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クルム伊達のいらだち・・・

過日、東京有明テニスの森公園で行われた女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープンの試合でクルム伊達公子選手が、自身のミスに対し観客が「あ~」と発するため息に、試合中にもかかわらず「Shut up !」と叫んだり「ため息ばっかり」と身振りを交えて怒りをあらわにしたらしい。

応援する方も たとえば自分の身内が何かのスポーツ大会に出たら、その人がどん­なに負けてようと一生懸命やっている姿にため息を聞かせられるだ­ろうか? ダメでも頑張れっていうような元気づけの応援をするんじゃないか?

それはたとえ応援の対象­がプロでも一緒じゃないだろうか。

わざわざ出向いて間近で応援してい­るのだから、その人ががんばれるような応援をすべきだろう。

テニスや卓球の場合、サッカーでゴールを外したり、野球の試合で三振したりホームランを打たれて観客がため息をつくのとはチョット違うと思う。これらはそのため息の時点で一回、仕切り直しの感があるが、テニスは連続的な点数の積み重ねでその間でいちいちため息つかれたら精神的にきついのだろうとは思う。

一方、伊達選手もへんな言い方しないで、観客の多くは日本人はだったろうから むしろすっきりと直接「すみません!お願いですからため息やめて下さい」とひとことだけ言った方が良かったんじゃないか?

ただ、本質的には 本当に実力のあるプロフェッショナルは 客にため息を我慢させないで 拍手喝采の歓声を引き出せる選手だということだろう。

伊達選手がそんなことをわかっていないはずがないだろうが・・・

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こんなことっておかしくないか?

過日、東日本大震災の津波の際、送迎バスで亡くなった宮城県石巻市の幼稚園の園児の遺族が園側の対応に安全配慮義務違反があったとして損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は、園側に計約1億7千万円超の支払いを命じたとのこと。子供を亡くされた親御さんの気持ちも察するに余りあるし、送迎バスの運行をした幼稚園側だって過失があるとはいえ、裁判になりこんな結果になり 気の毒に思えてしまう。
 
考えてみれば遺族も園側も園側どちらも震災の犠牲者である。
 
なのにこうして辛い思いをした一般の人同志が白黒をつけていることが悲しいと思う。
 
それにひきかえ、東電や東電の経営陣、あるいは統括してきた官庁らは今のところ法廷の場で裁かれることはない。
 
過去に大津波の危険性を指摘され続けたにもかかわらず、放置し津波による原発事故を起こし、多くの人々を危険に落としれ、多大な被害を被らせた張本人たちは誰も法廷でその罪をとわれていないのである。
 
こんなことっておかしくないか?
 
福島では毎日多量の汚染水がたれ流され、東電幹部が打つ手なしという一方で、オリンピック誘致のためにこの国の首相は、声高らかに演題から世界に向けて汚染水はコントロールされていると笑顔で宣言しているのである。
オリンピックとなんの所縁があるのかしらないが、キレイな女性タレントが、日本の誇る『おもてなし』なんていう。少なくても私はこの光景に微笑むことはできないしオリンピックに浮かれる気分にもなれない。
 
アベノミクスと言っても結局、お金のばらまき主体の旧態然とした目先の利益だけしか考えない政治経済重視の日本。そこに将来に向けた質重視の国家の像は見出せない。
 
次世代の子供達を思うとこんな水準の国で申し訳なく思う。
 
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