〈Seikyo Gift〉 沖縄本土復帰50年――生命尊厳の「永遠の都」を 池田大作先生の写真と言葉「四季の励まし」2022年7月31日
【写真説明】白い砂浜にエメラルドの海。寄せては返す波が、さざめいていた。1994年(平成6年)2月、池田大作先生がアジア歴訪の平和旅を終え、沖縄を訪問。かりゆしの海にカメラを向けた。
この折、先生は沖縄広布40周年記念総会に出席。沖縄戦の惨禍に触れつつ、「沖縄からアジアへ、そして世界へ、広宣流布の旅を続ける決心である」と語った。
先生が小説『人間革命』を起稿したのも沖縄の地。この深き思いに応えて、沖縄の友は、平和の楽土を築く人間革命の挑戦を貫いてきた。本土復帰50年を迎えた今、「命どぅ宝(命こそ宝)」の心に学び、平和への誓いを新たにしたい。(5月15日付)
一番苦しんだ人が、
一番幸せになる
権利がある。
最も侮蔑され、
虐げられてきた
民衆こそが、
最も誇り高く凱歌を
轟かせる権利がある。
その大転換へ、
宿命に涙してきた
一人一人が、
永遠の幸福を
勝ち開くためにこそ、
日蓮大聖人の仏法はある。
「イチャリバチョーデー
(出会えば、皆、兄弟)」
――沖縄には、
人と人との出会いを
大事にし、
いかなる出会いも
深き友情に高めゆく
豊かな精神性がある。
その平等に
語り合う場には、
海風が薫り、
明るい青空や
星空が広がる。
我らの「沖縄精神」は、
まさに「対話の精神」だ。
一人の声に耳を傾け、
一人の友を励まし、
一対一の対話を広げる。
この最も地道な
菩薩道こそ、
新たな平和の潮流を
起こす第一歩だ。
広宣流布とは、
平和と文化と教育の
「永遠の都」をつくる
大事業である。
正義と幸福の「永遠の都」。
民衆勝利の「永遠の都」。
人間讃歌の「永遠の都」。
生命尊厳の「永遠の都」。
常楽我浄の「永遠の都」。
これらの大建設は、
人類が何千年来、
求めてきた夢である。
目標である。
妙法を持つ人は皆、
尊極の生命の宝塔であり、
人間主義の柱である。
それぞれの地域にあって、
広布の使命に
一人立つ同志は、
まさしく希望の柱だ。
苦難に負けない強さ、
人のために尽くす生き方、
その姿そのものが
平和の柱なのである。