安らぎと戒め

仏像と花と山と写真を楽しみます

黒椿(孔雀椿)の花が咲いた

2017年03月13日 08時37分52秒 | 日記
 1967年4月に就職した職場の技術系職員だった先輩は、出身地の山村の茶生産農家が
、摘んだ茶の葉を片道2時間以上かけて製茶工場に持ち込んでいた不便を解消する為、退
職後に山村に茶工場を建設した

 事務系職員の私は、先輩とは最初の職場で2年間同じ部門に所属していたが、人事異動で
私は他の部門に異動した    しかしその後も時々自宅を尋ねたりして交友を続けていた
先輩の自宅近くの小川で雷魚を釣ったことは楽しい思い出だ

 先輩の工場前を経由して山遊びをするときには時折工場に立ち寄って手伝いをしたり、お茶
を頂いたりしていたが、何分狭い山村のこととて、茶生産農家は少なかったため、先輩の工場
は年間営業期間は3~4週間に過ぎなかったので、立ち寄る機会は少なかった

 つまるところ、先輩の建設した茶工場の目的は営利ではなく、幼少時にお世話になった山村
集落の高齢者が多い茶生産者たちへの“ 援助 ”だったのだろう    先輩らしい 

 5~6年前に鹿川渓谷と五葉岳などを楽しんだ帰りに茶工場に立ち寄ったところ、「 良いとこ
ろに来た   茶工場は今日で閉める   片付けを手伝え 」と言われた

 手伝いに来ていた姪御さんの話によると、営業期間は年間1月足らずであるが、80歳になり、
宮崎の自宅を離れて工場の片隅で生活するのは大変になったそうだ   お疲れさま

 昨年秋、「 これは黒椿の苗じゃ   正式には孔雀椿と言うが、俺は黒椿の方がすきじゃ 」と
言って鉢に植えた黒椿をくれた    以前も色々頂いたが、これは珍しい椿で、私も黒椿と呼
びたい   濃い紅色で、黒色に近い花が枝から下垂する姿を想像すると、それは正に黒椿で
あり、何となくロマンチックな気分になった

 昨年の暮れだっただろうか、蕾らしいものが見えたので先輩に電話して性急に「 何時咲くん
ですか 」と訊くと、「 椿は春じゃが 」と叱られた ・・・・・ 相変わらず口は悪い 

 その後も、蕾が大きくなったり、蕾の先端に小さな赤味が見えだしたり、花弁が見えだしたり
した都度連絡してきたが、黒椿の花が咲いたので連絡すると、「 別の珍しい椿の苗を作った   
お前は椿が好きじゃから取りに来い   5本やるから親父さんの所(墓場)にも植えないよ 」
有り難い 

   2017年3月13日
                                           風
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3月4日の黒椿

3月8日の黒椿



3月13日の黒椿
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  ―――――――  以下は庭に咲いている花  ―――――――

バレンタイン(椿)

藪椿

山茶花

チューリップ

桜草

桜草

ムスカリ

ヒアシンス

ヒアシンス

ヒアシンス

カランコエ

サクランボ

ブルーベリー

沈丁花

ニラ花

コピア

ムラサキサギゴケ

シンビジューム

大文字草

ペチュニア

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