goo

タイカンを体幹で体感 -  電気自動車 タイカン 試乗の感想

(良い点)

テスラは新しい移動用電子デバイスという感想だったが、タイカンは高性能車の最先端の感。長年培った自動車を走らせるための技術の差が走りのできばえに反映されている。

モーターによる直接的な運動による無駄のないロケット加速と回生ブレーキによる異次元の制動。いわば子供の頃遊んだスロットカーレーシングの実寸版。

スピードを出して急減速を試すと、効果的な回生ブレーキによって少ない距離で急減速できているので、急減速をしているのにブレーキに負担がかかっていないのが感じられる。以上からハイブリッドを含むエンジンの終幕を感じる。

エンジンと伝達駆動系の重量物がないことなどから前後オーバーハングの重量物が少なくモーターとバッテリーの重量物は前後軸間内にほぼ均等、かつ低い位置に収まっている。これはスポーツカーの理想。

(悪い点)

充電満杯で、途中止まらずに東京から名古屋までさえもいけない。

意外と荷物の乗らないムダにデカい図体。

(結論)

充電インフラの拡充と電気自動車の普及の速度がどうなるのか?このバランスが充電インフラ不足の方向に振れると高速のパーキングなどで充電渋滞の危惧もありうる。ガソリンと違って一回の充電に30分程度かかる。充電インフラの拡充と充電時間短縮がどう進むか注視したい。結論は素晴らしい点が多々あるが、今日明日慌てて飛びつく理由がない。

とはいえ、3年から5年後には避けて通れない選択になると思う。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )