桜木紫乃さんの『星々たち』を読みました。感想など綴ってみます。
奔放な母親とも、実の娘とも生き別れ、昭和から平成へと移りゆく時代に北の大地を彷徨った、
塚本千春という女性の物語。
生きていく中で、いろんな人との関係を描く9編の短編から構成されています。
愛想がない。
愚鈍な感じさえ受ける。
色気がある。
情が薄い。
生き抜くたくましさがある。
…と、断片的で、つかみどころのないような、千春のイメージを膨らませつつ、
昭和の雰囲気が漂うのは、どういうところからそう感じるのだろう?なんてことを考えつつ読んでいました。
どこか哀しい中にも、淡々と、置かれた環境を受け入れ、嘆くことなく、生き抜く感じのたくましさを、
千春には、ひしひしと感じてしまいました。
私は、自分のことを、常々、精神的なたくましさが、全くない…と、感じているので、
あるがままを受け入れ、自然体で、たくましく生きているように見える千春のことが、
すごいな~という、憧れにも似た気持ちで、ずっと読んでいたような気がします。
とはいえ、人は、見る側面によっては、いろんな顔を持つものだということも知っているので、
実のところは、そうではないかもしれないけれど。
不思議な読後感。
漂う空気感が、「ホテル ローヤル」と似ているなぁと思ったら、同じ作家さんでした(^^ゞ
気づかずに読んでいる私って^^;;って感じですが。
奔放な母親とも、実の娘とも生き別れ、昭和から平成へと移りゆく時代に北の大地を彷徨った、
塚本千春という女性の物語。
生きていく中で、いろんな人との関係を描く9編の短編から構成されています。
愛想がない。
愚鈍な感じさえ受ける。
色気がある。
情が薄い。
生き抜くたくましさがある。
…と、断片的で、つかみどころのないような、千春のイメージを膨らませつつ、
昭和の雰囲気が漂うのは、どういうところからそう感じるのだろう?なんてことを考えつつ読んでいました。
どこか哀しい中にも、淡々と、置かれた環境を受け入れ、嘆くことなく、生き抜く感じのたくましさを、
千春には、ひしひしと感じてしまいました。
私は、自分のことを、常々、精神的なたくましさが、全くない…と、感じているので、
あるがままを受け入れ、自然体で、たくましく生きているように見える千春のことが、
すごいな~という、憧れにも似た気持ちで、ずっと読んでいたような気がします。
とはいえ、人は、見る側面によっては、いろんな顔を持つものだということも知っているので、
実のところは、そうではないかもしれないけれど。
不思議な読後感。
漂う空気感が、「ホテル ローヤル」と似ているなぁと思ったら、同じ作家さんでした(^^ゞ
気づかずに読んでいる私って^^;;って感じですが。