6/1~2は、12月から続いた雪山シーズン最後の雪山締め括りで剱岳のガイドでした。
公募企画では3日間プランでしたがお申し込みがNさんお一人ということもあり、更にこのNさんは今夏にフランスのモンブランに挑戦される予定なのでその前哨戦として2日間に切り替えての山行でした。
この時期の心配は「雪の腐り」。陽が昇ると途端に激しく腐りだします。それを懸念して早朝出発で登りました。 宿泊の剱御前小屋を3時に出発。一服剱から望む前剱。この時まだ4時5分! ヨーロッパスタイルのハイスピード登山です。
前剱の大岩上部の非常に急な雪壁を登ってくるNさん。
前剱に到着、剱岳本峰を望みます。まだまだ大きく遠~い!
越えてきた前剱の門~平蔵の頭付近の岩峰群のなんと鋭いこと!
雪の時期は登り易い方のカニのヨコバイを往復に使うことが多いですが、折角なので夏同様にカニのタテバイを登りました。アイゼン登攀がポイントですね。
長い行程を経て憧れの雪の剱岳に立つNさん。おめでとうございます!!
雪の時期は実際の山頂よりも積雪分だけ山頂が高くなっていて3000mを突破です(約3003m位?)
祠も僅かに屋根のみ姿を見せている程度なのです。
帰路、剣沢より振り返り見る剱岳。さすがに険しく孤高さを際立たせていました。 あの高く遠い頂までよく頑張って登られたと思います。お疲れ様でした!