つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

もう週末に・・・

2012-06-08 16:14:29 | ジャズ

 今日は真夏日・・
 梅雨の時期があるのだろうか?
 そんなことを思う一日・・・
 雨に映える紫陽花がさまざまに色を変えて美しい表情を見せている
 せっかくのお天気なのでフィットネスクラブへ行ってきた・・

 今聴いているジャズ・・・

 日野晧正・・「トランス・ブルー」


 かすかなストリングスをバックに各々のプレイが光るラヴ・サウンド・スタンダード集です。

 1・MY FUNNY VALENTINE・・2・ALONE、ALONE AND ALONE・・3・BLACK ORPHEUS・・
 4・MY ONE AND ONLY LOVE・・5・GREEN SLEEVES・・6・BUT BEAUTIFUL・・
 7・NATURE BOY・・8・HOLD MY HAND ・・9・LUSH LIFE

 全曲で日野晧正のコルネットが聴ける。中には5のようなイギリスの民謡を取り上げて
 いるところも面白い。唯一2だけが日野晧正のオリジナルでほかはお馴染みのスタンダード
 が収録されてる。

 参加しているジム・ホール(ギター)ケニー・カークランド(ピアノ)の美しいサウンドを
 聴けるのもうれしい。1&6ではグラディテイトのヴォーカルを楽しめる。
 ケニー・カークランドは惜しくも故人になってしまったが生前は日本人との共演も多く
 ブランフォード・マルサリスとは特に親交が深ったようで、ブランフォードのアルバム
 には殆どケニーが参加している。残念ながらリーダー作は「KENNY KIRKLAND」しかない。

 また2だが来日していたブルー・ミッチェル(トランペッター)がたまたま日野晧正の演奏
 するこの曲を聴いてすっかり気に入り自己のリーダー作「DOWN WITH IT!」でこの曲を
 吹いている。彼のヴァージョンも好きなのでこちらも聴いてほしい

 日野晧正(コルネット)グラディテイト(ドラムス&ヴォーカル)エディ・ゴメス(ベース)
 ケニー・カークランド(ピアノ)ジム・ホール(ギター)デヴィッド・ネイディアン(バイオリン)

 日野晧正:

 1942年10月25日東京生まれ。

 日本を代表する世界的なジャズトランペット(コルネット)奏者。
 アメリカ、ニューヨーク在住。父はタップダンサーでトランペット奏者の日野敏。
 弟はジャズ・ドラマーの日野元彦。ベーシストの日野賢ニは次男。

 日野晧正クインテットではメンバーに新人を加え育てていくことで有名。
 1950年代前半に「日本音楽学校」に通いトランペットを習った。また、トランペット
 奏者であった坂上弘からもトランペットの手ほどきを受けた。

 私生活では20歳の時知り合った恋人と最初の結婚をする。
 その後、再々婚した現在の妻はアメリカ人・・