ときどき、ドキドキ。ときどき、ふとどき。

曽田修司の備忘録&日々の発見報告集

「展覧会とはなにか-空間と意志-」

2005-09-25 09:02:27 | 横浜トリエンナーレ
「横浜トリエンナーレ2005」の開幕がいよいよ28日(水)に迫った。

「美術手帖」10月号は、「横浜トリエンナーレへ行こう!」という特集を組んでいる。「美術手帖」も「スタジオボイス」も奈良美智+grafを特集している。

ZA-IM(旧関東財務局ビル)に設置されているトリエンナーレ・ステーションでも、関係者の動きが慌ただしい。海外から参加の作家の姿もたくさん見かけた。

市民ボランティア広報グループ「はまことり」も、27日のオープニング・レセプションの時に配布する予定のフリーペーパー「横浜シティアートニュース」第五号の発行やら、トリエンナーレのサポーター(ボランティア)の人たちに自分たちの眼から見たトリエンナーレを報告・紹介してもらうための「サポーターズ・ブログ」の運営、それに、会期中(11月初め頃)に発行を予定している「横浜シティアートニュース」臨時増刊の有料マガジンの編集発行など、予定が目白押しである。

昨日の「はまことり」のミーティングで、マガジンのおよその企画構成案を話し合った。タイトルは、「ジャンピング」に決定。「アートサーカス-日常からの跳躍」にちなんだもの(注)。

ミーティングを終えて帰ろうとしたら、YCAN推進委員会委員長の羽月氏が27日のレセプション終了後の「交流会」開催に向けて、あれこれ準備の真っ最中。関係者間の交流を深めるしかけをあれこれ考えてくれているようなので、期待したい。

以下は、告知。

9/28(水)、29(木)の二日間、オープニングシンポジウム「展覧会とはなにか-空間と意志-」が横浜シンポジア(産業貿易センタービル9階)で開催される。
両日ともに18:00-20:00。
司会は川俣正氏(横浜トリエンナーレ総合ディレクター)。参加費無料。
事前の参加申し込みが必要だが、当日直接会場に行っても大丈夫の模様。

→ トリエンナーレ・イベント情報

いまさらながらに、「展覧会とは何か」である。このテーマ設定からも、川俣氏が従来の展覧会のあり方を今回大きく変えようとしたことが伺われよう。その試みのどこまでが実現されたのか。

「とにかくその場にいる。それが展覧会ディレクターの責任のような気がする」「何でも来いよ。逃げないぞという感じ」(「美術手帖」10月号より)という川俣氏の気迫を感じられるシンポジウムになるだろう。

(注)その後、はまことり編集部内で方針変更があり、有料マガジン「ジャンピング」の発行は中止し、そのかわり、従来通りのフリーペーパーを継続発行することになった。


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