昨日梅雨入りしたばかりなのに今日はまた晴れて
気温も上がり暑い一日だった・・
ちょっと近場で買い物をしてきた。。
街行く人々もすっかり夏の装い・・
明日は梅雨空に戻るのだろうか?
今聴いているジャズ・・・
ビリー・ホリディ・・「LADY IN SATIN」
売春罪で投獄され、麻薬容疑で逮捕され、人種差別に苦しんだビリー・ホリディの
ドラマチックな人生はダイアナ・ロスの主演で映画化された。
確かにビリーほど壮絶な人生を送った歌手も珍しい。
本作は亡くなる前の年58年に録音されたもの。レイ・エリス編曲、指揮のストリンズ入り
オーケスラをバックに気力を振り絞り歌うビリーの声は衰え痛々しいほど。。
エレガントなエリスのアレンジと甘美なストリンズがあまりにも美しいのでビリーの執念とも
いえるような歌声が対照的で、こうした状況だからこそ、その歌声はさらに感動的で胸が痛くなる。
「レディ・デイ」に聴かれる30代の若くてみずみずしいビリー。。ここには正反対の彼女がいる。
でもなぜだか”命の輝き”すら感じてしまう。
1・恋は愚かというけれど・・2・お願いだから・・3・恋を知らないあなた・・4・あなたなしでも
くらせるわ・・5・フォー・オール・ウィ・ノウ・・6・コートにすみれを・・7・心変わりしたあなた・・
8・イージー・トゥ・ラヴ・・9・バット・ビューティフル・・10・不幸でもいいの・・
11・アイル・ビィ・アラウンド・・12・恋路の果て(モノラル・ヴァージョン)・・13・恋は愚か
というけれど(テイク3)・・14・恋は愚かというけれど(テイク2)・・
15・恋路の果て(ジ・オーディオ・ストーリー)・・16・恋路の果て(ステレオ・ヴァージョン)
17・ポーズ・トラック
ビリー・ホリディ:
1915年4月7日アメリカ合衆国フィラデルフィア生まれ。
「レディ・デイ」の呼称で知られる。サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと並んで女性ジャズ・
ボーカリストの御三家一人に数えられる。
彼女の生涯において代表的なレパートリーであった「奇妙な果実」や「GOD BLESS’THE CHILD(神よ恵みを)」
「I LOVE YOU、PORGY」・「FINE AND MELLOW」は後年、多くのミュージシャンに取り上げられるジャズ・
ヴォーカルの古典となった。ジョン・ハモンドに見いだされ、初レコーディングはベニーグッドマン楽団と
行う。その後デディ・ウィルソン楽団、カウントベシー楽団らと共演した。
特に著名なミュージシャン達から大きな目標とされていたサックス奏者、レスターヤングとの共演が名高い。
レスターはビリーのことを「レディ・デイ」と呼びビリーは彼をサックス奏者の代表という意味で
「プレジデント」時には略して「プレス」と呼んだ。
晩年のビリーは精神的にも肉体的にもボロボロの状態だったが決して歌うことをやめなかった。
1959年7月17日 44歳で生涯をとじた・・