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口と頭<主張と理屈>は休ませ、耳と心<理解と祈り>を大事に

2011年08月23日 | 日記

「人生の達人・大境涯を目指す」ご同輩へ      

ふとしたことで意見が対立する場合がある。そんな時は、どんなに自分の意見が正しいと思っても、一方的に主張するばかりでは相互理解は難しい

意地の張り合いになると、さらに収拾がつかなくなる。最初は言葉の綾に感情が高ぶっただけなのに……ということも多いはず

人間関係を専門とする成人教育で有名なデール・カーネギーは綴る。「わたしは、残念ながら、四十近くになってやっと、人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだということが、わかりかけてきた」。そして「他人のあら探しは、なんの役にも立たない。相手は、すぐさま防御体制をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう」(『人を動かす』山口博訳)と、人が陥りがちな傾向性を指摘する

聖人曰く「わざわいは口より出でて身をやぶる・さいわいは心よりいでて我をかざる」と仰せ。不用意な言葉で信用をなくしてはならない。人々の幸福を願い行動することで、自身を輝かせていきたいものだ

 意見が対立した時、ひとまず口と頭〈主張と理屈〉は休ませ、耳と心〈理解と祈り〉を大事にしよう。自説を主張するのは、相手の気持ちが和らいでからでも遅くない。


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