Feelin' Kinda Lucky

ちょっと書いとこう・・・・

ノスタルジックな妄想家にピッタシな「アナログ放送の終了」

2011年07月26日 | Sports & Entertainment

7月24日、日曜日のお昼で、いよいよテレビ放送もアナログが終わり、地デジに移行した。その瞬間を一応確認しようと思ってNHKをアナログで見ていた。

久しぶりにアナログ見ると こんなに画質きたなかったんだなと 驚く。 地デジ知る前は 当たり前だったのにね・・・

 

で、アナウンサーのお姉さんが ”長年のご視聴ありがとうございました。”・・・ オレ、お姉さんの生まれるとっくの前からアナログみてるのになんかヘン。

その後、NHKアナログ放送58年の歴史の幕は 静止画で「ドーモくん」がサヨナラ!でおしまい。 

 

まあ、どってことないけど あまりにあっけないアナログ放送の終幕に・・・ 


ああ、ガチャガチャと丸いチャンネルを廻し、水平同期だの垂直同期とか微調整チューナーをまわしたり時には手でたたいて映像を調整したっけなあ・・・

もはや戻れない想いというか 妙にノスタルジックな気分にしてくれました。

 

 

それにしてもアナログなんてことばさえ そのうち 死語になるんだろうなあ・・・ なんでもデジタル当たり前だもんねえ。 


過日、twitterで こんなのがリツイートされてきて眼に入った。


恋の初期症状

・ メールが来たら頬がゆるむ 

 メールを3回以上見返す 

 どこにいてもすぐ見つけられる

 まともに目が合わせられない 

 口癖や仕草がうつる 

  恋人や好きな人が気になる

  好きだと言った音楽や本を聴いたり読んだりしてしまう 

  占いで相性を調べてしまう 


ああ、はるか昔のことだが言われてみると思いあたるなあ・・・

 

今と昔ではとにかく情報伝達の手段が違う。いまはパソコン・ケータイなどを駆使してウェブやメールでいつどこにいても連絡が取れる。SkypeやFacetimeで離れていても顔さえ見られる。

 

私たちの思春期のころは通信手段は 電話だけだ。ケータイはもちろんファクシミリもない。単なる家庭の電話である。

もし電話をかければ電話に応答するのはとりあえず 怖そうな彼女の父親か懐疑心に満ちた母親である。

夜遅くなどに電話をかけたら間違いなく印象を悪くするから、かけるとすればせいぜい9時くらい。 

ドキドキしながら、意を決してやっと電話をかけて彼女がいなければアウトだ。

そうした電話の制約が面倒なら 本人に会って伝達するか、紙で書く手紙だ。

会うためには同じ電車に乗るための努力とか、彼女が一人の時を見計らうとか、手紙だってどう書いていつ渡そうとか・・・・

そういう余計な神経を使ったり手間と時間をかける必要がいまはないんだなあ と思ったりしていた。

 

今日のように四六時中いつでも連絡が取れなかった私達の思春期のころは 会えない・話せないという もどかしさが かえって恋愛を ロマンティックにしてくれていたと思うと それはそれでとても良かったなと思う。

 

でも、時は移り変わり  21世紀の ハイテクの時代に恋愛におけるお互いの情報伝達手段はかわっても ”恋のときめき”は いつの世も 一緒だと納得し ちょっと安堵した気分になった。

 

若者よ 恋をしろ! 貴重な若い時間をムダにするな! 恋にうかれ、恋に喜び、恋に泣け! 絶望も歓喜も 君の心を やさしくする・・・なーんちゃって!

 

あっ、そうそう先日見たジブリ映画。「コクリコ坂から」舞台は1963年。高度成長初期。日本が元気いっぱいなころだ。この映画の主人公は高校生。たぶん今は60才半ばのヒトだ。

 考えて見れば この高校生たちの親たちが戦後の復興の主役だった。戦後の復興だって結局は 政治家でなく 民間の力の結晶だった。

 まちがいなく この震災の復興も時間が経った後に想うことは同じことだろう。

 

 

アナログが消え、デジタルだけの世界になっても ヒトは変わらないもんな・・・

まっ、老いた私には アナログってのは、なんか 寒いときに湯船につかって ホッとしたようなもんかな??