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日々の積み重ねが、大事な歴史……

海ほおずき

2011年07月24日 | 文化

海ほおずき

巻貝の卵嚢(らんのう)のこと。植物のホオズキと使用方法が似て、かつての日本ではグンバイホオズキなどの卵嚢が、口に含んで音を鳴らして遊ぶ使い捨ての玩具として縁日や海辺の駄菓子屋で売られていたそうです。

また、江戸中期(※すでに元禄年間には)頃には遊女が同様に使用していた様子も当時の風俗を記した絵巻などに描かれている。

古民具や骨董品の中には卵のうが持つベッコウや琥珀にも似た色半透明で弾力があり加工しやすい材質を利用して庶民のかんざしや装飾材料として、そのままの形や加工品に用いられたものも見かけられるそうです。

人間の好奇心と工夫する知恵には関心しますね。  
夏の海に思いを寄せるこの頃……巻貝を耳にかざして潮騒を聞く想像もよきものハープの音色が打ち寄せる波のように訪れるかもしれません
   

コメント
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