金曜日に夫が近所の薬局でマスクを3枚買ってきました。
一家3人、1人に1枚ずつ。
不織布製、使い捨て、99ペンス(130円)。
個別に密封ではなく、一枚ずつ電力会社の広告が印刷された紙袋に入ったものをカウンターで渡されたそうです。
顔の小さい人ならあごの下から目の上まで覆う大きさです。
ロックダウンの緩和がすすみ以前より多くの人が頻繁に外出し始めた今、マスクの着用が求められる機会が増える可能性を考えて、マスクの購入を思い立ったのが2週間前。
薬局に足を運ぶこと2回、いずれも売り切れでした。
そのわりにはしている人を見かけなかったのですが「あれば買ってみてもいいね」という軽い気持ちでよってみました。
そして金曜日の政府の公式発表...
6月15日から電車など公共交通機関を利用する際、「顔を覆う face covering 」ことが義務づけられます。
罰則を伴う「規則」が適用されることになるのです。
必ずしも「マスク face mask 」を着用しなくてもかまいません。
スカーフでもバンダナでもトックリセーターのロールネックを鼻の上まで伸ばしてもプラスチックのバイザー着用でもとにかく口と鼻を覆えばいいようです。
ニュースキャスターが専門家に、「私たちイギリス人は絶対に mask people ではありませんよね」と言っていたのが興味深かったです。
専門家も賛成していました。
「イギリス人はマスクをしない」ということです。
キャスターは、その日、ロックダウン緩和以後人が多少増えてきたロンドンの町でマスクをしている人がまだ本当に少ないことを実感した、と言っていました。
以前にも書きましたが、私の周りでもマスクをしている人をほとんど見かけません。
ロックダウン後、車で行くスーパー、近所のコンビニや公園、お決まりの遊歩道ぐらいしか出歩いていない私の行動範囲はとても限定されているのですが。
コロナウィルス関係のニュースでは閑散とした街をマスクをした人が時々通る映像がよく流れます。
それを見て、ロンドンなど大都会や他の地域ではマスクの習慣が根付いているのかもしれないな、と思っていたのですがやはり!私の周りだけではないようです。
ニュースのマスク映像はニュース性をねらった「やらせ」とまではいかなくともカメラマンが撮りたいものを探して撮った成果なのかもしれません。
どうやらイギリスには国全体でも(ヨーロッパの他の国と比べて)マスクをする人は今のところ圧倒的に少ないようです。
それより、人とは2mの距離をとるソーシャルディスタンシングの実行のほうがよほど感染予防に効果があると信じられています。
通勤電車やバスの中ではソーシャルディスタンシングの徹底はかなり難しそうです。
マスクはあくまで妥協案なのです。
イギリスをはじめ、ヨーロッパ諸国の指導者やWHOまで、たしかに「一般人にマスクは不要」と言い続けてきましたよね??
いつの間にか風向きが変わってきています。
それでも、イギリスの専門家は「ソーシャルディスタンシングが実行できればやっぱりマスクは不要」と今でも繰り返しています。
いっぽう、他のヨーロッパの大都市からの映像レポートにはかなりたくさんのマスクをした人たちが写っています。
1日1回の運動のための外出を許可したイギリスより厳しい外出規制強いたイタリア、スペインなどでは、本当に必要に迫られて外出をしていたごく少数の人たちのほとんどがこのプリーツいり使い捨てタイプのマスクをしていました。
現在、厳しいロックダウン政策の効果が表れ始め、飲食店のテラス席営業、生活必需品以外の商品を売る店がオープンし始め日常が少しずつ戻ってきた他のヨーロッパの国々でのマスク着用率はかなり高いようです。
ロックダウン中に外に出る機会が極端に少なかったそれらの国では、イギリスのようにソーシャルディスタンシングを実行する機会がもしかして少なかったのでは?
イギリスと違って慣れていない、ということも考えられます。
ましてやテラス席限定、入場制限あり、とはいえ、飲食店やショッピングセンターが営業を始めたそれらの国では現在ソーシャルディスタンシングの習慣の徹底はやはり難しそうに思えます。
やはりマスク着用は妥協策?
ソーシャルディスタンシングの徹底をあきらめている?
ブリュッセルのEU総会でも(コロナ騒動ですっかり忘れられていたブレクシットに関して討議されていました)出席者のほとんどがマスクをしていたのですが、発言する時は必ずマスクを外していたのです。
日本では国会の答弁でもマスクをしたままですよね。話す時にこそマスク着用の効果が発揮されるものなのですし。
ヨーロッパでは表情を隠して人前で話すのは文化的に受け入れられていないからだと思います。
表情もトークの一部、自己表現手段だと思われているからでしょう。
夫がマスクを手にしたのは生まれて初めて、息子は外に出るつもりがないから要らない、と言っています。
私も日本の小学校の給食当番で布マスクをした時以来だと思います。
鼻からあごまで覆う人相を完全に隠してくれる犯罪者マスク!
ええっと....
日本ではマスク不足が社会問題になっていましたよね。
高額転売、手に入れるために早朝から並ぶ、客同士の奪い合い、前代未聞の首相による国民への配布政策などなど、「ど、どれだけマスクを必要としていたのだ!?」と欧米では考えられないようなマスクに対する飽くなき執念....
.....とごく最近まで思っていたのですが、ソーシャルディスタンシングが徹底されていたとも到底思えない日本のコロナウィルスの死者数の考えられないような低さは、もしかしてマスク着用に徹底的にこだわり続けた結果だったりして....?
世界が学ぶべきことがあるかもしれない?
土曜日朝までの感染者の死亡累計はたったの907人。
イギリスは4万465人です。
一家3人、1人に1枚ずつ。
不織布製、使い捨て、99ペンス(130円)。
個別に密封ではなく、一枚ずつ電力会社の広告が印刷された紙袋に入ったものをカウンターで渡されたそうです。
顔の小さい人ならあごの下から目の上まで覆う大きさです。
ロックダウンの緩和がすすみ以前より多くの人が頻繁に外出し始めた今、マスクの着用が求められる機会が増える可能性を考えて、マスクの購入を思い立ったのが2週間前。
薬局に足を運ぶこと2回、いずれも売り切れでした。
そのわりにはしている人を見かけなかったのですが「あれば買ってみてもいいね」という軽い気持ちでよってみました。
そして金曜日の政府の公式発表...
6月15日から電車など公共交通機関を利用する際、「顔を覆う face covering 」ことが義務づけられます。
罰則を伴う「規則」が適用されることになるのです。
必ずしも「マスク face mask 」を着用しなくてもかまいません。
スカーフでもバンダナでもトックリセーターのロールネックを鼻の上まで伸ばしてもプラスチックのバイザー着用でもとにかく口と鼻を覆えばいいようです。
ニュースキャスターが専門家に、「私たちイギリス人は絶対に mask people ではありませんよね」と言っていたのが興味深かったです。
専門家も賛成していました。
「イギリス人はマスクをしない」ということです。
キャスターは、その日、ロックダウン緩和以後人が多少増えてきたロンドンの町でマスクをしている人がまだ本当に少ないことを実感した、と言っていました。
以前にも書きましたが、私の周りでもマスクをしている人をほとんど見かけません。
ロックダウン後、車で行くスーパー、近所のコンビニや公園、お決まりの遊歩道ぐらいしか出歩いていない私の行動範囲はとても限定されているのですが。
コロナウィルス関係のニュースでは閑散とした街をマスクをした人が時々通る映像がよく流れます。
それを見て、ロンドンなど大都会や他の地域ではマスクの習慣が根付いているのかもしれないな、と思っていたのですがやはり!私の周りだけではないようです。
ニュースのマスク映像はニュース性をねらった「やらせ」とまではいかなくともカメラマンが撮りたいものを探して撮った成果なのかもしれません。
どうやらイギリスには国全体でも(ヨーロッパの他の国と比べて)マスクをする人は今のところ圧倒的に少ないようです。
それより、人とは2mの距離をとるソーシャルディスタンシングの実行のほうがよほど感染予防に効果があると信じられています。
通勤電車やバスの中ではソーシャルディスタンシングの徹底はかなり難しそうです。
マスクはあくまで妥協案なのです。
イギリスをはじめ、ヨーロッパ諸国の指導者やWHOまで、たしかに「一般人にマスクは不要」と言い続けてきましたよね??
