リンドウ科の多年草。乾いた山地や草地に自生する。
竜胆は漢名で根を噛むと苦く、竜の肝のようだというのでこの名がついた。
九月~十一月、茎先に紫色の筒状の花をつける。花冠は星形に五裂している。
日のあたるときだけ開き、夜間や雨天、曇天には花を閉じる。古い時代に使われた和名の衣也美久佐(えやみぐさ)は、
病のときに薬になるという意味であった。
根は健胃剤として用いられた。
竜胆を見る眼かへすや露の中・・(飯田蛇笏)・・
今日聴いたジャズ・・・TERJE GEWELT with CHRISTIAN JACOB・・『INTERPLAY』
テリエ・ゲヴェルトとクリスチャン・ジェイコブの奇跡の3部作といわれる中の一枚。
他の2枚、「HOPE」「DUALITY」については、以前書いたので、今日はこの”INTERPLAY”を繰り返し聴いていた。
マイルス&エヴァンスの曲、ジョー・ザビエルの曲に加えて、テリエ・ゲヴェルトとクリスチャン・ジェイコブのオリジナルを
織り交ぜた一枚。二人の会話をしみじみと聴ける、得も言われぬ美旋律に聴き入ってしまう。
”HOPE”にも”DUALITY”にも感銘を受けたけれど、本作も同様に素晴らしい。ピアノとベースのデュオは基本的に好きで、いろいろ
聴いたけど、この二人によるアルバムは格別に心に沁みるものがある。
たまに拍手が聞こえて、ライブ盤なんだなぁと思う。それだけ、聴衆が聴き入っているのが伝わってくる。
これらの3部作を目のあたりに聴けた人々が羨ましくてならない。
1・BLUE IN GREEN・・2・VOILA VOILA・・3・A REMARK YOU MADE・・4・MIDNIGHT MOOD・・5・LITTLE EYES・・
6・THE FENS・・7・MAY-BE・・8・WHEN SHE CONSOLES ME・・9・SOLAR・・10・NOVEMBER・・
6、7、10はテリエ・ゲヴェルトのオリジナル、2、5、8はクリスチャン・ジェイコブのオリジナル・・・
二人の作曲家としての才能にも感動してしまう。
2002年10月13日 オスロにて録音・・・