そろそろ

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信のブログ

稲盛和夫さんの「吉野家・牛丼事件」

2022-08-30 19:38:26 | 日々の泡立ち。
京セラの創業者、稲盛和夫さんが死去された。

他利を説かれたり、アメーバ経営という発想を
考案したり、
優れた経営者、起業家として知られていた。

青柳は、稲盛さんを囲む経営者集団、
盛和塾の方によくしていただいているので、
いつか公式なインタビューの機会が得られると
思っていたけれどかなわなかった。

今年の4月まで関わっていた雑誌の編集部が、
他の企業体に買収され、素人同然の経営者が
社長になり、訳のわからないことを言い出した時は、
稲盛さんの書籍を読んで
「本当に正しいことは何なのか」を
判断する基準にさせてもらったこともある。

稲盛さんクラスの経営者になると、
あまりお金のにおいがしなくて、
宗教家に近く、正しい人の道がわかり、それを説いた。

日本にあるほとんどの企業体が、
自らの会社の利益ばかりを追いかけて、
スケールが小さくなる中で、
もっと稲盛流の発想が広がればよいと思った。

今、「宗教家である」みたいなことを書いたが、
人としての茶目っ気もあった。

「自分は庶民感覚の経営者である」という
自負から、吉野家の牛丼を愛したが、
「狭い道に、こんな高級車を停めるんじゃない
通れないじぇないか」と
お叱りを受けるような所もあった。

そういうトコが、よいのだ(笑)。
しかしながら、稲盛さんの偉業がかすむことはない。

ご冥福をお祈りいたします。合掌。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20220830-OYT1T50

『英吉利の薔薇(English Rose)』。「ええぞ。ええぞ~ぉ!!」(笑)

2022-08-30 18:39:38 | 日々の泡立ち。
アナログ盤で、聴き込んだ音源は、
CDで持っているのかさえ忘れてしまうことがある。

家を整理したら、「あッ、これ、持っていたんだ」
という感じで、フリートウッド・マックの
アルバム、『英吉利の薔薇(English Rose)』。
ギターは、ピーター・グリーン。

そう言えば、この前、キャロルの内海利勝さんが、
「みんなクラプトン、クラプトン
言うのだけれど、自分はピーター・グリーンの
方が好きだった」って言っていたっけね。

再生して聴いてみると、よいのだ(笑)。
これを聴き込んだ時代より後に
さまざまな音楽に触れてきたけれど、
まったく色褪せていない。

むしろ、今だからこそ、子どもの頃以上に
よさがわかる気がする。
「ええぞ。ええぞ~!!」(笑)

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信

どうしても捨てることのできない「VHS作品」

2022-08-30 18:33:56 | 日々の泡立ち。
8月27日のルノージス・佐藤貴士さんの追悼ライブを
大きな区切りと考えてきた。

納得のいかない形で離れることになった
ある雑誌の仕事への未練を断ち切りたかった。
そして、4月に引越しをした時の多くの
荷物は、段ボールの中に入れたまま、
クーラーのない倉庫に積んだままにしてきた。

夏の終わりを感じるこの時期に、
気持ちを切り替えて、
色々なことを始めようと思っていた。

今日辺りから、いよいよ重い腰を上げて、
上げて、作業にかかった(笑)。

段ボールを開けると、色々なものが出てくる。
一番、驚いたのは、まだ、
VHSのVTRがあったこと。

仲井戸麗市さんの恐らくDVDになっていない
ソロライブの映像
(日刊アスカという夕刊を作っていた時に、
隣の席に座った永峰英太郎さんから頂戴したものだ)。

憂歌団の内田勘太郎さんのギター教則動画
(恐らく、DVD化されていない)。

そして、これはもうDVD化されているのだけれど、
手に入れるのに苦労した
ROGUEの武道館公演の動画。

何があっても手放すことができない
こうした作品が、自分自身を
作ってきたのだと思う。

他の人にとっては、「何じゃこりゃ」かもしれない。
でも、これらは「一生、手放すことはないなぁ」(笑)。

路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信