これはあくまでも
私が感じるジブリ作品の特徴なんだけども。
そこまで顔にでますか~というくらい
表情が豊かで、喜怒哀楽が激しく、
ケンカするんだけど、
それがやたらほほえましく大人げないものだったり、
やたらオンナが強かったり(笑)
ものすごく身近にあるちっちゃな幸せを
とってもキラキラする宝石のようにみせてくれたり、
「オトナから子供まで楽しめて、わかりやすく」
んで、最後に、ココ大事なんだが。
「オチがわかっていても何度でも見たくなるし
見ても飽きない」んである。
…最近この最後のコレが薄れつつあるんだけども。(わわわわわ)
で、
そういう目で「コクリコ坂から」をみると
正直、子供には盛り上がりに欠けるつまらないものに
見えはしないだろうかという老婆心ムクムクだったんである。
「ゲド戦記」の印象が、
あのときのまあいろいろありました~なもめごとが
コチラの頭にも残ってるから
宮崎吾朗というひとがジブリをしょっていくには
まだまだ偏見もあるだろうし、
大きすぎる期待と、
お父さんと同じじゃあかんけど、お父さんの映画が好きなひとに
自分らしさを認めてもらうにはまだ何がしかのハードルがあるって
・・・どうしてもそういう感想になっちゃうことを
お許しくださいませませ・・・。
物語はものすごく淡々と進んでいく。
じゃあ面白くないのかといわれたらそんなことは決してない。
ただ、ちっちゃい子向きでないことは確か。
どちらかというと、60年代をすこしでもかすってる人間にとって
心がほのかに優しい気持ちに包まれる作品。
誰かが書いていたがファンタジーというよりはノスタルジー。
時代背景が「ALWAYS三丁目の夕日」とほぼ同時期なので
アニメよりは実写で見たかったなという映画。
声優陣がけっこう豪華な「俳優たち」だったせいもあって
そのまんまやればいいじゃん!という作品だった・・・。
アニメの絵のきれいさというたら
新海誠さんとか見てるからコチラの期待度もあってちょっとね・・・。
3Dに十分対抗できたポニョとも違ってたし。
なんでジブリがこの題材を選んだのか、しかもこういう描き方しちゃったのか
そうじゃないだろ~ってのが少しひっかかってしまった。
ドンパチシーンがなくても反戦メッセージはこめられる。
昔の高校生のほうがイマドキの若者よりしっかりしてたのかなとも思う。
物を大切にしていた、背筋のばしてけなげに生きていた、
そして何より誠実だった・・・古きよき時代の話(わわわわわ)
ただ、表情のメリハリだったり物語の起承転結だったり
一番もりあがるとこどこだったん?っていわれると困る・・・ことからも
夏休みにラピュタやトトロのような映画を期待していった子供たちには
どうなんだろうな~っていう作品だなって・・・
(ゴメンナサイこんな言い方で)
PS:ただね~も一つ言わせてっ
手島葵の声大好き~~~
あの人の歌は魂を浄化しますっ♪(またおおげさ)
あの声聞くためだけにシネコンもいっかい行ってもいいくらい
(そこまでいうか)
実際予告であの声聞いたときに
コレ見たくなったくらいだから(おいおい)
さよならの夏~コクリコ坂から~ (コクリコ坂から・主題歌) | |
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彼女は宮崎吾朗にとって絶対に女神です(笑)