10/6~9は、北アルプスの紅葉山行のガイドでした。 奥又白池は昔から前穂高の岩壁を登るクライマーのベース地として利用されてきた場所ですが、「穂高の宝石」とも言われているように登山の対象としても十分過ぎるくらいの素晴らしい場所です(僕的には仙人池より上だと思っていますから・・・)。
さて、今回は折角なら夕日に染まるアルプスの山々、朝日に染まる前穂高の岩壁を存分に満喫して頂きたいとのことから、奥又白池でのテント泊で臨みました。
夕暮れが近づき、なお明るさを増す表銀座(常念岳~横通岳~東天井岳~大天井岳)の山々
AM5時50分頃。日の出が前穂高を染め始めました
奥又白池に写る「逆さ前穂高」
前穂高から北尾根4峰にかけての岩壁群が茜色に染まります。神々しい美しさです!
「逆さ北尾根」といった感じでしょうか。上下どちらが本物か分からないくらいに鮮明に写っていますね。
朝焼け最高潮!
今回一夜を共にしたテント君。素敵なひと時もテント君のお陰です。
すっかり陽も登った奥又白池。前穂高をバックに今回、とっておきの素敵な場所で素敵な時間を過ごされたお二人の記念撮影。
感動を胸に下山です。足下に広がる梓川へは急な下降が続きます。 ガイドとして当たり前のこと「お客さんを絶対に落とさない!」ためにロープで繋いで下りました。
奥又白池からの下山後は明神に泊まり、翌日は明神岳周辺の軽登山へ出かけました。 朝焼けに染まる明神岳(5峰)。
明神岳5峰の岩壁を間近に望む、「宮川のコル」まで登りました。上高地からこんな近い場所で、こんま迫力ある景色が望めるのはココ以外ないでしょうね!
ゆったり、ノンビリと楽しめた4日間の山歩きでした。 話によると涸沢ではこの期間中のテント数が1日に1000張りを超えて史上最高だったとか・・・。 そんな喧騒の穂高周辺とは全く無縁で、奥又白池では4張り(8名!)のみでした。
やっぱり静かな山っていいなぁ~