐かしい記憶に会える本…だと思います(^^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする