Feelin' Kinda Lucky

ちょっと書いとこう・・・・

Starbucks vs. MUJI

2017年07月27日 | food

過日、シアトルで コーヒーの“体験型施設”「スターバックス リザーブ ロースタリー」の1号店に立ち寄った。来年は中目黒に4号店が出来るらしい。

店に入ると、意外にコーヒーの香りがしないのに驚き!?

選んでオーダーできる。2つを選んでこんな感じでポットで注文してみた。コーヒーにうるさい人には楽しいかもね。

私はコーヒーに関しては通ではありませんがほぼ中毒。

百聞は一見・・・店内、こんな感じ。(クリックすると動画に飛びます)

さて、こちらずいぶん長く待ってやっとMUJIの『豆から挽けるコーヒーメーカー』がきた。挽きとドリップが工夫されていてプロの味を再現できるというのが売り。

寸法は ずっと使っているとなりにあるパナソニックのコーヒーメーカーより幅は細いが奥行きは長い。

説明書、サッと見るとめんどうくさそう・・・

とりあえずフィルターセットして・・・

横にある湯を沸かす部分に水をいれて・・・

上にあるミルの蓋をとって豆をお好みで入れる。軽量カップが付属しているのでわかりやすい。

豆からか 粉からか を選択。

ココで挽き具合の加減をセット。

カップ数をセット。3杯までしかできない。

いきなりミルがスタートして開始。およそ6分位で完了。 

後片付けはさほど面倒ではない。フィルターに残った粉を捨てる。洗うものは サーバーの器とフィルターのドリップ部分。ミルの部分は残った粉が付くので気になったらキリがない。まあ、適度にたまった粉を除去するってところでしょうか?時々、ミル部分をガレージに持ってってコンプレッサーで吹っ飛ばせってとこかな。 

お味・・・  

すばらしい の一言。 ワーっ 感動。「か、っかっ、香りが・・・」 すいません、レポートがヘタで。

とりあえず使った感想としては、この先、耐久性は大丈夫かどうかわからないが、これがウチにあれば スタバのロースタリーも行く必要ないな。

値段的にコーヒーの味にこだわらない人には高いが、コーヒーにこだわる人ならこの価格でもキチンと作業標準を守って良質の豆で毎回安定した美味しい味が楽しめるのは魅力。


「当たり前なことを当たり前にやる」

2017年07月10日 | Miscellaneous

軽井沢に佐藤シューズという100年の歴史を誇る靴屋さんがある。私も子供の頃から靴を買ってきた思い出がある。

先日、夏でも洗えてクルマの運転もできそうなサンダルの換えを購入した。

買ってきて後日履いてみると 左の甲のところがなんか、痛くて1日履いていたら小さな傷になってしまった。 

よく見ると ヒモを通す所の支持部の甲のところにあたるやや硬い成型部分が一部反転してしまいそれが甲に当たるようだった。さらにベロ(正確にはシュータンというらしい)の幅がやや狭いので その反転をカバーしきれないという問題もあるようだった。

 

とりいそぎ、お店に電話したら即時、店長から連絡があり、交換なり返金処理するので、ものを確認したいので着払いで送り返して下さいと丁寧な連絡。

で、送り返すと、すぐに着後 電話があり、私の指摘と同じ見解で ご迷惑をおかけしたとのことで次のような処置をした・するとのこと。

  1. 店内の在庫が現在ほかに2つしかないのでとりあえず良さそうな方を送るので試してみてダメなら送り返して下さい。返金します。
  2. 合わせてメーカー側にその問題をすでに連絡したので 今後の製品にフィードバックすべきと伝達した。

そしてその翌日にすぐ代替品が届き、それは1日はいても大丈夫だった。やはり原因はなにかのきっかけで当該成型部分が裏返ってしまったようだ。

 この間 問題発生から対処まで 3日でことが解決している。

この初動の良さと的確な対応が クレーム処理のツボである。又、歯止め的な意味合いで メーカー側への問題を連絡して製品にフィードバックすべしという対応もすばらしい。当たり前なようで、当たり前に出来ていないケースが多い。 企業規模の大小でない。姿勢である。 

シートベルトのタカタは生命に関わる重大なことにも関わらず 初動でもたつき、その後の対応が曖昧になり問題が長期化して会社の命取りになった。トヨタの豊田章夫社長は就任直後、米国の同様の問題を自ら率先し公の場に出て最善を尽くした。トヨタにしてみれば、彼らの管理のキモ「当たり前なことを当たり前にやる」だけのことである。

あのどこにでもある讃岐うどんの店はカビ問題が発生したとき、なるべく穏便にして時間の経過を待ったような印象がある。その間、謝罪や問題の経緯や再発防止などが情報として大きく消費者に流れなかった。こういう隠匿志向姿勢の会社は危ないからそのチェーン店では私はそれ以降食べない。仕事でも小さなことをキッチリとしない業者とは付き合わない。

私は30代前半に製造業の品質保証分野で多くのクレームを処理してきた。一件辛いような仕事だがとても勉強になった。叱られつつも得意先の購買の方や品質保証分野の方は良く若い私に処理のあるべき姿を教えてくださった。一般的にクレーム処理は頭を下げるのが上手な人の仕事と言われそうだがそれはちがう。

その経験上、クレーム対応のコツは・・・ 

1.早い対応 2.確実な原因究明と対策 3,再発防止のための歯止め 4.顧客にも社内にも全てオープンにする ・・・・ の4箇条 と思う。

そして何より、実はクレーム処理は 自社の評価を上げるチャンスなのである。「災い転じて福となす」のである。それをトップが自ら率先することだ。

会社の姿勢がよくわかる機会だ。良い会社はどんなに小さなことでも顧客に迷惑をかけたら挽回に即効でベストを尽くす。顧客は良く見ている。

もちろん不具合やクレームは起きないように根本から管理するのが大切なのは言うまでもない。 

実はこのシューズ、セール品で とても安く買うことが出来た。安い上、次回割引クーポンも頂いた上に、適切なクレーム処理でなにやらこちらが恐縮した。

佐藤シューズ。100年の歴史はダテではないようだ。


元気頂きました!老け込んじゃいられません。

2017年07月04日 | Sports & Entertainment

さて、1960年代中盤、ニッポンのエレキブームの最先端を走っていた大先輩、重原さんが参加されているバンド「KAMSIN」のライブに伺いました。 

重原さんもお元気で60年代のジャズマスターをプレイ。ツインリバーブとの相性抜群な良い感じのフェンダーサウンド。さすが年期が入っています。

リードボーカルは重原さんの奥様のお姉さまです。メンバーの多くは私より大先輩ですのに、2時間のライブを一度の休憩で精力的にこなすのには脱帽です。私も「もう腰痛くて立ってレスポール弾けない」なんて言っていてはダメですね。

重原さんと五島さんと記念写真。お二人ともかつてのあの伝説のビートニクスのメンバーです。リードギターの五島さんはあの東宝映画「エレキの若大将」の主人公、田能九と田沼雄一のエレキ物語のヒントになった方です。当時、五島さんの実家は築地の旅館を経営されておられ、実家の宿のベランダかどこかでビートニクスの練習風景を見た常連客の東宝の脚本家、田波靖男氏が「エレキの若大将」を思いついたそうです。五島さんは立教高校時代からギターの名手で、高校生の時に旅館の常連客だったやはり先輩の歌手でよく渡米をしていた灰田勝彦氏に頼んでストラトキャスタ-を入手していたという信じがたい話があります。(ストラトキャスタ-は大卒初任給2万円台の時代に銀座のヤマハや山野で20万円してました。小学生のクセに12,500円のグヤトーンを買って貰ってうれしくて抱いて寝た私など可愛いモンです。)

例のベンチャーズの 衝撃の65年1月の来日時に使用した63年モデルのサイドジャックのモズライトを重原さん達は入手されたのに五島さんは買われなかったのは、白のジャズマスターを買ったばかりで資金調達できなかったからだそうです。それでも翌年に銀座のヤマハで後のバインディングのないサンバーストの65年モデルを買ったそうです。・・・・・ってことは私が子供の頃、よだれを垂らしてショーウィンドウから眺めたあのサンバーストの65年モデルはてっきりプロの寺内某が購入したと聞いていましたが、ひょっとすると五島さんの手に渡っていたのかもしれません。ビートニクスは大学卒業と同時にプロの誘いを蹴って親との約束通りバンドから「足を洗った」のでしたが、ビレッジシンガーズの小松さんやランチャーズの堤さん、フィンガーズの成毛さんやスパイダーズなどとも一緒に活動したこともあったわけですし、実力も世間では評判でしたから、そのままプロになっていたらそれなりに名を残したのでしょうね。五島さんも重原さん同様、今でもカントリーのバンドでバリバリでテレキャスターを弾いてご活躍だそうです。

いやあ、先輩方またまたお会いできて良かった。まだまだお元気でギター抱えてステージ立っておられる。背中押されました。

これからもますますお元気でご活躍ください!

PS. 重原さんや五島さんの伝説のエレキバンド、ビートニクスに関しては詳しくは以下過去ログ是非ご参照下さい。→ 伝説のシリアルナンバー47   

(記事の内容ならびに写真は重原さんのご好意で掲載していますので無断流用はなさらないようお願いいたします)(All photos above are posted under Mr. Shegehara's permission and please do not photonap them)