森田公一とトップギャランってご存じ？
私が学校を出てちょうど就職してCBSソニーに入社したころ、東芝から移籍して三作目の「青春時代」がヒットしていました。森田公一さんは作曲家で、同社の嘱託契約として天地真理やキャンディーズなどにも曲を提供していました。 移籍後の二作の「下宿屋」「人間はひとりのほうがいい」もとてもいい曲で、これらを最初にテレビの生で聴いたときに、森田さんの歌は別としてバックの人たちの演奏もさることながらコーラスが結構上手だったのが印象的でした。
ソニーに入社して先輩に「トップギャランってバックコーラスまともですよね？」と聞くと「あたりまえだよ、あの人たちはかつて荒木一郎のバックで演奏とコーラスをやっていた人達だし、渡部さんていう女性は日劇ダンシングチームを経て別名でソロ歌手でコロンビアからレコード出してたんだよ。彼らは経験豊富なんだよ」と聞いてなるほど！と納得。で、ＣＭ放送の曲もかなりやっていて、有名どころではビールのサントリーVIVA純生、明治ブルガリアヨーグルト♪とか、パンシロンとか・・・極めつけはあのお線香の「青雲」でありました。
太田裕美さんも「木綿の・・・」以降、まだ人気があり赤いハイヒールとか歌ってました。私が名古屋勤務の時「失恋魔術師」だったか？の販促で名古屋に来て中心街の栄でのイベントがあり、直接担当部署ではなかったのですが、後述のとおり多くのヒット連発で忙しく人員不足で、休日出勤で一日ボディーガードをさせられました。ホントに舌足らずでときどき何言ってるかわかりませんでした。学生の時からファンでしたが、そういうそぶりは職務上一切いけないと思っている真面目な頃で「ラリルレロって言ってみて？」とかジョークも言わず大混雑の中、ベタッと彼女の肩を抱いてミーハーなオタクファンからケビンコスナーのごとく身を守ったのでしたｗ もちろんサインも写真も残っていません。（思えば後述のタレント達のサインや写真もいくらでももらえたのに何も残っていません、写メなどない時代ですしねw）
また「ドール」の宣伝で来たときは販売会社などに片っ端から電話をかけて太田裕美さんに代わり宣伝する機会もあり、そのとき私、ふざけてウチの父親の会社に電話して彼女に代わったのです・・・その後ウチの親父、「岩崎裕美ちゃんから電話だからびっくりしたよ！」って言ってって、私コケましたw そんな太田裕美さんも後に彼女の所属だったナベプロの関連会社からソニーに移籍してきた男性社員といわば半社内恋愛のようにゴールインしたときはちょっと驚いたのでした。
CBSソニーは当時、社内結婚するとどちらかが退職する暗黙の決まりがあったせいかどうかは知りませんが、ご主人の方がその後退職されたようです。ほかにも山口百恵、南沙織、郷ひろみ、キャンディーズ、矢沢永吉、渡辺真智子、中原理恵、清水健太郎など・・・洋楽でもBilly Joel,Janis Ian,Earth Wind & Fire,Boz Scaggs・・・等々・・・とにかく当たりの多い時代で東芝EMIを抜いて売上高首位になったのもこの頃、古き良き時代でありました。
その頃の両者の共演がYouTubeで発見したので転載しておきます。
