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松井の引退式

深夜のMLB中継で試合前、元ヤンキースの松井選手の引退セレモニーが行われていた。

確かに日米で活躍し、ワールドシリーズのMVPになったり実績も残したし、人格的にも謙虚でチーム第一主義でファンも選手間も多くの人に好感をもたらした。

だから別に松井がきらいなわけでもないし、ケチをつけるつもりもないのだが、長嶋茂雄とのセットでの栄誉賞と今回の式典と今回となんか不自然なものを感じる。

松井が残したメジャーの実績は 10年間で 通算打率が0.282  本塁打175 本 打点 760打点 打撃部門のタイトルはゼロだ。

最後の2~3年は故障のせいもあり大した実績はない。私も2010年にこの目で試合を見たが これでよく試合に出ているなというほどの膝のトラブルで冴えない状態だった。

いずれにせよ この程度の実績の選手で これだけのセレモニーをして貰える人もいない。もっと高い実績を残して引退時は何のセレモニーもない選手も沢山いる。

日本での成績は 10年間で 通算打率が0.304  本塁打332 本 打点 889打点 だ。首位打者1度 本塁打王3回 打点王3回

これまたこの程度の実績の選手で 野球界ではあの王選手しか取得していない国民栄誉賞だ。(もっとも国民栄誉賞など 明確な基準のない政治家の人気取りのようなものだが)

松井自身 自分は幸運だと謙虚だが、確かにそういう点で幸運だ。いくら人格的に優れていても この程度の実績でこれだけのことをしてもらえるのだから幸運だ。

 さて、長嶋とのセット栄誉賞といい今回のニューヨークのセレモニーといいどちらもあの新聞社の影がつきまとう。

将来は新聞社の球団の指導者に・・・ってな感じで 政財界のドン的な老人がたたえる。

今回のニューヨークのセレモニーも球団社長も同席。 う~ん、なんか ヤンキースにとっていろいろいいことあったな? と思わざるを得ない。

長嶋茂雄の時もそうだが、こうしたスター選手を強引に人寄せパンダ的にお膳立て奉りあげる。そして財力にものをいわせてファンを惹き付け、自分たちの利益に利用するような流れがとてもえげつなくてイヤだな。 その路線にまんまと乗せられて 旧態依然としてオレンジ色の声援を送るような人々にはなりたくないなあ・・・と思ってしまう。

松井におかれては どうかこの新聞屋さんの策略に乗せられて、あの長嶋のように冴えない引退後を送らないように切に祈る次第であります。

そんな表舞台的な松井の引退の影で 中日の山崎武司選手が44才で引退表明した。同じ中日には47歳で、今なお現役バリバリ、盟友 山本昌がいる。谷繁も42才で王選手の試合数を超えた。松井のように表舞台で活躍はしなかったかもしれないが、自らの肉体を鍛え、高年齢まで現役を続けてきた人々にエールを送りたい。スーパースター的な人より、こういう苦労人の方が 指導者としては これまで大成しているので この人たちはきっとイイ指導者になると思う。

山崎が山本昌に引退を打ち明けたときの会話はこんな感じだったらしい・・・  

タケシ「山本さん、やめるわ」 マサ「やめんでいいやろ」 タケシ「監督にやめると、言ってきました」  マサ「何でお前、そんなこと言うんだ」 

たわいない会話だが、どちらに立場を考えても ちょっとジンとくる。男の魅力ってのは重ねた年輪とその中身だなとつくずく思う。

まあ、この人たちの足下にも及ばないが、せいぜい良い年輪を刻めるように努めよう。

 

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知識は力なり Knowledge Is Power !

きょうはビンテージギター好き向きの話題。

以前にも触れたが、ディーク・ディッカーソンというとっても器用なギタリストがいる。ロカビリー・カントリー・サーフィン・エレキインストまで幅広くプレイするとても貴重な存在でステージでもビンテージギターやアンプを使い、彼のステージは本当にまるでその当時にタイムスリップした気分に浸らせてくれる。

毎年1月に南カリフォルニアで、ギター・ギーク・フェスティバルというホテルのボールルームでの小さなコンサートを開いてきた。1月は同じ週末にギタートレーダーのショーやアンティーク玩具のショーが近隣であるので私もほぼ毎年顔を出してきた。ゲストのミュージシャンも昔のギター音楽の好きな人にはすごい顔ぶれで、これまでDuan Eddy、Nokie Edwards をはじめ、サーフインストので有名な Safaris、Chantays Belairsなどのメンバーが参加している。

As already stated in my blog, Deke Dickerson is one of my favorite guitarists, He plays every kind of old music -- rockabilly, country music, surfing music and more. He always plays such nostalgic music with vintage guitars and equipments on his stage. It makes me slip back in time to 50's or 60's era. So he is the time machine for old music fans. Every January he's held Deke's Guitar Festival in Southern California, in which a lot of famous old style music players and bands get together at some kind like a  ball room of small hotel and play his historical songs, 

So far I have seen Duane Eddy, Nokie Edwards of the Ventures, Safaris, Chantays, Belaires and more--those who are remembered in guitar music history.

(↑写真右Duan Eddy 左Deke Dickerson) 

ライブと言ってもなにぶん、大きなパーティーのようなのでこんな感じで一緒話を聞いたりできるアットホームな催しもので、毎年とても楽しみにしていたが、ちょっと昨今人気が出てしまって大人数の観客を収容しきれなくなり、今年で終わりと言うことで。毎年の楽しみがなくなってとても残念!

We can see such big names right in front of our eyes due to being in such a small room -- just as if we were in someone's home party, Unfortunately It's a shame that this year was the last one and no festival won't be held any more because it got too popular year by year and the ball room is too small for a lot of audience to have the concert.

(↑写真中央・ディーク・ディッカーソン)( fron the left Jim- my pal, Deke, Me)
(By the way Jim has ever won the prize of Electric Guitar in the Festival twice in a row ! - Lucky guy !) 

そんな彼が「屋根裏のストラト ~ギター考古学のおもしろいお話~」 という本を書いた。

Well, get into the main issue, recently Deke wrote the book called "The Strat In The Attic - Thrilling Stories of Guitar Archaeology -

 

これがなかなか面白い本で、特定なビンテージギターにまつわるエピソードが各章ごとに書かれている。

This book is pretty good for vintage guitar maniacs.  In each chapter he describes unknown episode of one particular old guitar and very story is so interesting. 

Now I am going to introduce one story from the book titled " Knowledge is Power"

ひとつご紹介しよう。 

「知識は力なり」というこの章。
 
ある南カリフォルニア在住のギター商でもありリペアマンでもあるSoest氏が、家族と一緒に休暇旅行中にサンタバーバラにあるさびれたギター店で、へんてこな古くさい黒いギターを見つける。店主は、「モズライトのようだが、誰かがまねして作ろうとしたジャンク品だから90ドルでいいよ。」とのこと。ヘッドの形状はMなどのマットがなく、真っ平ら、ロゴもないが、ネックはセットネックでボディにバインディングがあり、テイルピースの下部にVibramuteと書いてあり後に世に出る初期のベンチャーズモデルと似ている部分がとても多かったので、コイツはもしかしたら・・・と思い、とりあえず90ドルを払い持ち帰る。
 
その後、Soest氏は直接モズライト社創業者のセミーモズレーにあって確認するとまちがいなくこれは彼がこの独特のボディ形状のモデルを考案した当初のモノで、Standel社というギターアンプの会社に納めたものとのこと。当時セミーモズレーは地元の若者を工員として採用して単純作業をさせていたが、ある若者が勝手にギターヘッドの材の先端をまとめて寸法を誤ってカットしてしまったらしい。セミーはそれらをゴミにするほど余裕がなかったのでしかたなくそのままギターを作り、ちょっと短くて平らなギターを作り納入したらしい。

Steve Soest who owns a guitar store and also is a repair man, once stopped by a small rustic guitar shop in Santa Barbara on the way back his home when he was on vacation with his family. He found out a primitive black guitar on the wall and it looked just like a Mosrite ventures Model . It was crudely made but was definitely old. The shop owner said to him "Maybe someone tried to build up one in the image of Mosrite,  I can do $90 if you want "   

The guitar was bound and had the input jack on the side of the body just like the earliest Ventures Model from 1963. The neck was glued in and not bolted on, which was also early Mosrite feature., above all the tail piece said "Vibramute" - The most peculiar point of The ventures Model ! 

Steve bought it for $90 and took it home with him. 

He eventually showed it to Semie Mosley, the founder of Mosrite Guitars and he confirmed it was the earliest prototype Ventures model which was made for Standel Company when he invented the iconic body shape at the tin shed in Bakersfield. At that time he and his bro Andy lived there and just barely scraping by in the guitar business. Semie also said he often enlist local teenagers to work on guitars , mostly doing the grunt work he didn't want to do. One day a young employee cut the tops off the headstocks of a dozen guitars before Semi caught him. During those lean early years Semie couldn't afford to scrap the guitars and he simply finished them and sold with the odd saw-off flat head stock shape!

(↑そのギターとセミーモズレーの写真)
 
そのギターが下の写真上の黒いやつ、下のサンバーストのモデルがその後に量産開始された初期のベンチャーズモデル。ボディシェイプやトップのジャーマンカーブ、バインディングなどもパーツもほぼ踏襲されたのもわかるが、なるほどヘッドの先端が寸法足らずで仕方なく真っ直ぐにカットされたのがよくわかる。(写真の縮尺が一緒でないのでわかりづらいが3~4弦のペグから先端までの距離を見るとよくわかる)

Take a look at the photo below.

The black one is the exact one Steve bought.. Sunburst one below is early production model sold as the Ventures Model in 1963. You can recognize those 2 are so similar in shape and some parts on body top. And Watch the headstock shape ! Later one's headstock was long and has been cut at a slant with M-shaped cut on top. The black one was saw off straightly  - just flat head. 

Two guitars photos were taken by different scale size though, you can see the length from upper pegs to the end of the headstock was unequal - I mean the black one was shorter than later one. 

The prototype has the vibramute made of Aluminum which we can rarely find out in very early prototype of 63 Model. Control knobs has a letter "G" on top which were supplied by Guild. In fact Semie had some order from Guild and later Guild has cancelled it after he had already put the Guild name on Vibramute plate top. So he filed away the Guild name with some machine and didn't scrap them again and he re-used. The black one has it, Later model below has the letter "Mosrite" on top of the plate - but nothing on top for upper black one. You may notice a vestige Semie tried to get off the letters if you have good eyes. 

バイブラミュート、ブリッジはアルミで後の進化したプロトタイプと同じである。コントロールノブもGマークの入ったギルド社のもの。そういえばバイブラミュートの黒い部分もギルド社からキャンセルになって仕方なく削って黒くしたままだ。
かくして世界で唯一の歴史的なギターをたった90ドルで売ってしまったサンタバーバラのギター店主。Soest氏はたっぷり儲けて売りさばき、また誰かがこのギターを買い、そしてまた売り、値は上がり はるか東方の島、ジパングに渡っていくのでありました。ー 実はこのギター、私も一度 現物を見ている。その後、高くなったこのギターは日本のあるビンテージギターショップに買われ その時、実際に私も見せてもらった。 ー 
 
まさに「知識は力なり」ということ? それにしても サンタバーバラのギター店主は後で知ったのだろうか?知らなければまさに「知らぬが仏」ってとこだね。

Now the story ends. The local guitar shop owner who sold "the one and only in the world" at only 90 bucks. This rare one eventually found  a buyer in Japan - I know who bought it. andI actually have seen it in front of my eyes, the last buyer must have paid a lot for that. 

