安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

3県合同登山チームで平治岳の深山霧島

2014年06月02日 22時27分16秒 | 日記
 大分の山友から、「平治岳の深山霧島は5月末からが見頃」との連絡があった
 早速、6月1日の日曜日に大分、宮崎、鹿児島の山友4人と平治岳に向かった  清川の物産館で合流
した大分の山友は、ドイツ人と結婚し、帰省中の妹さんを同行してきた  彼女とは初めての合同登山だ
ったが、吉部登山口の駐車場に着く頃には既に気心のあった登山隊の一員になっていた  

 吉部登山口の駐車場には大勢の車が駐車していた  以前は吉部登山口からの登山者は少なく、林道沿
いに駐車していたが、近年は吉部登山口からの登山者が増加したので、2か所の臨時駐車ができている
そのうちの1カ所は、杉林の草を刈っただけの凸凹の地面で、杉の木の間の空き地に駐車している  簡
易トイレを設置しているが、「お手洗いは近くの谷で」  料金は、車が少ないときは「竹の筒」に自分
で300円を入れる  

 林道の駐車場入り口と登山口周辺のゲートでは、所轄市町村の職員が整理をしていた  しかし、吉部
登山口からの登山者の多くは暮雨の滝近くを経由して大船山林道終点、大戸越を経由するか、坊ガツル、
大戸越を経由して登っているようだ 

 私は数年前から、鳴子川の橋を渡り、大船山林道のゲート横を通り、集材路を経由して平治岳に登って
いる  この道は最近登山者が多くなりつつあるようだが、滑りやすい崩壊個所や不安定な梯子などがあ
るので、注意しながら登る

 平治岳本峰の南斜面は深山霧島が満開だった  

 昨年と同様の景色を堪能したが、一抹の不安、寂しさがあった  特に平治岳本峰と南峰との鞍部では
多くの枯れた深山霧島がほぼ根元から伐採されていた  昨年も伐採された深山霧島や枯れた始めた深山
霧島があったが、今年は昨年とは比較にならない広大な伐採地があつた

 また、平治岳本峰から南峰に向かう登山道沿いに、たくさんの蕾を付けたものの、周辺に緑色の葉がな
い枝が目立った  同行者が「この深山霧島はおかしい  尋常ではない」と言っていたが、間違いなく
それらの深山霧島は蕾を付けるところまでで力を使い果たし、この先、花として咲くことはないだろうと
思った  葉のない枝に必死になつて密集したであろう蕾が哀れだった

 環境庁などの関係機関は対策を講じているのだろうが、年ごとに拡大する枯れ木、伐採地を見ると、来
年は平治岳に来ることがためらわれるかもしれないと考えた  

 来季の改善ニュースを期待したいと思いながら下山した

 今回は、登山前のストレッチは私が担当したが、下山後のストレッチは山友の妹さんが担当した
 「チカ式ストレッチ」は、登山中にもヨーガをしていた妹さんのヨーガを取り入れたストレッチだった

    2014年6月2日
 
                                            風

※ 写真は、クリックすると拡大し、もう一度クリックすると更に拡大する
※ 個人情報保護のため顔面を修正している


鳴子川に架かる橋を渡る

不安定な梯子を登る

崩壊個所は木の根を頼りに登る

可能な限りロープは使用しない

平治岳頂上では撮影の順番待ちが必要 撮影してあげ、撮影して頂く

平治岳の南峰から本峰の斜面(東側)

平治岳の南峰から本峰の斜面(西側)

拡大すると右上に小さく人が見える(かも)

南峰から本峰に向かう途中の登山道で上を見上げる

平治岳本峰の深山霧島と・・・

手前に枯れた深山霧島の伐採地が広がっている
 
杉林内の臨時駐車場空地で「チカ式」ストレッチ
 p