いつの間にか風向きが変わってきています。
それでも、イギリスの専門家は「ソーシャルディスタンシングが実行できればやっぱりマスクは不要」と今でも繰り返しています。
いっぽう、他のヨーロッパの大都市からの映像レポートにはかなりたくさんのマスクをした人たちが写っています。
1日1回の運動のための外出を許可したイギリスより厳しい外出規制強いたイタリア、スペインなどでは、本当に必要に迫られて外出をしていたごく少数の人たちのほとんどがこのプリーツいり使い捨てタイプのマスクをしていました。
現在、厳しいロックダウン政策の効果が表れ始め、飲食店のテラス席営業、生活必需品以外の商品を売る店がオープンし始め日常が少しずつ戻ってきた他のヨーロッパの国々でのマスク着用率はかなり高いようです。
ロックダウン中に外に出る機会が極端に少なかったそれらの国では、イギリスのようにソーシャルディスタンシングを実行する機会がもしかして少なかったのでは?
イギリスと違って慣れていない、ということも考えられます。
ましてやテラス席限定、入場制限あり、とはいえ、飲食店やショッピングセンターが営業を始めたそれらの国では現在ソーシャルディスタンシングの習慣の徹底はやはり難しそうに思えます。
やはりマスク着用は妥協策?
ソーシャルディスタンシングの徹底をあきらめている?
ブリュッセルのEU総会でも(コロナ騒動ですっかり忘れられていたブレクシットに関して討議されていました)出席者のほとんどがマスクをしていたのですが、発言する時は必ずマスクを外していたのです。
日本では国会の答弁でもマスクをしたままですよね。話す時にこそマスク着用の効果が発揮されるものなのですし。
ヨーロッパでは表情を隠して人前で話すのは文化的に受け入れられていないからだと思います。
表情もトークの一部、自己表現手段だと思われているからでしょう。
夫がマスクを手にしたのは生まれて初めて、息子は外に出るつもりがないから要らない、と言っています。
私も日本の小学校の給食当番で布マスクをした時以来だと思います。
鼻からあごまで覆う人相を完全に隠してくれる犯罪者マスク!
ええっと....
日本ではマスク不足が社会問題になっていましたよね。
高額転売、手に入れるために早朝から並ぶ、客同士の奪い合い、前代未聞の首相による国民への配布政策などなど、「ど、どれだけマスクを必要としていたのだ!?」と欧米では考えられないようなマスクに対する飽くなき執念....
.....とごく最近まで思っていたのですが、ソーシャルディスタンシングが徹底されていたとも到底思えない日本のコロナウィルスの死者数の考えられないような低さは、もしかしてマスク着用に徹底的にこだわり続けた結果だったりして....?
世界が学ぶべきことがあるかもしれない?
土曜日朝までの感染者の死亡累計はたったの907人。
イギリスは4万465人です。
マスクをした方が 江里さんだと 気がつくのに
2ー3日 かかりました。
年ですね 僕も
見慣れてないとマスクした人は不気味ですよ
マスクしない文化でも、
使い捨てマスク一枚100円は結構お値段しますね。
日本は感染者は少なくなりましたが、
暑いです。これから梅雨の時期になりますが、
コロナとの共存、暑い時期のマスクは、
今後の課題です。
冬だったら、マスク、悪くないな、と初めて思いました。
でも日本、今暑いんでしょう?
じめじめした梅雨にマスク?大変だ!お察しします。(考えたこともなかったです)
せっかく買ったマスクをイギリス人の夫はポケットに入れたままで、とうとう家に帰るまでしませんでした。勇気がいるそうです。