Steve and eagle-eyed dealers made a considerable profit !   There's no doubt - "Knowledge is Power! "

In the meantime I was wondering the local guitar shop owner lately knew it was the one-of-a-kind guitar... 
If he didn't...  Ignorance is bliss,  happy ignorance !
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EMOBILE (イー・モバイル)はイイモバイルの会社とはいえないなあ。

契約しているポケットWiFi の EMOBILE (イー・モバイル)から電話。

「現在お使いいただいていますポケットWiFi の速度を新機種で大幅にアップします。 料金はそのままです。ぜひ如何ですか? 」

とのこと。 具体的には・・・・

 現在 最大   受信時速度 42 Mbps  送信時速度 5.8 Mbps

これが8月から 最大 受信時速度 75 Mbps   送信時速度 25 Mbps になるという。

そこだけ聞くと結構なお話だが・・・

更に内容を確認すると、その新しい機種に切り替わってからその時点から2年の ”契約しばり” が新たに生じる。すなわち切り替わってから2年以内に解約するとペナルティとして解約料を別に取られるのである。

私の契約は今年2013年の11月末で終わる。これを新しい機種にすると 2015年の7月までペナルティなしで解約することができなくなる。

そもそも LTEのやWiFiスポットの普及で もはやポケットWiFi の必要性がかつてほどないので、11月で終了しようと思っていた。

であるから 私はその機種には替えないで現在のままでいいです。と答える。

ここまではなんら問題ないのだが、問題はそこから先である。

いまのままの契約だとなんと 今使っているポケットWiFi の速度がダウンしてしまうのである。

いまのままの契約だと

8月から 最大   受信時速度 21 Mbps  送信時速度 5.8 Mbps になってしまうのである。

 要するに このままだと Emobileは 私から 毎月同じ額を頂いて 性能は 落とします っていうことだ。

 それがイヤなら性能アップを選んで 新たな2年縛りで 契約しなさいということなのだ。

 こんなの契約違反でしょ。どう考えてもおかしくないでしょうかと いうと 担当者は すみません だけ

で、解約するわ、そんなモン! これで解約のペナルティなんか取るなら 文句いいますよ  というと

 その担当者は 逃げるように では 解約担当から 電話をかけさせます。 だって・・・・

この人にこれ以上言っても拉致があかないから電話を切った。 

すると翌日 解約担当と称す担当者から電話。 

再度、説明し  こんなのおかしいでしょ? というと ただ平謝り。

端的に言えば、

毎月 100g あたり 300円の お肉を買い続けたとして・・・ 来月からは同じ 300円 頂いて 200gあげますよ、

でも更に2年間買い続けてね。 ということ

で、いやだよ、ボクの契約は11月までだから11月で辞めるから毎月300円払うので、11月まで100g くれればいいよ。

というと、ダメなんですよ。11がつまでは 300円で 50g しかあげませんよ っていうことでしょ。

 これって今の私とEMOBILEの今年11月までに交わし契約でいえば 詐欺でしょ??? 違います??

EMOBILEは私に今年11月まで  受信時速度 42 Mbps  送信時速度 5.8 Mbps を 提供する義務があるでしょ?

同じ金額で 品質下げるって 契約違反でしょ???

結局、解約担当の私への提示は・・・ 

「本来なら壱万円弱の途中解約は今回取らないことにし明日で解約させて戴きますあわせて解約の申し込みも本来郵便で解約書類を取り寄せてそれを送らなくてはいけないのですが、それもなしでこの電話で解約完了にします 。」

こんな会社とつきあいたくないので ハイ結構ですよ、それで解約しますと 承諾。

その後、こんなことあって良いのかと 東京の消費生活センターに 連絡、調査依頼しました。 

いろんなこと言って 契約期間を引っ張って契約解除を避けるために 一生懸命なのはわかるけど基本的なルールは守らないとね・・・

 

近未来的には WiFiスポットだらけの世の中になるだろうから、こういうモノも入らなくなりそうだし、そういう時になってこういう考え方の会社は残らないだろうなあ。

商売ってのは誠実でないとダメだよなあ・・・・ 

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